「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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22:45:03
池袋戦利品はまだまだ続きます。(・∀・)
本日3発目ですが、前2発が水晶といいつつ細かく言えば
煙水晶でしたので、今回は無色の水晶で。

まぁ今回も、持参依頼品が幾つかあった訳ですが。
IMAGEほど多くは無かったのですけど、2つほどお願いさせて頂きました。
その時とは別店舗様で、当日まですっかり忘れていたので初日に
お願いして2日目に持参戴いたという。( ̄▽ ̄;
関東圏とはいえ、微妙に面倒な距離をわざわざありがとうございました。
あと、ご迷惑お掛けしてすみませんでした。>店舗様

そんな紆余曲折あっての、持参依頼品の1つがこの子。

水晶&方解石_ロシア1
遠目に見ると紛らわしいったら。(苦笑

ロシアは御馴染み沿海州、ダルネゴルスクより水晶&方解石です。
一発変換で「宴会臭」となるのはお止めいただきたい。>IME
無色の俗にそろばん玉型と言われる高温石英もどきの柱面殆ど無しな
両錐結晶が多数集合したところへ、これまた無色の方解石が犬牙状を
基本に寄り集まっております。
どっちも無色で錐面があるので、小さいのは良く見ないと混ざります。
黒いのはショップ様の方で「珪灰鉄鉱または赤鉄鉱?」となっていましたが、
これは未だはっきりしないものの、私は赤鉄鉱説に一票。
理由は後述します。

本品は実サイズ55x25x30mmほどと中庸な大きさ。
ちょっと全体的には扁平な感じですが、これはダルネゴルスクの
ソロバン玉では至極一般的な産状なので、特におかしな部分はありません。
むしろ、それでもりもりと長く延びてる方が不気味っちゃ不気味。(笑
ダルネゴルスクの出身品としてはそれなりに「らしい」石ではあるものの、
特にどう…という程におかしな事はありません。
ただ、このちょっと宇宙基地っぽい佇まいが妙に気に入ってしまったのです。
動機なんて、案外そんなもんだったりするのです。

で。
先述の「赤鉄鉱」という推論の根拠。
それは、本産地で同じソロバン玉型水晶と共産する鉱物に、菱鉄鉱が
いるからです。これは付着・インクルージョンどちらも存在します。
菱鉄鉱は以前ペルー産菱マンガン鉱の際書いた通り、方解石一族の
鉄を主成分とする鉱物です。そして、本鉱の組成はFeCO3。
それに対し、赤鉄鉱はFe2O3で、珪灰鉄鉱はCa(Fe2+)2(Fe3+)O(Si2O7)(OH)。
どう見ても、プロセス的に赤鉄鉱の方が遥かになり易いはず。
…といっても珪灰鉄鉱は代表的なスカルン鉱物であり、ダルゴネルスクでは
常連中の常連と言える鉱物なので、これだけでは判断出来ません。
実際、本ブログで以前掲載した同地産の水晶に共産しているのは、
他でもない珪灰鉄鉱です。

しかし、だからこそ決定的な疑問点があります。
というのも、リンク先のものはかなり小さなものでも柱状結晶が
散見されるのに対し、本鉱のものは殆どが平板状に近く、柱状と
言えそうなものがまるで見当たらないのです。
画像ではあるようにも見えますが、実際には殆ど厚みの無い板。
珪灰鉄鉱は、晶癖的に高頻度で四角柱状になりやすいはずです。
そしてもう1つ、赤鉄鉱と方解石は世界中あらゆる場所で極普通に
行動を共にしていますが、これが珪灰鉄鉱となると何気に見掛ける頻度が
がくんと落ちる、つまりあるにはあるにせよ確率的に差が大き過ぎるのです。
この点に付いては多分単純な話で、珪灰鉄鉱とだと両者とも生成には
カルシウムが必須になりますから、奪い合っちゃって片方だけが育つ事が
多く、共産品としては相性が良くないのでしょう。
あと、極強光でほんのちょっとだけ赤く透けてる…ような気もします。
これは本当に微妙なので、自分でも自信無いのですけど。
と言う訳で、私は赤鉄鉱説に一票。

まぁ…2種混ざってる可能性も無い訳ではないので、結局のところ
きちんと鑑別して戴かないと判んないんですけどね。

珍しく自分でも風景要素を掴めていない石なのですが、ツボには
確かにはまった子なので、きっと後々何かあるのでしょう。
この子がその姿を見せてくれるのを、今か今かと待ち侘びる。

風景派には、そんな「基本変わらないもの」であっても
自らと共に「育て育つ楽しみ」もあるのです。


BGM:Enya「The Spirit Of Christmas Past」
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コメント
ども~年末のごあいさつです。。

その前に。
そうそうこれって高温水晶じゃないんですよね。なのにどうどうとベータクォーツって書だって「鉱物ショップ」がそうやってるんですよ?堂々と。中には「~型」なんて苦し紛れもあるけど違うんだからせめてそろばん型が親切というもの。
そうそう、人それぞれ突っ込みどころ、こだわりどころが違うのはよいことだと思ますが、それも認められない人もいるのは残念なことですね。

ガレナも美しゅうございますね~v
この一年でも自分の石への拘りや外せませんポイントが微妙に変化してきました。
さて来年は・・。
戒めのためにショップサイトの「お気に入り」をだいぶ消しました。
「観て選ぶ」これがテーマかな。その目を養わないと。
いろいろありがとうございました<(_ _)>
ではよいお年を~(^^)ノ

tomoko│URL│2009/12/31(Thu)09:25:10│ 編集
Re: タイトルなし
おお、恐縮でございます。>ごあいさつ
こちらこそお世話になりましてありがとうございました。

高温水晶ではない…というより、本来高温水晶は我々の手元には
「存在しない」というのが正確ですからねぇ。
全部低温水晶化した仮晶ですから。
この辺は慣習的な部分との兼ね合いもございますから、難しい処。
私はむしろ「高温『型』」はそういう風潮からすれば何とか短文で
正確な表現をしようとしている部類だと思いますが。
ただ、「ベータクォーツ」はアレですけど。

ツッコミ処・拘り処が違うのは当然ですしねぇ。
じゃなきゃ多分、コレクターなんて人種にはならんでしょうし。(笑
しかしやはり、人を受け入れるのは大事ですね。
そうでなければ、自分が否定されても腹を立てる権利は無いでしょうし。
方鉛鉱は現物はもっと良いです。
ちくしょう新鮮過ぎるのが憎いぜ。 orz

私は更に「縁電波受信」アンテナを磨くのが来年の目標です。
そして、カメラをより自分の眼と同化させる事も。
そのためにはやはり、場数場数。
そして様々な方からお勉強させて頂く他無いと。

本ブログの今年の更新はまだございますが、先立ってご挨拶。
どうぞ来年もよろしくお願い致します。
そちらも良いお年をお迎えください。

”TONGARI”-Take│URL│2009/12/31(Thu)09:47:55│ 編集
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プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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