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19:50:24
前回コメで黒い方解石の話題が出ました。

実は何気に丁度良い子がありまして。
方解石主役じゃないかもしれませんけど、出してみましょう。
ただ、これその上を行く珍妙な特徴があるもんで、黒い方解石って
とこには余り眼が行かないかもしれない子なんですよね。

お久し振りモロッコから出撃です。

蛍石&方解石_モロッコ1
…何があった。( ̄▽ ̄;

てな流れでモロッコは蛍石名産地El Hammanの蛍石&方解石です。
実サイズは40mm四方に15mm高くらいの板状クラスターで、母岩は
殆ど付着しておらず下面は蛍石の切断面になってます。
非常に濃厚な琥珀色の6面体を見せる蛍石に、黒犬牙状&白釘頭積層状の
方解石、そして僅かに散らされたような風化黄鉄鉱がシックでありつつも
豪奢な風景を見せてくれる、「対比」という要素を極めたかのような
ナイス盆栽です。

…と、普通に流してますが。
この子の黒と白は、両方方解石です。
少なくともラベル上はそうですし、犬牙状・釘頭状共に方解石の典型と
言える結晶形態なので、多分間違いなかろうと思います。
あられ石じゃこういう風には仮晶以外じゃなりませんしね。

まぁ確かに、犬牙状と釘頭、特に積層状との共存は時々あります。
中国辺りが機会多いかと思いますが、キノコみたいになったりとか。
ですが、それらは大概両者が同じような見た目のまま形だけ違っている事が
圧倒的に多く、もし色味が変わったとしても「近い」場合が殆どです。
こんなにも物の見事に色相的真逆まですっ飛んだ子はこの子以外未見。

しかも混ざりも無く、形でくっきり2色。

蛍石&方解石_モロッコ1方解石
白は1枚が薄いので釘頭状が判り難いかも。

この黒の原因ですが、正確には不明です。
ただ、しつこく捏ね繰り回して見てみたところ、至極薄い部分に
一部緑っ気を感じる事があります。
黒い土状鉱物で緑っ気が混じるのは、マンガンかコバルトに多い特徴。
コバルトはそれこそコバルト天国Bou-Azzerコンゴでもなければ
早々ここまで纏まるとも考え辛いので、多分マンガン?
この犬牙状結晶の方は小さな割れポイントで確認したところ、
黒いのは自色ではなく薄皮一枚下のみで本体は白っぽいみたいです。
という事は、そのタイミングで唐突にマンガンを含む鉱液がどぱっと
流れ込んで来たんでしょうかね?
蛍石への干渉は少なく、白は殆ど黒の上にあるので、生成順としては
割とくっきり蛍石⇒黒犬牙(と黄鉄鉱?)⇒白釘頭で良いみたいですけど。

ま、どんなに言っても確かな事は判りません。
判るのは、コイツが異様って事だけです。(´ω`)

実は蛍石も相当に美しいんですが、どうやっても方解石のインパクトに
眼が行ってしまうので、ちょっと気の毒な子でもあったり。(苦笑
とはいえそのインパクトも下地がこの美しい琥珀色だから映えるのであって、
決して無視されている訳では無いと思います、多分。
と言うか、実際私は蛍石も気に入っております故。
ちなみにこの蛍石は長波紫外線で蒼白く蛍光します。
ちっちゃな自己主張がカワイイです。(´ω`)
でも白釘頭も薄ピンク蛍光したりして。

立ち位置的に、渋いのかコミカルなのかよく判らん子です。
たまーにそれを思うと悩んだりもしちゃいます。
でもいいの、気に入ったんだもの。

ってか、気にしなければ普通にスタイリッシュだと思います。(苦笑


BGM:Van Der Graaf Generator「Lost」

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コメント
ほほう・・これこの黒いのカルサイトなんですか??へぇ。かっくいーすっ!

あ、言葉足らずでしたが、先日私がコメントしたのはもちろん「母岩が黒いのでそう見えるカルサイト」のことです;
自分が持っているのも母岩が余りに薄くてなんなのかよくわからないし。でも真っ黒なので透明のカルサイトが黒く見えるという(ただし裏だけ)

わからないことが多いからこそ、またいろいろと駆り立てられるので、一目でわかっちゃう域になるのは(無理だけど)結構つまんないことかも??

tomoko│URL│2010/10/08(Fri)18:14:50│ 編集
Re: タイトルなし
ラベル通りだとするとそーですねぇ。>黒
余りにも2種の姿が違い過ぎて、明らかに代表的結晶形してるのに
どっちかあられ石だったりしねーかとか変な疑念が湧いて湧いて。(苦笑

>母岩が黒いのでそう見える~
や、多分そうだろうとはおもったんですが、念の為あーゆー書き方で。
こっちこそ手間取らせ申し訳ないです。
私の方は方解石が黒くというよりは、透明過ぎて一部「無い」よーに見えます。
ルーペで見てても稜線で存在に気付くとかどんだけだよと。(笑
方解石は母岩もバリエーション多過ぎて、推測もむずいです。
この標本、裏返せませんので余計に。(汗

謎は適度にあった方がいいですねぇ。
全解決済じゃなきゃヤな人には、石は徹底的に向かないと思います。(´ω`)

TONGARI Take│URL│2010/10/08(Fri)20:55:28│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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