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16:16:53
週末でございます。
IMAGE2009戦利品特集de鮮やか石タイムです。

…実は先日画像作ってて気付いたのですが。
今回の戦利品軍団にはもう一つ特徴があったようでして。
青や緑がやたらと多く、私の最大のツボなはずの赤・黒系の石が少ないです。
あるにはあるんですが、割合からすれば7:2くらいと何時に無く少数でして。
残りの1は何処行ったかといいますと、これは「無色系」。
で、何で気付かなかったかと言えば画像出来てなかったからで。
つまり、今回編集した画像群に集中しちゃったのですよ。(・ω・)ゞ

なので、週末鮮やかズは赤系纏めていこーかなと。
せっかくなので徐々に赤っぽくしていこうと思いまして、まずは本日
最も「赤系淡色」のこの子から参りましょうか。

クトナホラ石_南アフリカ1
ピンクに煤けてるぜ…。( `・ω)γ~~~

てな流れで一発目、南アフリカは北部に位置するカラハリ砂漠、その中にあって
「全世界のMn埋蔵量中23.42%を占める」などとゆー馬鹿げた規模のマンガン天国、
カラハリ・マンガンフィールド中にて絶賛稼動中の有名鉱山、N'ChwaningⅡより
名産品・クトナホラ石です。

クトナホラ石ははっきり言って鉱物系の方くらいしかご存知無いよーな
マイナー鉱物なので一応解説致しますと。
簡単に言えば「マグネシウムがマンガンに入れ替った苦灰石」です。
…と言ってもこの辺の置換体の常で全量置き換わる訳ではなく、
あくまで分量的に「Mn>Mg」という意味ですが。
ちなみにこれが鉄置換ですと、別種アンケル石(Ankerite)となります。
ただ、この3者がいわゆる個溶体かどうかはいまいち不明。
資料が殆ど出て来ないので…ただ、「ドロマイト岩」には置換2種も含む
ようなので、あっても不思議ではないですね。
尚、表面付着と母岩の黒いものは二酸化マンガン系鉱物だそうで。

結晶は通常塊・脈状あるいは球・針状で産出しまして、本品はその中でも
例外的に太目になるN'Chwaning II鉱山産。
これも太めの針状結晶が集合して柱になったような感じになっています。
ただ、ここは含マンガン方解石と混在して産出する上に、両者は肉眼での
判別が殆ど不可能という厄介さん。
これはもう諦めるしかない…と思ってしまいますが、唯一アマチュアでも
何とか見分けられる(かもしれない)方法がこちら。

クトナホラ石_南アフリカ1_蛍光
ぺかー。

最大の特徴として、紫外線長波で強烈なピンクの蛍光を致します。
どのくらいかと言えば、室内照明下でもはっきり判るくらい。
実は最初の画像も日光光源で、僅かながら蛍光して色が鮮明になってます。
含マンガン方解石も同色に蛍光致しますが、そんなに強くはありません。
つまり、強蛍光(一般)してる部分を追えば、大体クトナホラ石の位置が
判り、それ以外の蛍光部分は含マンガン方解石の可能性が高い、と。
ただ、クトナホラ石の強蛍光が周囲の含マンガン方解石まで染めてしまい
ますので、見分けは非常に微妙な差でしか出来ませんが。( ̄x ̄;
…母岩に付いてる白い針状鉱物は全く光らなかったんですが、これは?
同鉱山産でこの形状で産出するというと、バルトフォンティン石
(Bultfonteinite)が浮かびますが…組成Ca2SiO2(OH,F)4なんで
いるよーないないよーな、ちょっと微妙なトコロですねぇ。(汗
共産鉱物もポルダーバールタイト(Poldervaartite)しか見た事無いですし。
この辺、なまじマイナーなだけに情報少なくて判りませんです。

…と、色々と厄介な子ではありますが、そのもこもこっとしたお姿と
やんわり控えめなピンク色は何とも慎ましく可愛らしいです。
ピンクの石は一般に鮮やかなほど評価され易い傾向にありますけど、
あんまり激しくても正直眼に痛いので、淡いのもまた良し。

…しまった、何気に貴重な春向けの石だったかもしれない。
この色味、正しく桜の色じゃありませんか。(´・ω・`)

ともかく。
その色味・形状共に何ともソフトな石です。
低硬度だったり劈開あったり手に黒い粉付いたりと結構厄介な子では
あるのですが、何となく笑って許せるような優しいキモチになれます。
濃色鉱物ばかり見ていると、たまにこういうのはありがたいですね。

皆様も本週末、この石のよーに物腰柔らかく、適度な色気と爽やかさ、
そしていざという時の強蛍光(・∀・)をもって、楽しくお過ごしくださいまし。

BGM:The Doobie Brothers「Black Water」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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