「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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18:08:10
…の内の1つです。

あ、その前に。
昨日のOzBz&OzBz featuring”スミミカ”ライブにご来場頂きました方々、
対バンの方々、そしてスタッフの方々。

ありがとうございました!&お疲れ様でしたっ!(*´▽`)ノ

OzBzとしては実に今年初、5ヶ月振りのライブの上に私の体調も万全とは
言い難い日々が続いている中、どうなるか結構不安でしたが…。
…いや、演っちゃえば何とかなっちゃうもんですねぇ。
これだから私は今のバンドが好きなんですよ。(笑
難を言えば、しばらく余り楽器を弾かずなまっていたので、今日になって指が
「弾き疲れ」状態にあることくらいですか。(苦笑
アン○ルツ塗りたいところですが、指には…ねぇ?( ̄▽ ̄;

でもって。
本日は既に登場済みの大分尾平「まりも水晶」、先日トンデモ推論を
ぶちあげた(苦笑)奈良五代松「檸檬水晶」に続き、日本が世界に誇る
「4大特殊水晶」の3つ目をご覧頂きたく思います。

荒川緑1
秋田は荒川鉱山の「緑水晶」です。
荒川独特のルーマニア産似なカテ…いやキャンド…いやいや「キャンドラル(?)」型
(透明~乳白色水晶もこの形で産出します)が非常に判り易い一品。
緑は緑泥石だそうで、表層直下にファントム状に薄く入っています。
また画像ですと長く見えますが、実際に柱面があるのは上方僅かな部分のみで
下方はほぼ接合跡になっていまして、クラスター状態だとウルグアイやブラジルの
アメシスト的なほぼ錐面のみに近いような状態だそうです。
そしてこの水晶、ありがたくも戴きモノです…それも実は7本の内の1本。
1本づつは高さ20mmほどのミニサイズで画像のものもそのくらいなのですが、
中々に味のあるものばかり、貴重な国産水晶だというのに戴いてしまいました。
ありがとうございます、TONGARIさん感激。(*´▽`)ノ

さて。
本水晶の形状に関してはよく「ルーマニア(orブルガリアの同タイプ」似と
比較・考察されておりまして、私もそれに異論はございません。
実際とってもよく似ておりますし、共産・同地産出別鉱物までそっくりですしね。
しかし、私が注目したのはこの「緑色」。
緑泥石…ということですが、ブラジルやヒマラヤはもちろん、同じ日本緑の
尾平まりも(ここはクーク石)とも違う感じです。
あ、ちなみに「緑泥石」というのはグループ名で単一鉱物名ではございません。
特定が困難なのか、大体それで済まされてしまいますがね。

では…似てる緑泥石を水晶に内包している所は何処かと言いますと、
これが意外やマダガスカル。あそこで出る独特の抹茶~煎茶色をした
「グリーンエレスチャル」にそっくりです。色だけでなく、何となく粉っぽい部分も。
荒川が「必ずファントム内包」に対してマダガスカルが「内包と表面付着
双方あり」な点は異なりますが、ね。あと、モノによっては同産地で出る
クロム白雲母ファントムに似ている場合もあります。
で、マダガスカルの緑泥石は粘土鉱物と混じることで粉っぽくなっていると言う
説があります…、が、ここでもう1つの可能性。
「粘土鉱物自体が緑の場合はあるのん?」という疑問です。

…ありましたよ。
しかも荒川鉱山産出&近隣産出で二種、「シャモス石」と「海緑石」。
特にシャモス石の方はずばり「同鉱山産出の『緑泥石グループ』」!
海緑石の方は近隣産出ながらも、こちらは微細化しやすい雲母族の内
「interlayer-deficient mica(直訳すると中間層が不十分な雲母)グループ」!
しかもどっちも「標本サイズまで集まると」濃色緑なので、微細粉末化した場合
抹茶~煎茶色になるのは容易に予想出来ます。
もちろん水晶内包の方は肉眼同定なんて無理なサイズですし、完全にやるとしたら
専門家のX線解析etcに頼る他ありませんが、これは…かなり高確率の気配。
一方マダガスカルはどうかと言えば、余り具体的なデータは出て来ませんでした。
一応粘土鉱物が産出するとは記載がありましたが、種別までは書いてない。
しかーし、ここは1つ面白い推論が成り立つのです。
そのヒントは「クロム雲母入り水晶」、そしてセラドン石の存在。

この2つ、クロム雲母は正確には「含クロム白雲母」と言います。
また、セラドン石は余りそうは見えませんが、これも白雲母と同じ純雲母一族。
そして白雲母は、「絹雲母」という細粒雲母かつ粘土鉱物に変質する可能性が
あります。セラドン石は…ちょっとデータ見当たりませんでしたが、基本組成は
純雲母族で同じはずですから、絹雲母化も十分可能性がありえます。
この2種がもし「元色を残したまま」絹雲母化して内包された場合、
非常に見た目は「緑の微細付着&内包物」として近くなるでしょう。
雲母の光沢感も落ちますから、「緑泥石に見える」という点も同様。
…そして意外や意外、マダガスカル産の水晶内包物の学術的検証データ、
そして緑泥石グループの「単体標本」が全然ヒットしない!
となると…「緑泥石インクルージョン」って、どこから来た話なんでしょう?
もしかして、「緑色=緑泥石でいいや」とか?そんなバナナ。
珍しい鉱物でも無いですし、あるにはあるんでしょうけど、内包物としては
ちょっと根拠が怪しいような気がしないでもありません。
どなたかご存知の方いらっしゃいましたら、情報ぷりーずぅ!

さて、この荒川緑。
やんわり乳白色に透け、正に「和の緑」。
サイズが小さい事もあってか、割と派手な錐面周辺の景色の割に落ち着いた
雰囲気が強く、かといって主張も無い訳でもなくと良いバランスを保ってます。
他の石のケースと混ぜても、何となくどの辺にいるのか気配で判る。
そんな実に「和風の美学」を彷彿とさせる良い石なのでした。

BGM:Caravan「Memory Lain Hugh」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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