「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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2010/08/11
16:51:51
さて。
一発石以外へのリスペクトが挟まりましたが。(´ω`)

今回からはちゃんと石です、'10-夏のトラックバック祭り。
ポヨの如くコロコロといきますよー。

1回目はあのまま済ますのもアレな、ひいらぎさんの「月とコッペパン」様。
個人的に(ご本人がどうかは別として)、ひいらぎさんといえばオパールと
トパーズ、それにベニト石で絡む事が多いような気がする方なのですが。
ベニト石は既に2号で出し切ってしまいましたので、まず除外。
トパーズはちょっと迷いましたが、そのイメージの方が別にいらっしゃる事と、
ご本人から別ネタで出してね☆というリクを受けておりましたので、これも除外。
なので、まずはオパールで。

ご本人のものはオーストラリアとメキシコが多いみたいですね。
では、私からは別産地でリスペクト!

オパール_アイダホ1
事情あって瓶入りのまま。

米アイダホ州、スペンサー産のオパールです。
実サイズは…高さ40mm程の瓶にカケラが一杯。
1個は大きくても辺5mm程度、全て乳白色のものです。
全体でこそありませんが、全ての欠片の半分以上に非常に明るい、それこそ
部屋の蛍光灯でもはっきり判るほど明確な、そして鋭くも多彩な遊色が
これでもかと浮かびまくる、サイズを越えたインパクトの子。
以前に比べれば遊色を写すのが少しは巧くなったかなーと思うとはいえ、
日光でアングル調整しただけでコレなので、相当なものでしょう。
小さ過ぎて宝飾には向きませんが、標本としてはかなりのものです。
…ってか、↑のオパールも今となっては撮り直したいかもしれん。(苦笑

勿論、角度を変えれば表情も激変。

オパール_アイダホ1別角度
普通だったらこれを捉えるのも一苦労なんですが。

さて。
何故にコレが瓶詰めのままかと申しますと。

現在、遊色の出るいわゆる「プレシャス」系オパールは、一般に
オーストラリア・メキシコを筆頭に、エチオピア・ホンジュラス辺りを
基本にして流通しております。
というより、他の産地は殆どと言って良い程に見掛けません。
ただ、二酸化珪素一族中恐らくは最も生成条件の甘いと思われる
「低~極低温・非晶質・低密度・含水」というオパール。
他鉱物や岩石に混在するものを含めれば世界中に相当量が存在するはずで、
事実として遊色を示さない「コモン」系ならそれこそ世界中で産出が
ありますし、コモン系があれば確率はそれぞれながらプレシャス系も
少なからず存在する事が結構あります。
事実、宝石鉱物にいまいち恵まれない日本でも、プレシャス系は出てます。
それに…例えば「玉髄」や「瑪瑙」だって、そういう意味じゃホントに
100%そうであるものがどの程度あるのか怪しい処ですしねぇ。
実質堆積同然の生成ですから、間に挟まるとかめっさありえる訳で。
ヒビで出ているように思えるクラックが、実は遊色…なんて事も確率的には
低いでしょうが、絶対無いとは間違っても言えません、私。
実際、瑪瑙や玉髄で「乾いてひび割れた」ものを見た事もあります。
私がこの辺の石を出来る限り水浸保存しているのも、それが理由の1つだったり。

…ちょっと話が逸れました。
この子の瓶詰めの話でしたね。

北米でオパール及びプレシャス系を産出する場所…というと、まず浮かぶのは
その名の通り「オレゴンオパール」で有名なオレゴン州でしょう。
ここのものは殆どがコモン系ですが、非常に透明度が高くコモンであっても
それだけで説得力のある逸品をやたらと多産します。
で、ここは少ないとはいえプレシャス系も産出しているのは周知の通り。
そして、宝飾鉱物を国内で調べるならここ、という膨大なデータを誇る
「空想の宝石結晶博物館」様を見てみますと。
オレゴンと並ぶ米国内産地として、ネバダ州Virgin Valleyが挙げられています。
オレゴン州との州境に近いそうで、やはり高質なオパールの産地だそうで。
しかし、こちらはキャラクターが異なり、ブラック系を中心に遊色が出る
確率もオレゴンより高い…ようです。
2産地が地質的に何処まで共通かは判りませんが、少なくともこの近辺
一帯でオパールが出来易い環境である事は確かみたいです。

