「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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10:35:01
皆様おはようございます。
晴れた日には今日も今日とて撮影中。
そろそろ腕関節に固定ネジが欲しくなって来たTONGARIです。

長時間手ブレ気合止めしてると、段々腕がぷるぷるして来る。( ̄▽ ̄;

それはともかく。
相変わらず「鉄」をキーワードに突っ走っております横浜&新宿
合同戦利品特集、本日も鉄繋がりでございます。
一般に「鉄」と言われてぱっと浮かぶ色は皆様何色でしょう。
まぁ大概は日常生活でよく目にする事もあって、金属鉄の灰~黒鋼色か、
錆色の褐色・黄色・赤茶色辺りかと思います。
実際、これは石の世界でも大手勢力になる色ですね。

が。
いざ鉱物となると、鉄はかなりの業師です。
もちろん他の金属も多々そういう部分はありますけど、皮膜状になって
光屈折してみたり混入して染め上げたり、更に放射線の影響を受けたりと
何やかやで色彩豊か。

そんな中、本日は横浜側より。
鉄系鉱物の中でも、特に色味で人気の高いこの子をいきましょう。

藍鉄鉱_ボリビア1
やってもうた。ヽ(・∀°、)ノ

ボリビアはConotillo鉱山より、代名詞とも言える藍鉄鉱です。
実サイズは非常に小さく高さで4mmほど、石膏にも似た刃型の
板柱状結晶が2個、まるで双晶のようにバランス良く付いてます。
若干の剥離痕はありますが、このスタイルの良さと向こうに抜けるほど
透明な青緑を考えれば、十分無視出来る範囲でしょう。
というか、本来高級鉱物なのでこんな鮮度はこのサイズでないと
とてもじゃないですが手が出せません。(苦笑

「鮮度」と申しましたが。
実はこの子、個人的に基本NGで「相当でなければ手を出さない」子です。
何故なら、非常に劣化し易い鉱物の1つだから。
流石に完全NG品の岩塩鶏冠石程では無いにしろ、普通の石からすれば
かなり保存が厄介なタイプの子なのです。

そんな藍鉄鉱は、鉄の含水燐酸塩。
組成では「Fe2+3(PO4)2.8H2O」で、そこそこ水が多いですね。
また、燐が豊富な貝化石との共産も多いです。
日本でも、ここまで立派ではありませんが海由来のボール状に
なったものが産出しています。
ただ、この水が曲者なのか、この石は「湿気で酸化・乾燥で脱水崩壊・
感光で黒化」というどないせえと的な性質を持っています。
実際、哀しい状態になった子を見る機会もそこそこ。
しかも信じられない事に採掘時坑道内の時点では無色透明だそうで、
地上に引き上げるとあっという間に青緑になるそうです。
そこから劣化すると緑→濃緑→不透明黒となるそうなので、青が残る
この子はかなり高鮮度だろう…となる訳で。
なので、普段は密閉度の高いマイクロケースに黒紙張って入れ、
更にビニールテープで目張りして保存しています。

更に、この産地の母岩は含鉄砂岩。
この子は購入時インチケースにべったりとミネラルタックで
固定されておりまして、慎重に慎重を期して取り外したのですが
それでも結晶が剥離分解してしまいました。(泣
幸いタックでくっ付けて風景は取り戻したので個人的にはいいのですが、
もうちょっと母岩多く付けて欲しかったなと思わないでもありません。
ただ、母岩が多くても崩壊の危険性はやっぱり高いので、そういったものを
お持ちの方はゆめゆめ油断して私の二の轍を踏まぬようご注意。
他の産地は知りません。(苦笑

そんな我侭な子ではありますが、美観に負けました。 orz
極小ながら非常にシャープな結晶と、高い透明度、そして何よりも
この緑石好きの背筋直撃な青緑。
抵抗できるわけもなく、「小さければ保存も楽だし…」という言い訳にも
なっていないような言い訳を呟きつつお迎え。
そんな自分に後悔はしていませんが、利口とも思ってません。ヽ(・∀°、)ノ
池袋であんな事言ってたのに、ダメだな私。(苦笑

しかしその美しさはおばかな私の手元でも揺るぐ事は無く。
今日もケースの片隅、漆黒の箱の中で、静かに輝く時を待っているのです。


BGM:Focus「Eruption」


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コメント
美形~~~っ!
めさめさ権高な雰囲気のビビさまですねっ!
私はいまだにこの方とは良い出会いがなくて
一個も持ってないのですが(T_T)こんなの
見つけたら即買いしちゃいますね~。
ちっこいの全然オッケーですし(笑)
でも、そんなに保存が大変な石とは知りません
でした。
いつも勉強になります・・・m(__)m

ひいらぎ│URL│2010/06/18(Fri)17:51:35│ 編集
Re: タイトルなし
お褒めありがとうございます~。(*´▽`)ノ
確かに、この子はウチの一家中でも特に美形タイプです。
というか、他に明らかな美形が少ないって話も。(笑

保存性に関しては「結構大丈夫」というところと「やばいよ」って
ところがほぼ半々で見付かる感じなので、どの程度危険かはいまいち
判然としません。が、哀しいタイプも見る事は確かです。
ので、慎重に越した事は無いかな…と。

私も、日々書き書きしながら勉強してますです…。

TONGARI Take│URL│2010/06/18(Fri)20:27:56│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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