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16:42:36
さて、本日2発目の石日記、週末鮮やか石タイムでございます。

昨日クイズに出しました石、皆様何とお考えになりましたでしょうか?
ヒントの際にも書きましたが、この石は普通緑色のイメージは余り無いと
思われますし、ちょっと大き目の一部アップでした(結晶形は判り易い)ので、
少々見当が付け辛かったかもしれません。

そんな爽やか緑だった子の正体はこちらでした。

トパーズ&緑閃石_パキスタン1
流石に自色ではございませんけど。

という訳で、シャープな光輝に軽やかな緑のラインが光る一品。
パキスタンはスカルドゥ産の繊維状緑閃石、即ちビソライト入りトパーズでした。
実サイズは40x30x30mmほどで、ちょっと変則的な錐面の結晶が2つ、仲良く
くっ付いてます。ついでに溢れたビソライトも多数付着。
これが指に絡むったら。(苦笑
見た目には数個の平行連晶に見えますが、これはビソライトのインクルージョンで
縦軸を切り刻まれるように成長したから。
以前掲載した「サグラダ・ファミリア」と似たようなシチュエーションで、
それでも1つの結晶摂理を失わずに育ったのがこの子という訳ですね。
頑張った。(´ω`)

皆様ご存知のように、トパーズの自色に緑は…
…えっと、実は調べたらインペリアルトパーズで名高いブラジル オウロプレトで
極稀に産出するらしいですが…まぁ通常そのイメージは無いと思います。
で、それがインクルージョン等による他色であっても由緒正しい宝石鉱物故か、
余り省みられる事が無いな…と感じるのが実情。
実際、私もこのタイプを見たのは今回が初でした。

某アフガン系業者のトレイを漁っておりましたら、きらりとビソライトの
繊維質緑の光輝が眼に入りまして。
最初は大きな氷長石かと思ったのですが、手にしたらヤケに重い。
この重さは覚えが…と思い見てみたら、案の定トパーズ。
しかし、緑石好きな私の中にも無かった「変則技」と思われるこの子、
じっくり見てみるとトパーズの鋭い輝きと流れるようなビソライトの
ペールグリーンが、何とも美しいではないですか。
更にその業者は実にはっちゃけた処分販売をしていたので、値段を
聞いてみたら「¥500」、そりゃもう即決でしょう。
それにしても、実際トパーズは熱水鉱床からも産出するので当然あって
しかるべき組み合わせであったのに、「トパーズ=ペグマタイトの
典型的鉱物」という図式が脳内に強く居座っていたお陰で、
熱水系典型的のビソライトとの組み合わせは想像だにしませんでした。
むぅ、イメージがまだまだ狭いですな自分。

アップにすると、相当量がインクルージョンしているのが見えます。

トパーズ&緑閃石_パキスタン1アップ1
上画像のトパーズ2つの接合点辺り。

表に出ているビソライトはもう完全に石綿状態なのですが、内部を良く
見るとそれなりに太目の柱状結晶も入っているようです。
分布がちょいと偏っているのですが、それがいい感じに透明感と色の
グラデーションを産んで美しいったら。(*´▽`)
ビソライトは緑系インクルージョンの中でも透明感を殺し難い部類に入る上、
自身が優美な絹糸状光沢も出しますから、正にこれは名コンビでしょう。
何故余り知られていないんだろう…と思い調べてみましたら、ビーズでは
あるみたいですね。

もっとも、これは個人的にかなり真偽に疑問が。
…ビーズのように単価が安いものは基本工場で一括機械研磨されます。
そこで使用される研磨機がどの程度融通が利くかは謎ですが、
純正宝石鉱物の中でも劈開完全で脆い方に入る上、ビソライトで
ざくざくに切り刻まれたこの石を、果たして採算の取れる範囲で
きちんと丸く削れるのでしょうか?
ビーズの現物を見た事が無いので如何ともですが、同じビソライト入りの
石英や長石系のビーズを見ないのが、ちょっと気にかかります。

閑話休題。
といっても、もう大分書く事書いてしまったのですが。

かちんとシャープなトパーズとあくまでも柔らかなビソライト。
水晶でなら良く見る組み合わせではありますが、やはりトパーズは
輝き方がそのままでも違うだけあってか、完全に別物の印象。
これはこれで、コントラストの美と言える素晴らしいタッグでしょう。
母岩付き、どっかにありませんかねー?

皆様もシャープとソフトを相活させ、楽しい週末をば。

※おまけー。
さてさて、クイズ3問目です。
今回はちょっと鉱物がマイナー気味になりますので、難しいかもしれません。
実際、パワスト系の方にはご存知無い方も多いかも。
でも、鉱物系の方もそれはそれで常識に縛られるかも。

では、これな~んだ?

クイズ5

ヒント:判り辛いですが、上にある部分全体が単結晶です。
大量の石綿状インクルージョンを含んでいますが、自色は端に見える青です。
くびれ部分の下側は母岩、¥100ライターはサイズ比較用に置きました。

これはですね、私も目を疑いましたヨ。(苦笑
さあ、皆様わっついずいっと?

BGM:Bruce Dickinson「King In Crimson」

※2010/05/13追記
…やっぱ氷長石かも。(汗
当時は↑と思ってましたし、店員さんもトパーズと言ってましたが、
今見ると怪しい。
一応六角柱なのですが、連晶具合でそう見えている可能性が。
…でも、劈開が水平に見えるんですよねぇ…うーむ。

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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