「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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17:25:09
さて本日2発目の石日記。
金曜なので週末鮮やか石の日デスネ。

えと、数日間「当たり前の鉱物」というキーワードが続いている
訳ですが、そこで思い当たっていた子を出そうかと。
今まで種々様々な石が登場していますが、そこでよくデータの
一環として使っており、実際重要な要素であるものの1つとして
「モース硬度」というものがございますね。
石をやられている方であればまずご存知であろうものですし、
そうでなくてもある程度有名なものですからここでは割愛し詳細は
リンク先(Wiki)をご参照戴くと致しまして、本ブログでは既に殆どの
硬度の標準物質が登場しております。

…が、居ました。
1つだけ出ていないヤツが。
ある意味一番出さなければな部類なのに、中々納得品が入手出来ず
割と最近のお迎えであった子なのですが。
幸いにもそれなりに良い色を持っている子なので、本日こいつを
出してモース硬度標準鉱物一族の〆と致しましょう。

滑石_テキサス1
ピンクのお山。

米テキサス州より、モース硬度1の標準鉱物である滑石です。
実サイズは85x75x30mm程と結構大きめ…というか、滑石はどーも
余り小さい標本が無くて、どうしても大きめになってしまう感じ。
バーモント州等の緑のものだとそうでもないんですが…。
滑石らしい鱗片状の結晶がごってりと集まった岩塊のような
スタイルで、テキサス産の特徴である淡いベージュピンクに
色付いたキレイな石です。
(※実際には緑や白もがあるそうですが、何故か見るのはこの色

…実はこの滑石。
石好きとしては非常に困った部分がある鉱物でして。
無論硬度1で爪よりも柔く、鱗片状というスタイル上剥がれやすいため
保存が面倒とかもあるんですけど、そーではなくてもっと別の問題。

というのも、この滑石と言うヤツはとにかく日常の様々なものの
原料となっておりまして、その使用幅たるや1サイト出来そうな程。
一例を挙げればタルカム(タルク=滑石の事)パウダーを始めとした
多数の化粧品や製本紙の艶出し材、漢方薬や医薬品、更には学校の
チョークや工事現場のライン引きなどなどなどなど(エンドレス
そのせいで、いざ鉱物としての滑石を調べようとしても、当の鉱物書で
そこまで滑石を詳しく言及したものは早々ございませんし、WEBだと
雑多な商品やらなにやらのデータに埋もれてしまってそれこそ
希産鉱物の発掘めいた様相を呈する訳でして。
実際、この色の発色要因を調べたんですが、塔の如く積み重なる
部外データの山の前に敗北を喫してしまっています。
うにゅう。(´・ω・`)

また、英・和名はともかく通称として広く使われている「ろう石」にも
地味ーな問題がありまして、ちょっとややこしい事になっております。
まず、滑石の別名を「ろう石」と言います…これは正しいです。
しかし、実はソレとは別基準の「ろう石」が存在していたりします。
これは滑石と同じ、あるいは似たような性質・用途のある石を
全て纏めたいわば「鉱石名」あるいは工業的な「材料名」みたいなもの。
もっとざっくりと「基本白くて艶があり、脂肪光沢の柔い石」を
全て称する場合もございます。
コレは云わば、「実は色んな鉱物だけど全部纏めて『石綿』」というのと
ほぼ同じ状況です。
含まれる鉱物種等はこれまたWikiリンクをご覧戴くと致しまして、
問題はこれが石の世界にも影を落としている事。
例えば葉ろう石(Pyrophyllite)は滑石とは全く異なる鉱物ですし、
石屋さんでも「ろう石」といって全く別種の石を売ってる事すらあったり。
逆に「ろう石」となっている石を滑石だと思っていたら、実は全然違う
鉱物であったりと、地味ながら結構酷い混乱が見られます。
この辺はご存じ無いと本当に意味不明なので、一度調べてみるのを
お勧め致します。いやまじで、自分も整理に大分かかりました。(汗

まぁその辺は私自身も追々調べて行くとしまして。
低硬度故の柔らかな質感、半透明の優しいベージュピンク、切り立って
いるようでありながら鋭さを感じさせない造形と、この子は滑石が
滑石らしくある魅力に満ち溢れたナイスな子。
いかんせん色付きならまだしも白色では地味な上にそこら中にあるため、
極一部産地の色付きものばかりが標本として流通しておりますが、
本当ならこの質感だけで十分魅力的と思うのは私だけでしょうか?
皆様も本週末、山のように落ち着いた姿に柔らかな心を持って、
存分にお楽しみくださいまし。

この石の別名で「ソープストーン」というのがあるからといって、
ピンクの石鹸場に行くかどうかは個人の自由だけどな!(アメリカ笑

で、もう1つだけ補足。
よく「勾玉磨きセット」等と称して売っているものの中に、材料石に
この滑石を使っているものがございます。
緻密な滑石はやや実際の硬度よりは硬めに感じますが、加工性が高く
磨けば割と簡単に脂肪光沢を出すので、確かに体験学習的なものと
しては優れたものだと思います。

が、ここで1つ注意。
滑石は先述のようにモース硬度1の標準鉱物。
その硬さは、爪で簡単に傷が付くほど柔いです。
…なので、もし「俺にはこれ以上ねぇ!!」というほどお気に入りの
一品が出来たとしても、アクセ使用はオススメしません。
なんせあっという間に傷まみれになりますからねぇ。
それでもいいや、という方はご遠慮なく。
…最近はパワスト系のビースでもあるそうなので、ホントご注意。


BGM:Anekdoten「Sky About to Rain」
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コメント
4ミリ50個850円・・・

タルクのビーズ、私も見たことない!と思って検索かけたら・・・
ありやがった!
ありえん・・・

ピンクの石鹸場にはご縁がおありで?(笑)

kana│URL│2010/02/06(Sat)17:06:20│ 編集
Re: タイトルなし
あるんですよねぇ。>ビーズ
正直そのままでは使い物にならないでしょうから、
恐らくスタビライズされているとは思うのですが…。
でも、それでもやはり滑石の柔さは怖いですヨネ。
それに、「ソープストーン」も複数鉱物種に使われる
言葉ですから、これまたよく判んない事になっていたりして。

ピンクの石鹸場、スタッフの知り合いは数人いますけど…
…自分はお金の無駄にしか思えないので行きません。(苦笑
というか、実はそーゆー夜遊び一切しない人です。
ホントに呑むだけ。

TONGARI Take│URL│2010/02/06(Sat)17:53:18│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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