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2010/01/08
10:47:34
長々と。

…予定を超えて、年も越えて(苦笑)実に長々と。
大晦日~元旦だけは違いましたが、先月15日のパキ蛍石以来
ですから、それはもう怒涛の勢いで続きました池袋戦利品。
とうとう、本日2回でラストでございます。
よーやくですな。(ノ∀`)

…尤も、まだ撮影に納得の行ってないものや、細かい素性に
不明な部分が多過ぎて出せない子ももうちょっといたりするのですが。
まぁ、余り続け過ぎるのも何なので、この辺で一区切り。

で。
本日1発目は、昨日のロシア紫と同率2位の子です。
同率2位とは申しますが、実はこと盆栽度だけなら間違い無く
今回のお迎え品中、ずば抜けて堂々のトップ。
1位には僅かに「結晶の良さ」と「希少度」だけで及ばないという、
かなりの実力を持った子です。
そして、上位品唯一の「紫水晶ではない」子。

そんな健闘の一品はこちらでした。

燐灰石_メキシコ1
狙ったかのよーな。

メキシコ デュランゴ産の燐灰石です。
実サイズ65x60x50mm程と、占有空間はほぼ立方体。
まるでお椀をひっくり返したよーな、見事に丸っこいドーム型に
獲られた母岩の頂点に、狙い澄ましたかのような無欠損の燐灰石結晶が
すらりと1本伸びた、実にスタイリッシュなクラスターです。
お迎え元は、某アメリカ系業者さん。
先掲載の「"ぐんにょり"ショール」「"もしかしたら自形?"ターコイズ」
同じ業者さんの出身品です。¥2000↓と、大変お安かったです。
わぁい。ヽ(*´▽`*)ノ

メキシコ産の燐灰石自体はレギュラー品といいますか、燐灰石として
極々メジャーな産地でして、母岩付きも珍しくありません。
色味も緑がかった黄色透明に、やや鉄由来の赤味が差す至極普通の子。
しかし、この子が凄いところはやはりその結晶の位置。
当産地の燐灰石は目の粗い変成岩中に産し、石英や磁鉄鉱を伴い
ある程度纏まった数の結晶が埋没して群れるのが一般的な産状です。
で、それをかち割ってクラスターや分離結晶にしているのですけど、
元が粗粒な岩だけに割れ方に遠慮が無く、特に晶洞としてある訳でも
ございませんので、その破砕衝撃をモロに受けてしまう状態。
それに加えて燐灰石自体が比較的低硬度(4~5)且つ無劈開なものの
非常に脆い部類に入る鉱物なので、大部分は一部欠損品。
良くてもクラックまみれなのが常道です。
また、そういう特性上母岩付きで完全な結晶は母岩上に横たわった
ような状態のものが殆どで、側面にへばりついてる石のイメージが
どうしても強くなり易い子。

しかし、この子。
数々の難関を何をどーやって潜り抜けたのかは知る由もありませんが、
クラスター頂点からものの見事な無欠損錐面有りの完全結晶が屹立。
通常どう考えても母岩破砕の際にポキッといってしまいそうな
場所なのに、コイツは何事も無いかのように佇んでおります。
流石にクラックはございますが、それも平均からすればまだ少ない方。
普通はもっと、透明感に影響するくらいバキバキですからね。
しかも、それをわざわざ強調するかのように、完全結晶はこれ1つだけ。

燐灰石_メキシコ1アップ
兵どもが 夢の跡。

例に漏れず主結晶以外にも大量の燐灰石その他を伴っておりますが、
何とものの大小に関わらず、全て何処かに欠損が。
(…流石に微粒の磁鉄鉱は例外ですけど
明らかに主結晶より採り易かったであろう子も多々見受けられる
のですが、全て見事に折れたり割れたりしております。
この「敗者」の群れがある故に、主結晶の「勝者」っぷりが
一段と引き立って見えているのです。

…実は、この子は単品売りのものじゃなかったんです。
足元卓下のダンボールに入れられて、1箱いくらのロット品の中に
紛れ込んでいた子だったのです。
当然ロット品なので、本来単品では売って戴けないであろうもの
なのですが、そこは一目で惚れた弱み。
暑苦しい熱意と根気で、見事例外的に譲って頂けました。
お店の方、大感謝です。(*´▽`)ノ
で、その流れでこの業者さんをしっかり見たら、一見して
思っていたよりも遥かに面白い子が一杯おりまして、
先述2品も合わせて掘り出した次第。
そういう意味では、良縁を呼び込んでくれた恩石でもございました。

数々の猛者が散っていく中、ただ1つだけ生き延びた歴戦の勇士。
そんなこの子の姿には、正しく「チャンピオン」という言葉が相応しい。
ちょっと目線を替えると、某マノヲーのアルバムジャケにも
ほんの少しだけ雰囲気が似ている気もしなくはありません。(笑

普段どっちかといえば華奢な燐灰石が、見違える程に逞しく見える。
これはそんな、隠れた「漢の石」なのでございます。

ヘイル!(・∀・)


BGM:Manowar「Hail And Kill」
   勿論タイトルはこの超名曲より戴きました。(`・ω・´)


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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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