そして今回のスペンサーはというと。
まず州の位置関係を見ると、アイダホ州は何気に上記両州と隣接。
…しかし、肝心のスペンサーは東部に位置し、他2箇所とかなり遠間。
対してオレゴンのオパール産出エリアである州東部と、ネバダの産出地域
ハンボルト近辺は割と州境近くで近隣と言えなくもありません。
こりゃ勘を違えたかな…とも思ったんですが、地形を良く見るとどうも
このアイダホ東部~西南部にかけてとオレゴン東~南部、そしてネバダ州の
ほぼ全域の間に、何やら共通性っぽいものをぴーんと。
…良く見ると、どうもこれって多少の高低差こそあれ、ロッキー山脈
及びその分峰群~シェラネバダ山脈及びその分峰群で覆われて殆ど海へ到達
しない河ばかりとなった、一群の盆地の中である模様。
流石にそこまでは判りませんでしたけど、もし古い時代でこの2山脈間の
地質に共通項があるのであれば、現在の標高は全く無関係になります。
何せネバダの化石オパールは、中新世(2600万年前)だそうですから。

そして、購入時に「ひび割れやすい」という注意書きがあったのも含め。
ネバダとオレゴンで出るオパールはその長期に渡る盆地という「水が流れ
込んで出て行かない」環境下で生成したせいか、非常に水分量が多く
(約20%にも及ぶとか)、ハイドロフェーンと言われる特殊な高含水率の
オパールも多いそうで、その点でも特性が非常に似通っています。
この2産地の話を調べると、「世界で最も不安定」「ヒビが入らないのは
全体の10%も無い」「採掘して10分でヒビだらけに」なんてとんでもない話が
びしばし出て来ますので、同様の環境下と思われるアイダホ州のものも
余り頑丈とは考えない方が賢明でしょう。

…故に、長くなりましたが瓶詰めなままなのです。
そういや、オレゴンオパールって大概ヒビ入りまくりか、明らかに
勝手に破断したっぽいラフとは雰囲気違う欠片が大多数ですね。

そんな保存上の難点がある子ですが、この密封状態をキープすれば
それもひとまず無問題、強く振ったりしない限り大丈夫でしょう。
そうなるとこの瓶入りでガラスと水越しの状況も、この子独特の
「景色」の一つと言えちゃうかもしれない訳で。
そう思えば、中々ファンシーなキャラを持ってたりする訳で。

清楚な白地に美しい遊色、そして気が向いたら封入している瓶を
「着せ替える」事で更に自分好みに出来る。
ありゃ、ちゃんと盆栽なんじゃないですか、これ。(笑

ひいらぎさんはまず間違い無くコレご存知のはずです。
以前、ちょっとした裏付けが出てましたし。(´ω`)
お店の画像じゃ判り難かった子でしたが、こんなんでしたヨ。

…いやしかし。
オパール本当に久々だからか、めっさ長くなっちゃいましたね。(汗


BGM:Yes「Where Will You Be」

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コメント
ひえ~~(@_@;)
身に余る光栄でございます~
シリーズ第一弾がはなって・・・はなって・・・
石ブログなのにっ

すみません
トラックバックの意味がいまひとつというか
いまみっつくらいわかってないので、うちに
TONGARIさんの記事タイトルが載ってるのに対して
「な・・・ナニゴト?」と思ってしまいました(^_^;)

スペンサーオパール、乳白色が美しいオパール
ですよね~❤ 
有名産地ほどの派手さはありませんが、上品で
好きです。
写真、とても遊色が綺麗に撮れてますね~。さすが!
オパールはプレシャスはもちろんですが、コモン
もゼリーみたいにまったりしてて 
かなり弱いんですよ~(*^_^*)

嬉しい記事をどうもありがとうございます❤



ひいらぎ│URL│2010/08/11(Wed)22:38:20│ 編集
Re: ひえ~~(@_@;)
うはは、皆さんお忘れかもしれませんが、当ブログは
「石も含めた魔女鍋的カオスなブログです」。
本人は辛うじて忘れていません。(笑

なので猫もありッ!(゚Д゚)
むしろ猫、大いにありッ!!(゚Д゚)

トラックバックは余り使わない場合は使わないでしょうしねぇ。
というか、昨今は広告代わり(控え目な表現)に使用するアレや
ソレも増えてますから、ちょっとウザいかなって不安もあったんですが。
まぁ私は「リスペクト機能」だと思ってるので…。

やはりご存知でしたか。
まぁあのお店ご存知なら気になりますよね。(笑
この子は遊色が撮りやすいように歩み寄って来てくれるので、
非常に撮影はラクでしたよ。
むしろ瓶の反射の方がめんどかった。(苦笑
派手じゃないのはサイズ故で、本体そのものはヘタな有名産地の
ものよりは遥かに壮麗だと思うのですよ。

コモンも独特の味があっていいですね。
私は寒天だと思ってましたけど、方向性は一緒ですか。(笑

ちなみに皆さん各自1回で終わる予定はありません。
次は何にしよーかなぁ。(・∀・) (って決まってるんですが

TONGARI Take│URL│2010/08/12(Thu)08:27:10│ 編集
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プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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