「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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19:25:22
さてさて、池袋戦利品特集3回目。

昨日「石綿一族」に捕まったーというお話を致しましたね。
んで、その流れで10代お肌なクリソタイルを出しました。
クリソタイルは蛇紋岩系石綿の代表選手。
となれば、今一方の角閃石系もご紹介しない訳には。

…とはいえ、こちらは「石綿」になる事は…あるんですかね?
聞いた事が無いのですが、角閃石一族故可能性無きにしもあらず?( ̄x ̄;
ただ、この子の兄弟は紛れも無い「石綿一族」になりますので、
ここは1つ頑張って戴きましょう。

そしてもう1つ。
本日の子は、全体が「脇役」系の石のみで形成されています。
その数3種類、ぜーんぶ見事に脇役系。
…いや、1つは堂々主役も張りますが、今回のソレは脇役的なバージョンでして。

そんなダブル繋がりな要素をはらみ、今回はびゅーんと欧州へ。

藍閃石&クロム白雲母&金紅石_イタリア1
イタリア石 登・場♪

という訳で、脇役商会オールスターズ(?)。
イタリアはピエモント州、ヴィエラ産の藍閃石&含クロム白雲母&金紅石です。
実サイズは50x40x20mmほど、全体が3種ごちゃまぜになった鉱物群で出来ている、
デコボコした薄板の集合体のような一品。
その正体は角閃石・雲母・ルチル(脇役モード)ですから、紛れも無くこれは
脇役一堂がチカラを合わせた結果です。

一応文字通りですけど、どれがどれか書いておきますとですね…。

藍閃石&クロム白雲母&金紅石_イタリア1青緑アップ
藍閃石と含クロム白雲母多めのサイド。

濃紺~群青色の柱状結晶が角閃石一族の藍閃石、白~鮮緑で薄片状のものが
雲母一族より白雲母の亜種・含クロム白雲母です。
含クロム白雲母は「フックサイト」の方が通りがいいですよね。
(このリンク先もちょっと何だな

藍閃石&クロム白雲母&金紅石_イタリア1緑赤アップ
こっちは含クロム白雲母と金紅石多めサイド。

で、フックサイトはクロム含有量に幅があるのか、相当に色味の幅が
広くなっておりまして、ほぼ真っ白…というか無色透明なものもございます。
そして赤褐色のルチルは全体にまぶされるように散在。
見た目にはシミみたいですが、ルーペで見るとちゃんと格子模様になってるんですよ。

この中で一番馴染みが無いのは間違い無く藍閃石でしょうね。
この子はまず英名が読み辛い(苦笑)ですが、無理矢理カタカナにすればさしずめ
「グロコフェン」とか「グラウコフェン」辺りでしょうか?
一般に知られた石ではないので、その辺は未定着な模様。
角閃石の中ではサブグループ「Na角閃石」に属し、処によっては造岩鉱物の
中心的存在となって青い岩を作っているとか。
特徴はやはり、ご覧の通り深い群青色。

で、「青系の角閃石」というとピンと来られる方もいらっしゃるのでは?
そう、いわゆる「ホークアイ」の構成鉱物や水晶のインクルージョンとして
時折耳にするクロシドライト(青石綿)。
この正体であるリーベック閃石が、実はこの藍閃石の兄弟分でして、
リーベック閃石に含まれる二箇所のFe(x)がMgとAlに置き換わると、
この藍閃石になるのです。
(間に苦土リーベック閃石と鉄藍閃石を固溶体として介在します
そう聞くと、「確かにホークアイの色に似てる」と思われるの…かも。

イタリアの藍閃石とフックサイトが美しい事は、何気に大分前から
知っておりまして。というか我慢しておりまして。
某店の売れ残りな子をお迎えするのを「現物見ないとこの系統は…」と
結構頑張ってガマンしていたのです。(苦笑
そこへ今回、毎回渋い欧州石を繰り出してくる某お世話になっている国内店様に、
渋みの極みとばかりに本鉱が数点陳列されておりました。
いやあ、流石判っていらっしゃる。(´∀`)
その中で、一番藍閃石とフックサイトの色味のコントラスト、配列、結晶の鋭さ、
そして散らばったルチルのバランスの良いものを選ばせて戴きました。

