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16:14:26
さて、本日の石日記です。
まだまだIMAGE2009戦利品特集でお送り致します。

昨日まで、「色味」→「光味」と来て、パキ蛍石で造型要素まで参りました。
私は「風景派(別称:盆栽派」を自称しておりますが、その基準は様々で
一芸に秀でたものや総合力で美しいもの、はたまたその石の常識を
覆すようなものなど、実に色々な部分から「風景」を感じ取っています。

ので、本日はちょっと極端な程「造型」までセンサーを傾けて捕獲したこの子で。
同時に、久し振りの登場となる石でもあります。

スコレス沸石_インド1
久々の沸石!ヽ(*´▽`*)ノ

てな訳で、登場も捕獲も久々となったインドはNashik産のスコレス沸石です。
前回登場は本ブログかなり初期となるこれが1号でした。
ギロル石の際にも出てましたが、あれは個別同定出来てませんから…。
沸石類はどうも最近不作が続いていたのですが、この度めでたく久し振りの
捕獲と相成った訳で。
実サイズは1本の結晶太さはせいぜい数ミリなものの、束になっている上に
空間が多いので、意外と大き目の50x50x20mmほど。
ご覧の通りいかにもスコレス沸石という箒状の結晶群が、結晶間に
セラドン石を噛みつつ縦横無尽に交錯しているちょっと4次元ちっくな1品です。
流石に何処が重力方向に対し下側か判らない(苦笑)ので、一番大きな
接地跡を基準にして立ててみました。
ちなみにインド系ブースの¥1000箱より発掘、決してそこまでお安くはない
ですが、この造型なら十二分に納得して¥1000払えます、私。

造型モノのお約束的に、別角度からの画像も撮ってみました。

スコレス沸石_インド1別角度1
よっ!(゚д゚)

スコレス沸石_インド1別角度2
とっ!(゚д゚;)

スコレス沸石_インド1別角度3
はっ!!ヽ(*`Д´)ノ

…何か出初式みたい。(汗
同じ「アングルで別の石になる造型もの」として、この子を彷彿とさせます。

まぁこれは十中八九、晶洞内でわしゃわしゃ育ってこーなったのでしょう。
結晶・結晶群としてのスタンダードである箒状・板状はきちんと守っておりますし、
生成的におかしな部分はございません。
むしろ、1本だけぽこんと生える方が不思議っちゃ不思議です。
そのせいか先端部分に母岩ストップが多く、きちんと錐面が出来ているものが
少ないのですが、それはどーせ他でフォローすればいい点ですし。
というか、この子にそんなもの求めるべきではないでしょうし。

ただ、一部の結晶を良く見ると若干断面が板状ではなく方形に見える部分が
ございます。板状でも集まればそーなりますが、そーじゃない感じで。
スコレス沸石は沸石グループの中で中沸石・ソーダ沸石と近い仲間です。
で、この3種は見かけの産状が非常に良く似ておりますが、実際には
珪酸含有量で濃い方からスコレス→中→ソーダと住み分け、あるいは2種混在で
生成される事が多く、また環境の変化によって形はそのまま中身だけ違ったり
(つまり「仮晶」ですね)、1結晶内で成分連続していたりします。
なので肉眼判別ははっきり言って母岩があっても厳しいのですが、
実は結晶の断面で大体予想する事は出来ます。
というのも、スコレス沸石は扁平な6角、あるいは双晶して緩い角度のV字型に
なる事が多いのに対し、他2種は基本方形。
つまり、スコレスが判れば、珪酸濃度的にソーダの混在率は低くなります。
逆に方形ばかりなら、生成時の珪酸濃度は中~低めという事。
で、この石ははっきりスコレスもおりますから、方形のものはまず間違い無く
中沸石、全体で言えばスコレス-中沸石混在種って感じでしょう。
沸石の同定は中々に難しいですけど、推測レベルであればこういった産状や
成分的なところから逆読みして何とか概要の把握は出来るのです。

ま、確定データは分析しないと判らないのですがね。(今更

いずれにせよ、見事な造形美の1品です。
もう、この子はそれが全て。
1本1本が細く脆いので怖いですけど、そーっと大事に保管しております。

しかし、あれですね。
沸石のイメージ自体もそうですが、こういう造型、いかにも「インドい」ですね。(笑
当然産地は他にもあるんですが、やっぱり沸石王国インドは強し、です。

BGM:Aerosmith「Angel」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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