「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/07«│ 2017/08| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/09
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
21:50:55
昨日の記事につなげたお話。

Tomokoさんの処の件の記事で、図鑑のお話が出てました。
図鑑、多分こういう世界に足を踏み入れれば、必ず1度は見ると思います。
実際私もそうでしたし、今でも手放せない書籍は多々。
いくら某博士曰く「余り役に立たない(実際そういう一面ありますね)」とはいえ、
何も指標が無い事に比べたらやはり雲泥の差でございます。

が。
その図鑑なんですが、普通テンプレ的な構成としてばーんと写真が1枚あって、
その下や横に説明文という形式ですよね。
実はこの点で、鉱物図鑑はちょっと初心者に優しくないものが多い気がするんですよ。

本日は私がそんな実体験をした子を。

砒鉄鉱_岐阜1
割と新鮮?

続きは複数画像恒例折り畳みで。
という訳でして。
本日は国産岐阜県中津川市、蛭川は一柳鉱山産の砒鉄鉱です。
実サイズは35x15x10mm程、結晶ではなく塊状のものの劈開片で、
見た目にはごつごつとした金属塊そのもの。
何となくこの断口の表情が気に入ったのでお迎え致しました。

初登場の砒鉄鉱は、文字通り砒素と鉄の鉱物。
…と言うと硫砒鉄鉱が浮かびますが、あちらがFeAsSで「砒素と鉄の
硫化物」なのに対し、こちらはFeAs2で「鉄の砒化鉱物」なのがその違い。
名前の通り「硫」が足りてない訳です。
知名度では大幅に硫砒鉄鉱の勝利なので、地味な鉱物と言えますね。
ちなみに塊状だと物凄く硫砒鉄鉱と紛らわしいのですが、見分けるポイントと
しては比重が砒鉄鉱7.4・硫砒鉄鉱6.1で砒鉄鉱の方が重い事、
双方劈開はあるものの、断口が砒鉄鉱が平坦になるのに対し硫砒鉄鉱は
不明瞭となること、黄鉄鉱との共存が硫砒鉄鉱では普通なのに対して
砒鉄鉱では見られないこと…等がポイントになるみたいです。
また、自形結晶の存在率は大きく硫砒鉄鉱>>>砒鉄鉱。
とはいえ、通好みと言うか慣れないと難しい部類なのは確かかもですね。

…実は、この砒鉄鉱、地味と言いつつ某図鑑の2に掲載されています。
されているんですが、あの説明の中の「劈開を明瞭に写した」ってのが
この子の入手までどうもピンと来ませんでした。
劈開は砒鉄鉱の重要な判別ポイントなのでそこをクローズアップして
戴けるのは非常に有難いのですが、問題はそこにあった画像が他と
左程変わらないただの全体像であった事。
ある程度知ってからならともかく、知らないものを知ろうとしているタイプの
読者にとってはちょーっと不親切かもしれないなぁ、と。

なので、もしかしたら同様の方もいらっしゃるかと思い、そこを補完してみたり。

砒鉄鉱_岐阜1アップ
このカクカクした直方体っぽいのが劈開部分です。

正直、知ってしまえばどうという事は無いんですけどね。
だから図鑑としてダメとは言いません。
ま、その辺は好きになったなら自分で調べるくらいの熱意はあって
然るべきという私感もありますので、悪いとも思いませんし。
ただ、自分が迷ったので情報の累積って事で。

ちょっと方鉛鉱に似た感もあるよーな、金属鉱の凄み溢れる鉱物です。
マイナーなままなのは、個人的に惜しいなーと思う子の1つなんですよ。


BGM:なし

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/899-bbdd902c
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。