というか、コレ最初テーブル上にありまして、全然見られもしなかったそうです。
私が初めての購入者だったそうですが、その際に奥様と「ちゃんと見ればキレイ
なのにね」「あー、でも透かしたりしないと判りづらいかもですからねー」と
和気藹々とお話しておりましたら、ご主人おもむろに幾つかを照明の下に。(笑
それが初日の午前中のこと。
その後2日目に伺いましたら、「いや、あの後2つ売れたんですよ」と。(・∀・)
やっぱり陳列販売に照明効果は大事ですねー。

深い群青…名前に沿って藍色と言うべきでしょうか…と、鮮やかな緑の
グラデーション、そして時折きらめく赤褐色の金属光沢。
それらが複雑な造型もあって、見る度違う顔を見せてくれる、美しくも
奥の深い子です。
多彩色にありがちなクドさや嫌味も全く無いのは、脇役という難しいポジションを
長い年月に於いて日々こなして来た賜物でしょうか?
全体像・部分像共にしゃぶりつくすには一生かかっても無理かもしれない、
そんな美人のスルメ石なのです。

難点はやっぱりちょっと脆い事。美人剥命。(汗
普段はティッシュに包んで標本箱にイン、撮影時もタックなんて使えません。
ちょっと管理は面倒ですが、それだけの事はある子なので苦にはなりませぬ。
うーん、脇役も侮れないっすよホント。

※オマケ
明日は鮮やか石ですね。
今回はちょっと、久し振りにクイズを何回かやろうかと。
という訳でですね。

これなーんだ?
クイズ4


・ヒント:とってもメジャーな石です。
     産地もありきたりですが、普通に見る姿とは大分違います。

答えは拍手やコメ等でどうぞ、特に何も出ませんが…。(苦笑
明日の記事で正体を明かします。


BGM:Julia Fordham「Towerblock」
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コメント
答え:せっこー!!!!(ダメ?)

うっわー実物見たはずだけど、この石綿一族すごい・・・
ラストに似たものを見たんですよね。
でも今ひとつ「青」が足りなくて。やっぱり4日続けて行かなきゃいかんですよ。予算10万覚悟しなきゃいかんです。不況のこのときでさえ(無理承知でいってみる;)
ああああこれはたまりません。
もっと欲しかった(T_T)あれもこれも。
「人は・・・変わってゆくのね・・・」
「無理だよ、ララァ(きっぱり)」
石が欲しいんだーっ!
あ、緑の羽根は手に取りつつ買わなかった私ですが、悪魔の羽根購入しましたよ(ふふv)
やっぱり次の機会からは捕獲品披露会はもっとゆっくりやりましょう~

tomoko│URL│2009/12/16(Wed)22:41:31│ 編集
Re: タイトルなし
ざんねーん。
流石にこれで石膏ではありません。( ̄▽ ̄;

この子の青は強光で透かすか当てるかしないと判り辛いですね。
そうでないと、何やらもさっとした黒っぽいごそごそにしか
見えませんので、冴えないと思われるのも仕方ないかも。
会場照明程度では弱いです、最低晴れの日の間接太陽光。
まぁ、早々売れる石とも思えない(苦笑)ので、地道に探せば
見付かると思いますが。

10万は流石に私も無理ですわー。
(当日予算はナイショ♪
そんくらいぽんっと使ってみたいわフラウ。
あの人、地味にNP覚醒するんですよねぇ。(何の話か

アクマの羽?(・ω・)
…鏡鉄鉱か何かでしょーか?
戦利品披露は終わった後がベストなんでしょうけど、
微妙な時間の遅さがありますからねぇ。
むむむ。

私の今年の石生活〆あるいは来年の初手は、地元の川原での
採集活動になると思います。(笑

”TONGARI”-Take│URL│2009/12/17(Thu)14:55:29│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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