「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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17:28:14
IMAGE2009戦利品特集・第7回まで参りました。

…本日はよーやく晴れましたネ。
撮影モード移行した途端に曇り→雨続きから台風コンボで
何の国家的陰謀かと思っちまいましたヨ。(´・ω・`)
予想以上にボツ画像が多くて、危うくストック無くなるかと…。

…閑話休題。
本日は数ある鉱物の中でも、トップクラスの産地・産状数を誇るこの子です。

あられ石_スペイン1
原産地とは参りませんが。

スペイン Minglanilla産のあられ石(紫&緑)です。
実は今回、某店様にWeb掲載の気になる石を数点、現物を見たいから…と
持参をお願い致しまして。(某店様ありがとうございました
結局色香にほだされ全てお迎えしてしまった(苦笑)訳ですが、その中の
1つがコレ。何気に今回1店当りの出費が一番多かったトコロかもしれません。
実サイズ60x40x30mm程で、色味こそ鮮やかながらあられ石らしい半透明感と
老木のような造型のため、中々に渋く堂々とした一品です。
一歩間違えるとケバくなるような服を巧く着こなして、シックさだけを
引き出しているダンディーさん的な部分があるかもしれません。
某架空戦記作家様とは違うのです。
(※注:作家様ご本人は良い人らしいです、一応

あられ石はとにかく産地・産状共に狂ったように多い鉱物で、それこそ
「どこにでもある」と言えてしまいかねない石の1つ。
成分がCaCO3と、とてもありふれているのも理由の1つですが、多分最大の
理由は他の鉱物以上に生成ソースが多いからだと思います。
というのも、この石は当然通常の鉱物生成もしますが生物起源である頻度が
非常に多い石でして、とにかく色んな鉱床・地層から出まくるのです。
実際、珊瑚の外殻等はこのあられ石で出来ております。
(貝類の殻等は同質異像の方解石だそうですが
また、当然生物の死骸からも成分を得られるので、間接的にも生成します。
ただ、地殻中や通常環境下では方解石の方が安定しているそうで、
よく方解石化してしまっているのも多いのですが。
逆に言えば、方解石が多い理由も同様という事でしょう。

ちなみに、あられ石と方解石の最大の差は結晶形。
あられ石が斜方晶系、方解石が六方晶系で産状の多さではどちらが上か
流石に把握出来ませんが、あられ石の方は本品のような三連双晶による
疑六角柱になる特徴があります。
方解石はこういう状態になると、大概錐面が出てますよね。
あと、あられ石の方が曲面構成の結晶群(山サンゴ等)が目立つのは、
結晶構造が方解石に比べ単純で、劈開方向が方解石の3方向完全に対し
あられ石は1方向完全のみで細かい造型がやりやすいから…と推測。
硬度もあられ石の方が高いので、細かい造型も残り易そうですし。
で、発色要因…白~緑の方は薄っすら石綿的な繊維状のインクルージョンと、
表面の筋状跡が見えるので角閃石系だと思うのですが、紫の方が
案の定というかデータがなくていまいち不明。(汗
一応もっと調査はしますが、この辺の石は未だに原因不明な場合も
多いそうなので、もしかしたら…かもしれません。
スペインで紫だと、「鉄?」とか思っちゃいますが。

どっしり静かな佇まいなのに、どこか動きを感じる石です。
情熱の国出身なだけに、色々秘めていそうな気配が濃厚に。
ともすれば日本の神楽のような、天上の舞踏かも。

静かで多弁な、中々に奥の深い子なのです。

BGM:Dimmu Borgir「Architecture Of A Genocidal Nature」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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