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19:38:57
さあ、やって参りました池袋戦利品特集の続きで本日2発目。
そして、楽しい週末祈願の鮮やか石コーナー。
今回は長くなりましたが、来週中には一旦終わる予定です。

本日は1発目に砒素バナジン鉛鉱をお送り致しました。
アレは砒素こそ含まれますが砒酸塩ではなく、あくまで
バナジン酸塩の鉱物の亜種。
砒酸塩鉱物も、列挙したらそりゃあもうとんでもない数がございます。

一般に砒酸塩、というとどうしても毒物としての砒素のイメージが
強いせいか、敬遠する方もいらっしゃるそうです。
また、当然ですが変質等で有毒化する事もございますから、
アクセサリーにはなりえません。
ですから、原石派で扱い方をご存知ないと、余り馴染みが無い一群かと
思います。

実際には扱いなんて風邪予防くらいの方法で済むのですけどね。
一部水溶性強毒のもの等を除けば、普通に扱って大丈夫です。
大事なのは性質を知る事と、舐めたり吸い込んだりせず、扱った後
きちんと手を洗う事。せいぜいそんなもんです。
強いて言えば、砒酸塩は砒酸塩で纏めておくと管理も楽。
それにやはり人気があるのは、美しい石が多いからなのです。

話が逸れました。
というわけで、本日の鮮やか石は砒酸塩。
その中でも知名度・普及度ともにトップクラスのこの子でいきましょう。

アダム鉱_メキシコ1
煌びやかなレモンイエローが眩しい。

メキシコはデュランゴ、世界の鉱山中でも屈指の名鉱山として名高い
オハエラ鉱山より、褐鉄鉱上のアダム鉱です。
実サイズは40x30x30mmほど、もこもこした褐鉄鉱に恐らくは隙間だったと
思われる窪みが幾つかあり、そこに柱状のアダム鉱が成長しています。
1つ1つの結晶は小さいのですが、中々整ったフォルムと同じく中々の
透明感、そして煌びやかな光沢を持った1発目にも負けぬ美人さんです。

アダム鉱は先述の通り砒酸塩鉱物で、組成は少々変則的に
(Zn2,Mn,Cu,Co)((AsO4)(OH)。
基本的には亜鉛の砒酸化鉱物ですが、亜鉛部分が一部銅やコバルトと
置換される事があり、その場合は一定量を超えると各種含有亜種として
別個に扱われるようになります。
それに伴って色が多彩なのも特徴で、通常の亜鉛版である黄色を基本とし
緑~青緑(銅)、ピンクや紫(コバルト)、赤紫(マンガン)と変化致します。
更にもう1つ人気の元としては、強烈な蛍光性があります。

アダム鉱_メキシコ1蛍光
イエローグリーン部分が蛍光色。(紫外線長波

1結晶内でも成分は変動するので完全に全体が光るものは稀ですが、
総じて室内照明下でも十分判る強さで光ります。
光っていないところについては、銅が含まれると蛍光性の抑制が
起こるそうなので、多分そのせいでしょう。
そのままで美しい黄色かつ煌びやかで蛍光性もあり。
これで硬度が低め(3.5)で砒酸塩でなければ、色石として
珍重されたでしょう…と思えるくらい美しい石なのです。

産地はここメキシコの他アメリカ、ロシア、ギリシャ等の他
世界各地の亜鉛の砒酸化二次鉱床で産出し、日本でも産出が
複数認められておりますが、事実上質量共にメキシコが圧倒。
他産地は彩り程度に流通している程度になります。
尚、傾向としてメキシコは全種、アメリカは各亜種、
ロシアは含銅が多いみたいです。
ギリシャは…そんなに数見てないので不明。
特に方解石や異極鉱を伴うものは、凄まじい美しさのものもございます。

というか、以前それでヤられて含銅1つお迎えしてたり。ヽ(・∀゜、)ノ
(↑未掲載

はっきり言って母岩は持つと手が汚れるくらい錆び切った
鉄錆なので、決してキレイなものではございません。
ございませんが、この母岩だからこそ一段とアダム鉱の美しさが
活きているのも確か。

皆様も、時に人に輝かされ、時に人を輝かす。
そんな美しい関係をもって、週末をお楽しみくださいませ。
但し、毒は過ぎぬよう程々に…。

BGM:Marillion「The Great Escape /The Last Of You/Fallin' From The Moon」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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