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20:28:27
本日の石日記ですよっと。

ここ暫く塊状の子が多かったので、今回はずぱっとしっかり
結晶形の子で行くとしましょう。
そして、これまた最近顔を出していなかった欧州石で。

さて。
えーっと、本ブログを有難くも継続してお読み戴いている方は
覚えていらっしゃいますでしょうか。
以前、特集で「東急ハンズ出身石」を採り上げた事がございましたね。
その時に、フランス産のドフィーネ双晶な煙水晶出てきましたよね。
あの子は昨年末なぜかひょこっとフランス石が手頃に生えた時期に
入手したというのは、その際に記述していた訳ですけど。

その時に、実はもう1つお迎えしております。
ただ、同じ煙ですがお店も別ならドフィーネ式双晶でもありません。
しかし、特徴的というならドフィーネをも凌ぐ子です。

皆さんもお馴染み、水晶の産状変種として高名なあのスタイルなのです。

煙ファーデン水晶_フランス1
粉っぽいのは母岩由来の模様。

という訳で、フランスは詳細地域不明ですが、モンブラン山系産の
ファーデンな煙水晶、しかもクラスターです。
実サイズは約40x35x20mmとそんな大きなものではありませんが、
細粒の氷長石を中心とした粗粒な母岩の上に煙水晶が林立。
そして、何とその殆ど全てがファーデンであるという豪勢な子。
流石に纏まり過ぎてファーデンラインが確認し辛い部分もありますが、
何処を見ても横に寝たDTが様々な方向で積み上がっている姿は
中々にインパクトのある光景です。

ちなみに本画像は一番景色と判り易さのバランスのいい所を
写しておりますが、全景だとこんな感じ。

煙ファーデン水晶_フランス1全景
モノの見事に横積み集団。

フランスに限らず、欧アルプスは有数のファーデン水晶産地。
量的にはブラジルパキスタンにこそ及びませんが、アルプス水晶
独自の気配をそのままにファーデンとなった子は、そのどちらにも
無いであろう一種独特の気配と美しさを備えています。
特に粉末状の緑泥石を纏うものや、この煙タイプのものは
本地域の代表的スタイル。
元より鉱物コレクションの歴史的本拠地である欧州内にあり、
採掘面で非常に面倒&危険、更には絶対数が少ない事もあって、
一般には他産地より割高になり易い通常の水晶と比べても、
もう一段~数段非常に高値で取引されているのが実情です。
ぶっちゃけ、私がすぐの入手をすっぱり諦めていたくらい。

…が、よっぽどいい晶洞でも開いたのか。
この子は何と、私の通常ボーダーとほぼ同じ。
驚いた事に、ドフィーネ君よりも安価でした。
そもそも欧アルプス山系のファーデンは煙に限らず分離結晶ばかりで
クラスターなんぞ見た事も無かったので、この子に気づいた時は
本気で目が点になりましたとも。( ̄▽ ̄;
かといってどう見ても放射線加工等には見えませんし、ファーデンで
ある事も全く疑う余地も無し、しかも艶々で透明度も高く、単に
水晶としても小さいながらかなりの高質。
ダメージや目立つ剥離跡も全くと言っていいほどありません。
なんでコレがこんなお値段だったのか、未だに判りません。
正直、普段そんなお安い店でもなかったのに…。

まぁ1個だけ判る理由っぽいものがあるとすれば。
この子を含む一群(他にもあったんです)は、ただ単に「アルプスの
スモーキー」として売られていた事でしょうか。
通常本産地ではファーデンが大きなウリになるので分けて扱われて
いる事が普通で、そこで価格も違ってくるのですけれど、この子は
普通の煙のクラスター達に混ざって置かれていたのです。
なので、その辺の影響が無かったのでしょう。
…にしたって、普通のフランス産に比べお手頃だった事には
変わらないので、他の事情は絶対あると思いますけどね。

元々個人的に石本体の風景化力が異様に強く、特にクラスターに関しては
「ちょっとヒキョー」なレベルとすら感じていたアルプス水晶。
その上でこんな特徴ばりばりですから、インパクトも強いはずです。
ファーデン自体、ただでさえ普通の水晶の縦の意識を壊すものですから、
かなりの異観を誇る子になっているのです。

…まぁ、コレクター気質的に値段に惹かれたのも否定しませんが。
それでも尚、そこを大きく上回るほどの風景を持つこの子。
性質上画像にすると塊っぽくなってしまいがちで表現が難しい中、
素晴しさが少しでも伝わる事を願って。


そしてこのお店でも追入荷はありませんでした。
やっぱどっかの業者のスポット分だったんでしょうか、昨年のフランス勢。


BGM:Pink Floyd「Have A Cigar」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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