「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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09:58:17
さーて、池袋戦利品も残り少々です。
幾つか撮影出来ていないのもございますが、それでも当初の
曇り空で危うんだよりは多くご紹介出来たかと。

そしてまた、週末がやって参りました。
という事は本日は鮮やか石タイムがございますので、
1発目は渋めな子でいこうかと思います。

で。
今回ご紹介している数が…実際の絶対量も…少な目となっては
おりますが、しばし前より絶賛ハマり中の鉛系鉱物と重晶石。
重晶石は今回生憎縁がございませんでしたが、鉛系は方鉛鉱
中心にして、幾つかご縁がございました。

鉛系鉱物もいざ突撃してみると中々に広い世界でして、
よく知ったものから「何だこりゃ?」という超絶マイナーな
ものまで、多種多様にございます。
今回は入手品の中では最もマイナー、鉛系鉱物としても
やや変則的なものに入るこの子をご紹介致しましょう。

含砒バナジン鉛鉱_メキシコ1
双晶と紛らわしい部分が一杯。(苦笑

メキシコ チワワ州産のエンドリカイトです。
…と申しましても余りピンと来られないかと思いますので、少し解説。

この子は燐灰石グループ中成分連続で繋がっている、
バナジン鉛鉱ミメット鉱に属する子で、和名を砒素バナジン鉛鉱。
つまり、バナジン鉛鉱のバナジン酸塩部分が砒素と置換され、
中間種的になった亜種となります。
成分としてはバナジン鉛鉱が近いのですが、ミメット鉱の晶癖が
出易いのか、結晶の形はどっちかというとミメット鉱風。
というよりはむしろ緑鉛鉱に近い感もありますが、そもそも
ミメット鉱自体がやたらと色んな結晶スタイルがある上に緑鉛鉱とも
成分連続する子で晶癖も似ていますので、それも当然の事ですね。
ちなみに砒素バナジン鉛鉱はやや希産で、主に最大手メキシコの他、
アルゼンチン等から供給されています。

この子は実サイズこそ20x20x8mm程のサムネイルサイズですが、
実に端正な結晶が多数寄り集まった中々の美人さん。
鉛なので、小粒でも意外と重いのがまた良し。
どうも重晶石の表面にでも出来てから芯が抜けたのか、
側面の一部に隙間があってそこも晶洞化しています。
裏側も結晶がびっちりなので、そこに母岩になるものがあったのは確か。
6角柱状でやや中膨れのケが見える姿は、やっぱりミメットor緑鉛鉱ぽいです。

この子もそうですが、鉛鉱物は意外に色鮮やかです。
硫化物はもう硫化物自体の傾向として鋼銀色になりがちなものの、
この辺のバナジン酸塩や砒酸塩には、かなりの極彩色も多々。
思えば最初の頃、鉛がこんなにも多種多様な姿を見せる事に
驚きつつも感動致しましたっけ。(´ω`)
特にこの褐色というヤツは他の鉱物だと中々「鮮やか」という
認識になり難い色なのですけど、何故か鉛系は一味違います。
独特の表面光沢も一役買っているのですかねぇ。

小さな石ですが、ルーペを通せば広がるのは金属の麦畑。
黄金色の穂が風に囁くような、大地の息吹を感じさせます。
砒素は毒のイメージが強いですが、やはりそれでも我々と同じく、
地球に生きる一員でもあるのです。


BGM:David Ball「Down At The Bottom Of A Broken Heart」


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コメント
ほほう。
なにやら私に対する挑戦ですかというようなラインナップが続きすぎですが。
うふん。ガテン好きといってもワタシも結構オンナノコ。普通に綺麗な石につい意識が向いてしまう悲しいサガなのだわ(殴蹴)
バナジンは真っ赤のぶ厚ろっかっけーが欲しいのですが(結晶は3枚位ついていてくれれば充分)なかなか見つかりませんです(だってね、値段がものいうしね)
この石もはじめてみました。いいっすねぇ~
棒状斧石って感じ。

>毒のイメージが強いですが、やはりそれでも我々と同じく、地球に生きる一員

ワタシもー(* ̄∇ ̄*)

>黄金色の穂が風に囁くような

ああ・・1019の髪の色だ・・・(ヲタ)

tomoko│URL│2009/12/26(Sat)14:41:46│ 編集
Re: タイトルなし
キレイな石…。
tomokoさん、どうかご無理なさらぬよう。(←ヒドイ

バナジン鉛鉱は割合値段に素直な子ですねぇ。
本当に値段通りの質の事が多い気が致します。
案外そういう石、少ない方ですよね。
ちなみに単結晶で25x25x20mmほどのものなら分離で
入手しております。¥2000くらい。
地道に探せばあるっぽいですよ。>大型バナジン

棒状斧石、確かに似てるかもです。
ダルネゴルスクの細かい斧石集合の子がおりますが、
板状な部分と鋭さが甘い点を除けば似てるっぽい。
私はどうしてもどっちかというとやはり褐色の緑鉛鉱に…。

砒素は怖くないです。
扱い方を知っていれば、案外普通に扱えますね。

”TONGARI”-Take│URL│2009/12/26(Sat)18:55:26│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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