「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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19:42:13
さて本日2発目の石日記。

新宿の戦利品を撮影しておりますが、まだ公開には
少し掛かりそうです。
中々納得の絵が撮れない。(`・ω・´)

で。
そんな中、まだ未発表の昨年以前新宿出身がいるかなぁと
見て回りましたら、1つ画像完成してたので出す事に。
ただこれ、画像すっごく多いんですよね…。

水晶_マラウィ1
なんだこりゃ。

続きの記事と画像は折り畳みへ。
そんな訳で一昨年の6月新宿出身品、マラウィはZomba産の
妙に平べったい上に変な繋がり方をしている水晶です。
実サイズは70x50x15mm程、一応こう見えて割れはタック位置の
採取痕だけで、後は全て結晶面に覆われた完全品です。
また褐色がかっているのは酸化鉄コートで自色ではありません。
どこがどう繋がっているのか、一見での判断は中々に困難。

んで。
こいつはその形状以外にも、特徴がてんこ盛り。
ラベルは記載の通り「水晶」ですが、よく見るとそこら中に様々な
鉱物がお邪魔しております。
いちいち言葉では判り難いので、画像を用意致しました。
このせいでえらい枚数に。(苦笑

水晶_マラウィ1ファントム
メイン結晶の錐面。

蒼白いファントムが見えますでしょうか?
これは恐らくリーベック閃石やアルベゾン閃石といった、クロシドライト系の
角閃石によるものだと思います。
錐輝石ならもっと黒~緑っぽいでしょうし、かなり曲がっておりますしね。

水晶_マラウィ1角閃石
メイン結晶中ほど。

かなり見辛いですが、水晶全体にもこの角閃石と思われるインクは
希薄ながら散在しております。
また、細かい泡のようなものは良く見ると水晶型の負晶がかなりの率で。

水晶_マラウィ1貫入部
メイン結晶と脇結晶の接合部分。

大概こういうのは「どっちが先」と何となくわかる場合が多いのですが、
コイツに関してはまるで見当が付きません。
かといって同時にせめぎ合って成長したにしてはソレっぽさも無く。
もしかしたら主結晶が成長中、錐面にいきなり横向きのDTが出来たんでしょうか?

水晶_マラウィ1錐輝石
主結晶下方。

この角柱・暗緑色の結晶は錐輝石でしょう。
水晶表面に多数空いた正方形っぽい穴の犯人はコイツかと思われます。
しかし当地では名物の錐輝石ですが、この子には余りその気配は多くありません。

水晶_マラウィ1錐輝石くさび石
大体同じ辺りを横移動。

見た目には判りませんが、この辺に紫外線を当てると細かく数箇所が
黄色っぽい蛍光を致します。
当地で考えられる蛍光鉱物は長石とジルコンが代表格でしょうけど、
黄色となると恐らくジルコンではないかと。
無色水晶でもインクすることに関しては、しっかり前例もございますしね。
また、正方形の穴の犯人としてこれも考えられます。

水晶_マラウィ1太陽ルチル
主結晶、メイン画像に対し裏側中ほど。

これは間違う方無き太陽ルチルですね。
かなり微妙ですが、赤い透過色も確認しております。
赤鉄鉱部分が崩れているのは風化のためでしょうが、まだ辛うじて
見て判る程度に六角板状の結晶形を残してます。
ガネーシュも驚きましたが、この産地にもあるんですね太陽ルチル。

水晶_マラウィ1菱鉄鉱
その少し横の辺り。

こちらもルチルですが、よく見ると芯が赤鉄鉱ではありません。
これは恐らく菱鉄鉱、あるいはその仮晶赤鉄鉱辺りでしょう。
このパターンもパキスタン産ですが前例がありました。
隣に赤褐色で透明感のあるインクがありますので、菱鉄鉱かな?
四角い穴の内、平行四辺形断面のものはこれが犯人だと思います。

水晶_マラウィ1脇結晶
脇結晶先端部。

何かペン先みたいな状態になってますが、これで完全です。
先が割れているようにも見えますけど、細かい錐面に分かれてるだけです。
一体何故こんな形に落ち着いたのか、原因がさっぱり判りません。
また、こちらにも多数角閃石のファントムが見られます。

…ね、言葉だと説明に困るでしょう?(苦笑
今まで出さなかったのは、未だにこの子を半分も理解出来て無いからなんですよ。
ただ、もうこれ以上引き伸ばしても当分変わりゃしないなと思ったので出した次第。
あと何年かかるってのさーと自分にツッコミを。

それもさっぱり判りません。(´・ω・`)


BGM:21st Century Schizoid Band「Ladies Of The Road」

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コメント
うぷぷぷぷ。
これはお腹いっぱい過ぎる逸品ですね。
奇をてらってないのにお見事としか言えない。
だって普通に見ればちょっと変わった形状の「水晶」でしかない。でも・・・。
そういうのが好きです。
「どう?私にしかわからないでしょ」的なものより
誰にでもわかるけど計り知れないものが好き。
(って、少数派がいっていいものかどうか;)

tomoko│URL│2011/06/08(Wed)22:11:12│ 編集
Re: タイトルなし
形状もちょっとどころじゃなくヘンですけどね。(笑
それに、別に私だけにしかって訳でもないと思います、
ルーペ視出来ますしきちんと見るかどうかだけじゃないかな。
って、「誰にでもわかるけど計り知れない」ってそうそうその通り。

ただ、多分以前では何の見当も付かなかったであろう子が
徐々に判ってくるというのは本当に楽しいですな。
今回新宿でももうちょい小型でコイツの母岩付っぽいのがあって
ちょっと惹かれたんですが、コイツがいるのでガマンしました。
えらい珍妙に見えますが、探せばいるみたいです。

TONGARI-Take│URL│2011/06/09(Thu)00:47:45│ 編集
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プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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