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17:18:45
さて、本日の石日記です。

昨日のデュモルチェ石、お楽しみ戴けましたか?
その時、「硼素とアルミの珪酸塩」というお話を致しましたが…
…ここで「あれ?」と思われた方は鋭いです。
硼素を含んだ珪酸塩鉱物は、実はそんなに数がありません。
いや、それなりにあるにはあるんですが、大部分がデュモルチェ石の
ような基本「脇役」系か希産鉱物類。

が、その中の代表3種、中でもダンブリ石斧石ともう一つ、
最大勢力となる鉱物が無茶苦茶に高い知名度を誇っていたりします。
本日はそんな「含硼素珪酸塩」と「硼素」をテーマにこの子。

ローディズ石_マダガスカル1
お久し振り産地。

マダガスカル島よりローディズ石&リディコート電気石です。
実サイズ35x20x10mm程、母岩付き…と言うよりはペグマタイト
そのまんま引っぺがして持参致しました的一品。
全体は3本ほどのリディコート電気石(赤紫)を軸に、周囲に
ローディズ石(帯黄緑)が点在するスタイルを取っています。

そう、硼素を含む珪酸塩鉱物の最大勢力と言えば、この電気石一族。
なので、その存在量の割に聞き覚えのある方も多かっただろうなと。
その証拠と言っては何ですが、周囲を取り巻くローディズ石は
硼酸塩鉱物ですからね。

リディコート電気石は何度も登場しているリチア電気石の親戚筋でして、
リチア電気石のNaをCaに置換し、(OH)4に置換性のある(O,OH,F)4が当て嵌まる
ものに相当します。
その他には殆ど差が無く、同地はおろか1結晶内で成分連続する事も多々。
当然肉眼判定は不可なので、正確なところは分析、またはラベルを信じる
他ありません。
コレも一応ラベル準拠ですが、この産状の場合はほぼ間違い無く
リディコート電気石を含有するそうなので、まぁ…大丈夫でしょう、多分。
ちなみにこの標本の主役は本来ローディズ石なのですが、どうにも色味の
せいかリディコート電気石の引立て役になっちゃってます。(苦笑
一応、潮解・水溶性持ちや低硬度が多く扱い辛い子だらけな硼酸塩鉱物の
中では安心して保管出来る数少ない子の上に、地味に硬度8もあって劈開も
無く、色味もいいので新種の宝石になりうる、しかも希産で組成上も
(K,Cs)Al4Be4(B,Be)12O28という中々珍しい子なんですが…ねぇ。

尤も、リディコート電気石も実に1977年までリチア電気石と同一視されていて
存在が知られていなかった訳ですから、ある意味似たもの同士なのかも。

そんな事情もあって(?)か、割と強めの色味の割には余りキツい感じは無く、
「石!」という印象が強くて何となく気軽に接せる子です。
勿論きちんと見てやれば、母岩との対比もくっきりとした美しい光景。
控えめながら自己主張はちゃんとする、そんな印象の子なのです。

…ただ、他の産地で電気石+硼酸塩ってあんまり見掛けない気がします。
やっぱり産地が限られるという硼酸塩の法則は守ってるんでしょうかね?
それとも、接する機会が少なくて印象が薄いだけ?


BGM:Annie Haslam「When A Heart Finds Another」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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