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2010/11/05
16:25:32
さて、本日2発目。
昨日お休みの補填分っすネ。

1発目で鉄虎が出たからには、コレも出さねばなりますまい。

虎目石_南アフリカ1
皆さんお馴染み。

南アフリカ産の青石綿(クロシドライト)に石英が染み込んで、
尚且つ酸化して黄色くなったもの、即ち「タイガーアイ」です。
石を少し齧れば、歯が欠ける…じゃなくて、原石磨きビーズ問わず
もうそこら中で見掛けるお馴染みな子の1つ。
実サイズは40x30x30mm程、脈を美味い事キレイに取った感じの
ラフカットで、全体が色っぽくツイストしております。
うっふん☆

あ、一応。
撮影時は透明感再現の為に少し濡らしています。
そのままだと、もうちょっとごそごそのっぺりと写りますんで。

鉱物としてしっかり見てみると、青石綿というのは鉱物名ではなく
主に角閃石一族のリーベック閃石とその眷属の事。
(リンク先は眷属の1、苦土リーベック閃石。
これが緑閃石で言うところのビソライトのようにほぐれ易く、また
繊維状の集合体となった細脈を作りやすいので、「石綿」の名が。
実際、いわゆる「石綿」としても使われていたとか。

それが鉄鉱床中に脈で出来、更に石英が染み込むとトルコ石における
スタビライズ処理
のようにみっちり硬くなって、同時に石英由来の
透明感が感じられるようになります。
ここまで来ると、いわゆる「ホークアイ」。
そして含有鉄分が酸化すると褐鉄鉱化して黄色くなります。
これで「タイガーアイ」の完成です。

完成までのスパンが一番長いので少ないかと思いきや、実際は真逆に
最も見かけるのがこのタイガーアイ。
ホークアイの方が原石も加工品もずっと少ないですし、タイガーに比べ
僅かとはいえ割高な事も多いです。
取れるところでは大量に取れる石で、つとに産出が有名な南アフリカでは
山1個丸ごと本石ってような処もあるとか。
そりゃあ、安価にもなりますか。(苦笑

ただ、それだけ頒布してる石ですが、個人的に1個疑問。
「石英が染み込んだ」となってますが、実際には石英は見てはっきりと
「ここが石英」と判る状態ではありません。
文字通りトルコ石にオイル等を染み込ませた際と同じように、石と
ほぼ一体化するようになってしまっています。
ここで疑問、ホントに石英?
この石も染めや加熱加工を良く見ますが、石英は結晶度が高いので普通は
本体を染める事が出来ません。(クラック等は「染み込み」ますが
しかし、市場の染め石を見ると、結構キレイに染まってます。
ルーペ如きではムラが見えない事もしばしば。
…もしかして、ですが、玉髄が染みてる場合もあるんじゃないでしょうか。
石英と玉髄は結晶質か潜晶質かの違いが語られる事が多いですけど、
何気に少し晶癖も異なるらしいです。
石英はc軸方向に伸び易いが、玉髄はb軸だとかそんな感じで。
そして玉髄はそのものが潜晶質で、事実染め石の代名詞みたいな部分が
あるのを見ても判るとおり、非常に染め易い石。
もしタイガーアイの浸漬珪酸が「石英」でなく「玉髄」主体になった場合、
それはきっと「石英」版よりずっと染め易く、ムラも出ないはず。
まぁ見ても変わんねーよというのが正直なところですが、時々解説で
「青石綿に石英が染み込んだジャスパーの1種」みたいなものも見る事が
ありまして、何かこう「ん~?」という感じで引っ掛かってましてね。
ジャスパーは玉髄の一種ですから、↑の文章は「足にぴったりフィットする
グローブです」的なおかしさがあるんですよね。(苦笑

ま、それはそれとして。
艶やかな光沢と角閃石独特の光、そして全体にキレイに発色した黄色~褐色、
そして何とも色っぽいポージング。(笑
数多のタイガーアイから私が一家に選んだのは、置いて絵になるこの子でした。


BGM:Chick Corea「LA FIESTA」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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