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17:09:54
石日記です、本日もブラジル産です。

昨日の赤鉄鉱&金紅石は、ブラジル産水晶のインクとしては
代表中の代表的なものですね。
続くインク鉱物といえば…そうですね、電気石緑泥石辺り?
他にも角閃石一族やら緑簾石やら褐鉄鉱系やら続々。
正直把握し切ってる人なんていやしないだろうというほど色んなものが
入りまくる産地なのでどれがどのくらいメジャーかは私1人の判断では
到底つきやしませんけど、良く見るのはある程度絞られて来ますよネ。

で。
今日は昨日から鉄系インク繋がりで同じくブラジル産、そして自形では
無いので水晶じゃなく石英ですが、共通項は多いです。
…が、これは数あるブラジル産水晶(石英)にインクする鉱物の中でも
間違い無くマイナーな部類に属すると思われるもの。

そんな標本的にも佇まいも渋いスタンスの子はこちら。

石英&白鉄鉱_ブラジル1
錐輝石仮晶に続く「モノズキ石」第2弾。

てな訳で、ブラジル・ミナスジェライス州はGalileia産の白鉄鉱入り石英。
水晶にインクする鉄系鉱物は数あれど、白鉄鉱はその鉱物的知名度に比べ
きちんとインクが明記される事は非常に少ないんじゃないでしょうか。
私自身同質異像の黄鉄鉱インクはちまちま見掛けますが、白鉄鉱は今のところ
明記・明言されているものはこれしか見た事がありません。
ちなみに白鉄鉱は白金色の鱗片状に入っているものがそうで、一部に
見える黄色がかっているところは別途入ったクレイ残滓みたいです。

この子は実サイズ35x20x20mm程の、ころりとしたかちわり塊。
はっきり申しまして、石英部分はクラックが多い上に透明度も低く、
お世辞にも質の良いものとは言えません。
また、白鉄鉱も↑リンクのようなしっかりとした自形で入っている
訳でもなく、先述の通り厚さ測定不能な程薄い鱗片状。
ころりとした形と金属鉱故の煌きの対比に惹かれてお迎えはしましたが、
正直モノズキ系以外の何者でもないよーな、と。(苦笑

ただ、白鉄鉱はこれまた↑リンクに記載がある通り、かなり保存上
難物と言える鉱物の1つ。
普通は酸化防止に色々苦心するハメになる訳ですが、この子に関しては
その心配は無用。だって既に密閉済ですから。(笑
厳密に言えばクラック内なのでちょっとは空気に触れているでしょうし、
酸化もするといえばするのかもしれませんけど、少なくとも人間が取る
アマチュアレベルの保存手法に比べたらずっと信頼度も高そうです。
なので、とってもラク。
こういう他鉱物(但し透明なもの)インクは天然標本箱としても便利ですネ。

…そういえば、同産地で素性不明だったコレ。
ひょっとしてこれも白鉄鉱原料の赤鉄鉱だったりする?
白鉄鉱はFeS2の低温・アルカリ相(酸性・450度以上だと黄鉄鉱)ですから、
比較的低温環境っぽいコレには相性良さそう…。

閑話休題。
ともあれ、白鉄鉱は何故か水晶インクとしては全然見掛けません。
が、考えてみれば水晶の生成環境としては酸性かどうかはともかく、
温度面では450度って結構高い方に入りますよね。
高温石英が573度ですから、その範囲差は歴然。
勿論黄鉄鉱も1回出来てしまえば割と安定ですし、現にインク品も
多いですから存在は確実ですけど、たまに黄鉄鉱インクと記載された
こんな感じの鱗片状のものが入った子、いますよね?
…ひょっとして、実は知られてないとか黄鉄鉱にされちゃってるとかが
多いだけで、白鉄鉱インクって結構いるんじゃないでしょーか?
勿論、同じような理由で白鉄鉱仮晶な何か、も。
色々調べると、そんな気もしてしまいます。

僅か数センチの石英に入った、ミリサイズの金属片。
普通の日常であれば、まず気にも留めないであろう存在。
しかし、語るは雄弁。

石英・水晶の内包物は、何時でも石好きさん一同のココロを
ざわざわさせてやまないのです。


BGM:CAN「Yoo Doo Right」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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