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2011/06/07
01:40:41
本日2発目の石日記は、少し珍しいものを。
といっても、鉱物系の方以外には「だから?」って感じかもですが。

鉱物は必ず産地があります、無きゃ出ませんから当然。
記載が無い事も多いですけど、鉱物標本としてはやはり産地が
記載されていないと殆ど学術的な価値は無いというのが通例。
単に気に入った石を入手するのであれば本人が良ければ問題無い
部分もあると思いますけど、一般にはそういう基準があるという事です。

で、この産地というのも時期・時代で変動します。
まずその鉱物が初めて「新種」として確定された際のサンプルを
産出した「原産地」があり、その後に各地でここにもあったとか
新しく出たとかでどんどん増えていきます。
そして時が経つに連れ、新たな大産地が生まれたり、隆盛を誇った
鉱山が何らかの事情により閉山して産出が途絶えたり、しかし
一度閉山しても採掘が再会されたり、有志の採集により細々と
産出が続いたりと。
実に様々な形で流通の中の産地は姿を変えて行くのです。

今回の子も、そんな産地の隆盛の影響を大きく受けている子です。

紅鉛鉱_ロシア1
ちょっと赤が浅い感じ?

複数画像なので折り畳みへ。

紅鉛鉱です。
紅鉛鉱と言えば現状タスマニア産、実質流通の殆どを占めます。
しかし、この子の産地はロシア・エカテリンブルグはBerezovsk鉱山産。
堀博士の図鑑をお読みの方ならピンと来るでしょうが、本鉱の原産地です。
一昔前までは幻とまで言われたそうで、現在それよりは見付け易くはなって
いるそうですが、それでもやはり殆ど見掛けない産地と言える一品です。

紅鉛鉱部分アップ。

紅鉛鉱_ロシア1アップ
流石に少し結晶形は崩れ気味ですけどね。

実サイズは50x35x35mmほど、ややイビツな筒型っぽく採られた母岩の
一端に集中する感じで、少々淡目の朱色をした本鉱が密集。
結晶が内側へ篭る感じになっているので決して端正な結晶標本では
ありませんけども、母岩の不思議な色合いと相俟って味わい深い雰囲気。
それに端正な結晶が見たければルーペで中を探れば結構おりますし、
そんなに標本としても悪くないものだと思います。
何より鉛鉱好きな私にとってはこんな貴重なものが手の届く範囲で
見付かった事が何よりの幸せ。
流石に通常ボーダーは越えましたけど、倍までは行ってません。
それに、この緑黄色と朱色の組み合わせは風景としても中々ナイス。
ちなみに加藤昭先生の解説付き直筆ラベルが付いてます。
購入元バレバレですね。(笑

紅鉛鉱は見掛ける数に対し本当に産地が偏っている鉱物で、
見たらタスマニア島ダンダス地区の数箇所でほぼ確実に産地は正解。
違ったらびっくり、ってレベルで市場独占状態にあります。
他に同じオーストラリアの西部、原産地であるここロシア、更に少ないフランスや
マイクロ品の得意なドイツ・サクソニー等一応数箇所あるにはありますけど、
見るかと言われたら正直全然見ない程度でしかありません。
こういう鉱物は他にも色々ありますけど、見掛ける数に対する極端さでは
この紅鉛鉱は代表格と言っていいんじゃないかと思います。

ちなみにこの母岩。

紅鉛鉱_ロシア1母岩
すっごい独特。

不明です。(苦笑
共存する鉱物を調べたところ、緑鉛鉱が割といるみたいなので黄~緑色部分は
不明瞭なソレかもしれません、ただ褐鉄鉱に見える部分が本当にそうかは
非常に怪しいところですし、黒っぽいものも何だか不明。
この辺、まだまだ私は実力不足でございます。

ロシアの「石の花」と言えば孔雀石ですが、これもまたロシアの誇る石の花です。


BGM:Living Colour「Nothingness」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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