「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/09«│ 2017/10| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/11
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
00:57:33
さて、日が変わってしまいましたが本日3発目。

長らくお楽しみ戴きました(戴けました?)。
特集「'10横浜赤レンガ戦利品」、トリの1品です。

で、予告通り黄鉄鉱な訳ですが。
皆様、クイズの答えはどう予想なさったでしょう?

…これ、結構困る質問だと思うんですよ。
産地が意外ですって言われても、何せ黄鉄鉱。
「金属鉱が出るなら世界中何処だって出る」と言われるほど
比喩抜きでそこらじゅうからぼこぼこ出る鉱物ですから、
そんなもんの産地が意外とか言われても見当付きませんよね。(苦笑
現に当ブログでも酒匂川鉱物ですらもう何度か出ておりますし。
現物掲載も関連のお話もいーっぱいしておりますし。

しかし、それでも尚「ああっ」と思わせてくれたこの子。
ある意味もしかしたら世界で最も普及した、しかし黄鉄鉱を
黄鉄鉱として扱う頻度が低いかもしれない、そんな産地。
何時も見てるはずなのに、初めて見たと言うしかない。
多分皆様の多くも盲点なのではないかと思う存在。
それが、ここの黄鉄鉱だったのです。

答えと記事の続きは「続きを読む」へGO。

そんな今回特集のトリにして、過去屈指の「眼ウロコ石」はこちら。

黄鉄鉱_アフガニスタン1
モノ自体は普通。

黄鉄鉱です。
実サイズは50x35x30mm程の、画像で見て裏面で接地したちょっと縦長な
五角十二面体の単結晶。
産地はアフガニスタン、バダクシャンのKoksha渓谷。
ここはかの有名なラピス鉱山、サーレサン鉱山のあるエリアです。

…そう、ラピスラズリ(あるいはその主構成鉱物青金石)。
この石世界中で愛される石には付き物の存在である黄鉄鉱。
しかし、本産地の黄鉄鉱を「単品で」ご覧になった事はあるでしょうか。
それも良く見る細かい粒ではなく、堂々たる単結晶で。
恐らくこと「盲点度」に関しては、文字通り屈指の存在に思えます。
この子は店舗の方によればサーレサンの鉱山外まで存在するラピスラズリの
脈中産出だそうで、信じるならば単なる同地域というだけでなく、文字通り
「ラピスラズリ中にある黄鉄鉱」単品の標本なのです。

…正直、今回クイズの推測に正解した方はスゴイと思います。
実際、私も今回これを発見するまで単品自体考えもしませんでした。
いや、「アフガニスタン自体に金属鉱の印象が殆ど無い」事にも気付かず。
しかし、とあるパキ・アフガン系ブースを隣のブースからちらっと見たら、
多分アクアマリンだろーなと思われる結構大きめな母岩付標本のすぐ後ろに、
隠れるように金属鉱の見慣れた金色の光。
すぐに黄鉄鉱だとは判ったんですが、一瞬後に「…あれ?」と。

パキ・アフガン系ブースに黄鉄鉱…?

どっちも見慣れたモノなのに、後からじわじわと違和感が。
例えるなら「部屋に入ったら卓袱台の上に長靴1組」的な。
いても変じゃないかもしれないけど、ここでいいのか?というよーな、
思考とイメージが徐々に剥離していくような、そんな感覚が。

言われてみれば結晶しやすい鉱物である黄鉄鉱、大概見るもの全てが
ラピスINの細かいものばかりといっても、だから小さいものだけとも言えず。
と言うよりつい最近までラピスラズリ以外眼もくれず、青金石の結晶ですら
ズリ(廃石集積所)に放り投げていたと言われる本鉱山。
そんな中で黄鉄鉱、放置されていても何ら不思議とも思えない訳で。
ここまで大きいものがどの程度の頻度で産出するのかは判りませんが、
もしかしたら現地にはズリ中にゴロゴロしていたりするのかもしれません。
ただ、それが市場には流れて来ないだけで。

…気付いちゃえば、こんな黄鉄鉱があったところで不思議じゃないのが当たり前。
正にイメージの死角を鋭く突いた一品と言えるでしょう。
実際流通は少ないようで、本地区はおろかアフガン自体を対象にしても
画像検索では黄鉄鉱単体は引っ掛かって来ませんでした。
(引っ掛かって来ているの見る限り他国産ばかり
更にはmindatにも単体標本画像の登録なし。
ラピスラズリや青金石のお供としてはどっちもそりゃもう掃いて捨てるくらい
幾らでも出て来ますから、やっぱり盲点なんでしょうねぇ。

極当たり前の鉱物の、極当たり前の産地。
しかし、その組み合わせが激しく意外。

「意外」がキーワードとなった今回戦利品のトリに相応しい子です。
私の所持する中でも屈指の眼ウロコ石、しかもただ黄鉄鉱としても
完全体ではない(裏抜けしてますからね)とはいえ、十分美麗な子。

さて、皆様のお目々からは、何枚程ウロコが落ちましたでしょうか…。


BGM:Cream「Crossroads」

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/745-d0f40fbd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。