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2009/10/09
15:09:01
さて、本日は週末鮮やか石ですね。

先週金曜のスピネルでワインレッドを出しましたので、
今週金曜の本日もワインレッド系で攻めてみましょうか。

…ま、特に石お好きで無くてもご覧になった事あるかも、ってくらい
有名も有名産地の標本ですがね。
でもほら、私の集めてるものからすると、基本アイテムですし。

鉄ばん柘榴石_アラスカ1
昨日とはアメリカ産繋がりで。

本日はアラスカ州産の鉄ばん柘榴石です。
ガーネット一族の内最大手勢力のアルマンディンこと鉄ばん柘榴石、
その中でも代表中の代表産地とも言えるアラスカ。
黒色片岩に一見真っ黒な、でも透かすと濃厚な赤を湛えた粒の大きい
柘榴石が乗った、見事な風景完成度の1品です。
これで昔からずっと安定供給されているほど産出量も膨大なのですから、
そりゃースタンダードにもなろうというもので。
画像の1つがいわゆる「1粒」に当りますが、この産地ってば余り単結晶は無く、
殆どは数個の結晶の寄せ集めになっているのも特徴の1つですかね?
これも3つほどの扁菱24面体結晶がわちゃっと集まってます。

鉄ばん石榴石は、全14種を数えるガーネット一族中、最も普通にある種です。
産地も世界各地に山ほどあり、勿論日本でも産出します。
その分成分変動の個溶体も多いのですが、標本界はともかく全体としては
やはり鉄ばん寄りになる事が多いそうなので、相当の量になるでしょう。
その豊富な産出量から、古くから研磨剤としても一般的でして、今でこそ
合成品になっていますが、紙やすりの赤い粒の正体はコイツです。
硬度7~7.5と石英より高めで、砂状でも多産しますから実に都合がいいですね。

が、そんな鉄ばん柘榴石も宝飾方面ではちょっと立場低め。
多産するというのも勿論原因の1つながら、最大の問題点は純粋なものは
余りにも色が濃すぎて黒く見えてしまうのです。
カットしても多面体だと沈んだ色になるそうですから、相当のもの。
その為一般にカットされる鉄ばんは、大抵苦ばん満ばん混じり。
例えば、宝飾で「ロードライト」とフォルスネームの付くガーネットは、鉄ばんと
苦ばんの中間種になります。確かに色味も2つが混ざった感じですね。
鉄ばんも本当にキレイなものはキレイなんですが…中々見当たりません。

そのせいか、標本市場でもお安いです。鉄ばん。
産地やグレードにもよりますが、少なくともこのアラスカ産でそんなに
アホ高いものは見た事はございません。
流通量が安定しており、市場評価も御馴染みの石だけあって確率されて
いるためでしょう。なので、「初期の蒐集石」としては最適です。

でも、だからといってナメちゃいけません。
ガーネット一族特有のシャープな切子面と光輝は勿論これも持っていますし、
何より光を通した時の何処までも深い濃赤色は十分感動に足ります。
元々赤がデフォルトのガーネットですから、歴史を顧みてもこの鉄ばんと、
後はボヘミア地方の苦ばんがあってこそ、今の多彩なガーネット一族の
立場があるのですし。

確かにぱっと見は黒っぽくて冴えないかもしれません。
また、母岩にぽこんと1つだけ結晶が乗った姿は、標本としても「盆栽」としても
とてもシンプルで物足りない感を覚えるかもしれません。
しかしながら、この中にガーネット一族の歴史と誇りが詰まっている訳です。
内に秘めた赤は、そんな誇りの炎かも?
皆さんも今週末、誇りと情熱を内に秘め、存分に楽しめることを祈ります。

あ、シタゴコロも出来れば秘めた方がいいと思います。(←お節介

BGM:The Symphonic Band of the Belgian Guides
     「Stephen Bulla: Firestorm」
    本日のタイトルは吹奏楽の熱い名曲より戴きました。(*´▽`)ノ

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コメント
隣のあるまんでぃん
うちのアルマンディンも同じやつですよー。アラスカ産。確かに盆栽的風情がありますよね。
そういやアレキも同じような盆栽していますね・・

>宝飾で「ロードナイト」とフォルスネームの付くガーネット・・・

ロードライト(rhodolite)なのでは?
ロードナイト(rhodonite)だと別の宝石になっちまいますぜ旦那(笑)
フォルスネームという訳でもないですが・・名前勘違いで売っている業者さんが・・・おおっ結構居るなぁ・・・おそろしい・・・

ようやくブログが更新できるようになったのでまた更新の日々です。
といいつつ明日から京都なのですー

AnnfellURL│2009/10/10(Sat)02:16:31│ 編集
Re: 隣のあるまんでぃん
アラスカ産アルマンディン、原石派だと1度は手にしますね。(笑
何ともシンプルで仰る通りいい風情出しているんですが、
私はその良さが判るまで少しかかってしまいました。( ̄x ̄;
一旦気付けば岩山の椿の如し、なんですがね。
京都ナイス戦果お祈りしてますー。(*´▽`)ノ

>ロードライト

          * お お っ と *

削り物には今一つ弱いので一応確認したんですが…どうやらそこも
間違えていたみたいですね。(苦笑
ご指摘ありがとうございます。
※本文修正済

"TONGARI"-Take│URL│2009/10/10(Sat)17:42:16│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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