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2009/11/24
23:26:31
さて、本日の石はですね。

岩石・鉱物というのも色々見ておりますと不思議なもので、その産地ごとに
特有の産状・組み合わせのものが結構な割合でございます。
その鉱物自体の特性である場合も多いのですが、それでも何故か世界で
そこだけの産状だったり、妙な組み合わせでばかり産出していたり、
はたまた当たり前の組み合わせでもちょっと異様なほど徹底していたりと
石の方から個性を出そうとしているかのようなものが数多くございまして。

無論どんな石にも細かく見れば産地的な特徴は多かれ少なかれあるもの
ですけど、中にはもし産地の記載が無いものを見ても、「予め知ってしまえば
大体当る」と言えてしまう程特徴的なものも多数あるわけで。
それどころか、鉱物の組み合わせを聞いただけで大体見当付いてしまうような
極端な例もありまして。

今回はそのお手本のよーな子です。

煙水晶&満ばん柘榴石_中国1
多分、文字入れしなくても判る方多数でしょう。

中国は福建省より、ご当地名物と言える煙水晶&満ばん石榴石です。
実サイズは60x30x20mm程のそこそこサイズのポイントで、画像には
写っていませんが少し母岩石英部を残した座りの良いスタイルの一品。
表面の土状のものは恐らくカオリナイト系の陶土の類と推測。
柘榴石は剥離していたりするものも多いですが、元々大量なだけに
それが却って凄みを増してる感のある子です。

世界各所で産出する煙水晶と満ばん柘榴石。
この2つは全く持って珍しい鉱物ではありませんし、組み合わさって
産出する事も全く珍しくは無いのですが、これが「煙水晶に付着&
インクルージョンしている」となると、一気に産地が限られて来ます。
見かけるのはここ中国と、後はネパール、パキスタンくらいでしょうか?
中でもこの中国産は他産地をぶっちぎるくらい多産する上、雰囲気と
色味を見ると、ほぼ産地がここに確定してしまうのです。
根拠があるようで無いような曖昧な判別の仕方なのですが、不思議な
くらいこの産地のこの組み合わせは本画像みたいな感じのものばかりで、
「あ、違う」と思うと大概ちゃんと別産地だったりします。
その辺、本人は何処で見分けるか良く判っているはずなのですが、
言葉で説明するとなるとどう言っていいやらでして、ちょっともにょります。

文を書いてて「言葉で説明出来ない」って、煮え切らないんですよ。(苦笑
例えるなら「背中の痒い所に後少しで手が届かない」的な。

この子はその中でも昨今減少傾向にあるらしい、濃色煙かつ柘榴石の量が
非常に多い部類に入ります。最近のは色薄めで柘榴石も少ないらしいです。
ただまぁ、濃色とはいえ煙水晶なので、透かせばちゃんと透けまして。

煙水晶&満ばん柘榴石_中国1透過
この辺の「キレイ」と「プリミティヴ」の対比がグー。

インクの柘榴石は基本ファントム状に入っているのですが、どうやら煙水晶と
ほぼ同時成長しているらしく、そうでないものもあったり、負晶化しているものも
あったり致します。
周囲の陶土がかなり強い放射線焼けの気配を残してるのですが、柘榴石は
その辺で何か変わったりしないのでしょうか?
煙色がこれだけ濃くなっているにも関わらず極小の結晶の非晶質化の気配も
ありませんし、色違いはどうも含有鉄分の関係のようなので、影響が見えません…。

そういえば、以前掲載済みのマラウィ産ジルコン入り水晶も、あれだけジルコンが
ぐさぐさ刺さってても無色でしたね。
…ひょっとして、影響を受ける部分が放射線の種類によるから?
そういえばこれは調べた事無かったかも、情報蓄積開始してみましょう。

ともあれ。
ハードさとキレイさのバランスが絶妙の一品。
思えば中国の古い城郭ってこんな雰囲気ですよね。
狙ってるはずもないのですが、陶土の感じがやけにリアル。

石が産地の気配を帯びる事はよくありますが、これは結構極端な例かも。
そんな悠久の時に思いを馳せられる石でもあるのです。

…時に、陶土の部分の赤。
長石によくある放射線焼けの赤、ですよねぇ…?
何か妙に色が濃くて、中国という産地もあって塊状辰砂、もしくは鶏冠石にも
見えちゃうんですが。
この2つは私のコレクション上「取り扱い注意石」及び「手出し不可石」に
入りますので、ちょっと気になってしまっています。

なってしまうんですが、情報が無いというお約束。
これも、石ではよくある事。
うわーん。(´・ω・`)



BGM:White Willow「Thirteen Days」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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