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18:15:17
さー、とうとうやって参りました。
本日の石日記で、一旦特集「石屋・東急ハンズ」は終了です。

…で、以前のルチル水晶の際お話致しましたもう1個。
こいつが今回の特集のトリです。
ある意味、最も「掘り出し処」としてのハンズを象徴するような、
一見してはっきり言って一番小汚い、しかし素晴らしい子なので。

そんなトリ石はこの子です。

ルチル水晶_ブラジル2
記載無きゃただの山出し水晶ですよね。

ブラジル産、ルチル入り水晶です。
実サイズは25x15x15mm程のころんとした単結晶。
はっきり言ってもう1個のルチル入りのよーに明確な華がある処か、
掘り出したそのままに泥や酸化鉄がびっちりくっ付いているような、
しかもDTという訳でも無くダメージもそこそこ散見される、
ぶっちゃけキレイとはお世辞にも言えない子です。

更に言えば、この子は一応ルチルクォーツとして売ってはおりましたが
置かれていた場所は照明も殆ど翳ってしまうような一番奥。
この子よりよっぽど大きく、ルチル入りとして即見で美しい子達の
遥か後方でぽつーんと済まなそうに鎮座しておりました。
お値段もやはり見た目にも安そうなトコロを反映してか、¥500ほど。
かなり長い事残っていたような記憶がありますから、本当に誰にも
顧られていなかったのでしょう。

正直、長くあったのを知ってるという事は自分も見逃していたんですわ。
だって…ねぇ、こうアップで写してもいまいちに見えてしまう通り、
どう見ても普通なら(嫌いな言い方ですけど)ルチル水晶として魅力が
あるとは思えない子でしたからねぇ。
しかも本当に隅に追い遣られちゃっていましたし。

しかしある時。
丁度この子の1段下の1番奥にあった子が気になりまして、ケースを
空けて貰い、身を屈めて手を伸ばしていた際に。
…えと、時にご存知の方はご存知だと思いますが、ハンズで使っている
ガラスケースは基部以外の全面がガラスで出来ておりますよね。
そこで、上の方に「何かの気配」が見えた気がしたんですよ。

その気配の先には、この忘れられたような子。
「ん?」と若干首を傾げながらも、ひとまず気になった子を見てから
改めてこの子を詳しく見てみたら…。

ルチル水晶_ブラジル2表面
んん…?

ルチル水晶_ブラジル2内部2
おお…?( ̄▽ ̄

ルチル水晶_ブラジル2内部1
おおおお…?( ̄▽ ̄;

ルチル水晶_ブラジル2内部3
うおおおお!?Σ(゚д゚`;)

何と、泥や鉄分に見えたのが殆ど丸ごとルチル!
表面や中のがさがさした部分も、光で反射させつつルーペで見て
ようやく判る程度の超微細なルチル!
しかも殆ど板にしか見えないようなぎっちぎちの格子型結晶群が
数えるのも不可能な程の量でぎっちぎち!
トドメにルチルの色合いが、金系・銀系・赤系を中心に複数色が
入り乱れるように、更に格子状以外の結晶も混じって多数混在。

色々ルチル入り水晶は見ましたが、未だにここまで容赦というか
節操のカケラも無いほどの勢いのあるものは見た事がございません。
当然、即座に捕獲。
こんなものを一見の印象で見逃していたオノレの修行不足に恥入りながら。

この子、色んなところにインク跡がありますがどうも水晶自体は一気に
生成されたようで、ファントム状になっている部分は見受けられません。
一応錐面に沿うようにルチルが居たりはしますが、水晶自体にその影響が
見えているようには思えないので、そんなに阻害された訳ではない模様。
という事は、これだけのルチルがあった場所に「逃がすかコンニャロ」的な
勢いで一気に結晶した訳で、しかし骸晶のケが見えるほどではない。
つまり一気に生成出来る、しかし骸晶になるほど早急かつ珪酸濃度が
高くは無い状態で、しかもルチル以外のインク要素がその間に干渉して
来ないという、かなりタイトな条件下で出来ているはず。
相当巧い事条件が揃わないと、こうはならないはずです。

トリの1個は、そんな私にとっての大きな教訓石の1つ。
げに見た目のキレイさが、石としての存在や美しさと無縁である、
そして売っている場所の問題でもない…と、キビシク教えてくれた
師匠たる子の1つなのです。

さあ、約1週間の特集でしたが…どうでしょう。
石屋としての東急ハンズ、私は面白いと思います。
皆様はいかがでしたでしょうか?

最後に、無論私は東急GP及びあの卸元とは一切関係ございません。(笑


BGM:Free「Muddy Water」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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