「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/09«│ 2017/10| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/11
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
17:29:19
さて、本日の石日記も横浜&新宿合同戦利品特集。
ここから2回は新宿の番ですね。

昨日まで割と延々「鉄」が繋ぎ要素となっておりますが。
その際書いたように、新宿ではストレートな鉄系鉱物は少ないです。
というか、殆どありません。
…ただ、「ストレート」でない物はある程度あります。

今回はそんな中から、クール極まりないルックスの1品をば。
天気は肌寒いですけど、許してくださいネ。(苦笑

苦土リーベック閃石_ボリビア1
理想的な「ブルーグレー」。

ボリビアはAlto Chapareより…英名が長ったらしい事になっていますが、
案外聞き覚えもあるであろう角閃石一族より、苦土リーベック閃石です。
リーベック閃石は、いわゆる鷹目石や虎目石の中の人のアレです。
別名を「クロシドライト」、即ち青石綿。
その成分が、文字通りマグネシウムに一部置換されたのがこの子です。
当ブログ登場済の子からだと、藍閃石の一族になりますね。
実サイズは80x10x3mmほどのヒョロ長い板状で、ご覧の通り繊維状結晶の
集合体なので随所にほつれている部分が散在しています。
角閃石らしいびしっとしたスタイルに表面を交錯する錐面由来の
ジグザグ模様と、いかにも石綿という繊維状のほつれがこの鉱物の特徴を
これでもかとスタイリッシュに演出しているナイスな子。
唯一の難点は、触ると手に付きまくるので手洗い必須なトコロですか。(苦笑

一応、組成的にはリーベック閃石「Na2(Fe2/+3Fe3/+2)Si8O22(OH)2」に対し
苦土リーベック閃石「Na2(Mg3Fe3/+2)Si8O22(OH)2」と、2番目のFe2/+3が
3価のMg置換されたものです。
とはいえ、その辺はやはり角閃石なので固溶体となる事が殆どで、大概は
1結晶内でリーベック~苦土リーベック~鉄藍辺りが揺れ動いているとか。
この子は「肉眼鑑定世界最強」とも言われているペトロフ氏のブースで
お迎えしたものなので、ちゃんと割合的には一番高いと思いますけどね。
ちなみに鉱物名で「Magnesio」はMg含有または置換を示す冠詞として
よく使われますので、アタマの隅に置いておくと吉かと。

そう、今回ご挨拶したかった米レア系店って、ペトロフ氏だったんですよね。
ご本人は確かボリビア系の方だったはずですけど、お店はアメリカ。
(というか、ご本人だったんですねあの方…意外に若かった;
その理由は、本特集の後に折を見て明かします。

ついでに(?)氏のブース、大変気に入りました。
あそこ、色々と風景派にはかなり面白い気がします。
実際、今回この子含め複数お迎えしておりますしね。

それはそれとして。
角閃石系の子達は、普段は基本脇役なので標本界でも地味な存在だそうですが、
この子を見るととてもそうとは思えないんですよねー。
確かに派手では無いにしろ、物凄く華があるように思うんですけど。
その辺はアホみたいに野外種・亜種の多い角閃石にあって、殊更必要以上に
詳細種や産地・レア度を気にせず風景で迎える立場の強みかもですけど。
それでも、もうちょっと人気が出てもいいような気は正直します。

…ま、面倒な気持ちも調べていると判りますけど。( ̄▽ ̄;
ついでに物による気持ちも判りますけども。

予報では本日をもって梅雨に全面突入した日本。
そして、台風シーズンも近い日本。
そんな時期を前にボリビアより遥々渡って来たこの子の湛えるクールさは、
青白き閃光を放つ稲妻にも似た、「嵐の前の静けさ」の具現かもしれません。


BGM:White Willow「A Strange Procession...」

※2010/9/16追記
大事な事書き忘れてました、この子は何気に原産地標本です。
角閃石類の原産地標本なんて特殊なもの以外気にしないから
ラベル整理で見返すまですっかり忘れてましたヨ。(汗


スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/503-50ebd673
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
09 | 2017/10 | 11
1 2 3 4 5 6 7
8 9 10 11 12 13 14
15 16 17 18 19 20 21
22 23 24 25 26 27 28
29 30 31 - - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。