「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/09«│ 2017/10| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/11
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
2011/06/09
01:25:27
昨日クロシドライト(青石綿)のお話が出ましたので、
今日はこれを出しておきましょうか。

虎目石_不明1
我が家唯一のエッグ。

産地不明のタイガーアイです。
…まぁ十中八九南アフリカ産だと思いますけど、一応。
実サイズは60x40x40mm程で、エッグとしては大きめ。
結構繊維太目な感じで、ワイルドな印象の子です。

で。
かねてより疑問がありました。
一般にタイガーアイは珪酸分を含んだ縞状鉄鉱層中のクロシドライト層
(この段階では青いホークアイ)が酸化黄変して出来たものと言われます。
確かにどちらも鉄鉱層を噛んでますし、産地も似た様な処が多いです。
また、見た目の色が違うだけでやってる事も一緒。

…が、私はこの説明に疑問があったのです。
確かに色味や質感から言えばその通りだと思いますし、実際何処へ行っても
そういう返答が帰って来ますから、内容としては間違い無いのでしょう。
そこはいいんです。

問題は「酸化」と言う部分。
この酸化は決して科学的な意味での酸素結合には限らず「風化」という
意味合いで取るのが正しいとして、問題は「どこが?」という点。
果たして酸化するというのはクロシドライトそのものなのか、それとも
その間に噛んでいる黄褐色ではなかった鉄分なのか。
というのも、鉱物的に考えた場合、クロシドライトが風化変質してしまったら
ソレは既にクロシドライトではなくなってしまいます。
組成が変わってしまう訳なので、これは当然。
タイガーアイを磨いても青味が見える事はありませんし、双方入り乱れた
ピーターサイトなんて石もありますから筋は通りますけども。
ただそうなると、タイガーアイの一般に言われる正体が変わって来ちゃいます。

そこで、この子。
ご覧いただければお判りかと思いますが、白いです。
一番太い層、それなりの太さを持った繊維状結晶が全て真っ白なのです。
確かにタイガーアイの磨きには若干白い部分がある事はありますが、
これほど広範囲に渡って白くなっているのは余り見掛けませんね。
クロシドライトも確かに青「白」くはありますが、少なくともある程度の量が
纏まっていればここまで白くはありません。
水晶等に少量入ってる状態でも青味が見えるくらいですから、これはおかしい。

そこで、推測。
分析等の手段が取れる訳ではないので、あくまで妄想としてお聞き下さい。

これ、クロシドライトじゃないんじゃないでしょうか?
いや、元々はそうだったんだとは思います。
しかし最初の状態を所謂ホークアイとして考えた場合、ここまで見事に
色味が抜けてしまうのはもはや別鉱物化してるようにしか思えないのです。
そして風化度の少ないホークアイから色味が変わる際、この変質を伴って
褐鉄鉱の色味が相対的に全面に出て来ると考えると辻褄が合うのですよ。

じゃー何になった、と考えた場合。
正直に言えば「わかりません」ってのが正解なんですけど、ここでも推測。
タイガーアイを大義に分類すると、碧玉(ジャスパー)になります。
これも何処へ行っても聞ける事ですから、多分そうなんでしょう。
という事は、当然この石は大量の珪酸分を含んでいるはずです。
そこから考えた場合、もしかしたらですが、このクロシドライトは仮晶として
石英あるいは玉髄に変わっているのかもしれません。
言われてみれば、原石状態のタイガーアイはクロシドライトと言うには
余りにも頑丈で、ぼそぼそ感も細かいほつれのようなものもありません。
ただクロシドライトだけの集合なら、こんなんなっちゃうはずです。
もしこれが仮晶化していれば、青が完全に抜ける事も、原石状態で
やたらとしっかりした質感な事も、僅かながら角閃石らしからぬ透明感が
ある事も、全てに説明が付きます。
問題点は仮晶化のきっかけとなる原因という、大前提が判らない事です。(苦笑
なので、推論、どうしようもなく推論。

…とまぁ、長々と垂れ流しましたが、皆さんはどう思われますか?
気にしなきゃどうでもいいっちゃその通りの話ですけども。( ̄x ̄;


BGM:King Crimson「Easy Money」

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/967-02820882
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。