「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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23:18:50
風邪が治っておりません、良くはなりましたけど。
さて、本日は昨日の煙水晶とペア購入した片割れです。

フローター_スイス1
スイス産のカテドラル…かつ、フローターだという一品です。
お店の方曰く、一度通常の育ち方をして、何かの弾みで遊離(ってか折れた?)
した後フローターとして成長した…らしいです。
言われてチェックしてみましたが、確かに母岩や他結晶との接合跡も無いですし、
かつてそうであったと思われる場所や折れたと思われる底面は全て
かなりきっちりと再結晶しています。(バック画像はほぼマルチポイント化した底面
また、ちょっと紛らわしい線が入っていますが、これはただのクラックで
ファーデンラインではありません。

という訳で、確かに「それっぽい」のですが、少し疑問が。
フローターはその名の通り、熱水中でどこにも触れる事無く「浮いて」生成されたと
思われる、全面が完全に結晶している水晶をさして言うそうです。
で、この場合は最初から浮いている「先天性」と途中何らかの要因で母岩等から
遊離した後浮遊状態となる「後天性」があり、本水晶は後者だそうです。
また、泥岩ノジュールのような極めて弱い母岩中で生成され、一見して
完全結晶に見える場合にも使われている…だそうです。
もっとも、こちらは本来の「フローター」の意味からすると全く別物ですが。

それで疑問というのは、単に「比重」の問題。
昔理科の実験で塩や硫酸銅の結晶作った事のある方は思い出していただきたい。
あれ、途中までは確かにその辺に浮いて結晶し始めますけど、しばらくすると
結晶が水の中に沈んでしまいますよね?これは溶液中の成分濃度が固体となった
結晶の比重を下回ってしまったためで、1回沈んだら後は高濃度の溶液を
継ぎ足さない限り沈みっぱなしのまま成長する事になります。
また、海で塩水中で流氷が浮くのは、氷結(すなわち水の結晶・固体化)時に
水の凝固点では塩分や他含有成分の一部を「結晶固体化」出来ないため、
それらが排除されてしまう事で本来の海水より比重が軽くなるため浮くのです。
氷山等で水面下がやたらでかいのは、単に自重を支える浮力がそこまでしかないから。

で、そう考えると「浮いて何処にも接さない」という事は、「採取された際のサイズの
結晶固体化した二酸化珪素」…つまり水晶の成長中、ずっと熱水がサイズ変化する
水晶に対し同比重を保っている必要があります。
無重力空間で結晶させるなら別かもしれませんが、地球上で生成された
物である限りこれは絶対条件です。でなきゃ重力方向に対し浮くか沈むかして、
結局結晶の一部がどこかに「触れて」しまうはずですので。
これ…ありえないとは言いませんけど、相当な低確率ですよねぇ?
結晶成長中常にサイズに併せた比重の熱水…どう考えても珪酸分のみでは
厳しいはずですし、かといってインクルージョンも余り無いので他成分がそこまで
濃いとは考えづらいですし。
圧力の問題が関わって来るにしても、液体と固体双方の受けた影響のバランスが
ばっちり一致しないと意味がありませんし…。
そもそもフローターって学術的に立証されているのでしょうか?
ちょっとその辺の学術データ調べてみようかな…。

ま、それは追々やっていくとして。
本水晶はサイズこそ小さめ(高さ45mmほど)ですが、シンプルなカテドラル構造と
再結晶部分の荒々しさが良い対比になり、高い透明度もあって見応えあります。
上記理論云々は抜きにしても、折り目正しいスイス鉱物には珍しく「静かな
生命力の荒々しさ」を感じる石なのでありました。
何時もは両ポイント面が見えるよう、ケース内に横に寝かせて固定されてます。(笑

BGM:Camel「Nimrodel/The Procession/The White Rider」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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