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22:33:54
昨日から突発的に始まった特集「渋味水晶ズ」、第三夜です。

一口に渋味といっても、鉱物のそれは大まかに3種ございます。
1つは、本体そのものが渋い場合。
これは昨日の水晶のようなバリエーション的なものであったり、ある種の
金属鉱のように元々が渋い存在
であったり、はたまた実際はテカテカでも
酸等の洗浄処理を受けない「山出し」状態のためだったり色々。
その2は盆栽的に渋い場合で、母岩との対比に味わいのあるタイプ。

そしてその3は、他鉱物の共産やインクの具合が渋いタイプ。
本日はコレです。
では、昨日と同国ブラジルより、渋いインクとはどんなもんかという子を。

水晶&黒雲母_ブラジル1
天弦に虹の弧がかかる。

ブラジル・ミナスジェライス州より、「一手間掛けた子」多め的産地
ディアマンティーナ産の黒雲母入り水晶です。
実サイズはそこそこの50x25x25mm程、表面が水酸化鉄か何かのような
微細な粉末で覆われたようなややマットな感じで、見た目に判り辛い
ですが非常に淡色の煙かもしれません。(無確証故記載せず
で、全体にクラックとミストで数層のファントムがありますがその割に
透明度は損なわれておらず、中心付近に件の黒雲母が見事な革状山形で
ファントムに被っております。
で、その頂点部にぴたりとクラックで円形の虹が。
何時ものお店1の隅っこに居たのをお迎え致しました。

見た目中国のタール入り両錘に似ていますが、ルーペで確認すると
所謂液体や半固体といった感じではなく、質感的に完全な固形。
この子も一応完全な両錘なのですが、産地混同の気配は無く。

水晶&黒雲母_ブラジル1アップ
裏から見た処。

微細な鱗片状のものも見えますし、板状の気配も確認出来ますから
多分黒雲母で問題無いかと思います。
実は虹を出しているクラックにも、フィルム状のものが入っている
気配があるんですが、こっちはよく見えず…。

黒雲母入り水晶自体は時折見かけます。
が、ここまでモノの見事に堂々山形になったものは未だこの子のみ。
裏を見ると山形のマイナス部分的に抜けているもの確認出来ますので、
ファントム付随の黒雲母インクとしては一種の理想形かもしれません。
しかも複数錐面が内部で分かれているのがはっきり判るオマケ付き。
鉱物的な「面白い水晶」の典型でもありますネ。

そして、天弦に掛かる虹。
風景としても、単結晶でこれだけのものは抜群クラス。
内に世界がある、とはこういう事を言うのでしょう。
ぱっと見に鮮やかでなくとも、そういう部分とはまた違った鮮やかさを
声高になる事無く主張するこの子は、非常に「渋い」存在だと。

黒い山に掛かる虹が、何を示唆しているのかは判りません。
国や人によって受ける印象も大分違いそうな子でもあります。
見ようによっては、確かに闇の気配もあるように思えますから。

願わくば、ご覧のあなたと現地の方々にとって凶兆ではございませんよう。


BGM:Gerard Schwarz: Seattle Symphony Orchestra
「Hovhaness: Symphony #2, Op. 132, "Mysterious Mountain"-2.Double Fugue」
本日のタイトルは、ベーシストにはジャコ「Holiday For Pans」の1曲目でも
お馴染みの米現代管弦楽より拝借。

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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