「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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17:56:21
皆様おこんにちは。(*´ω`)ノ
お昼の学校放送の時間です。

もとい、本日の石日記のお時間です。
ところで、思い出の学校放送ネタってございませんか?
私は高校の頃、お昼に突然「サザエさん主題歌アレンジ集全10曲」が
大音量でかかりはじめて、思わずご飯を噴きそうになった記憶がありますが。
いきなり「レゲエdeサザエさん」から始まったので、致し方無い思います。

ともかく、本日の石はお久方の金属鉱タッグのこちらです。

水晶&マンガン重石_ペルー1

金属鉱タッグ式水晶の雄、ペルーより水晶上のマンガン重石です。
中々ごっつりとした厳つい感じの一品でして、数本のややキャンドルめいた
水晶の合間に、不透明黒色~半透明濃赤色のマンガン重石が乗り、
一部は水晶にインクルージョンしていたり貫通していたりと、そこそこ
多数の結晶が見られます。
でも実サイズは35x30x10mm程で、アップ時の迫力とは裏腹に
結構かわいいサイズだったりして。

マンガン重石は余り一般にメジャーでは無いと思いますので、少し
解説致しますと、まずこれはタングステン酸塩という全鉱物の中でも
かなり少数派に属する…

と、思っていたら、実は酸化鉱物!?Σ(゚Д゚;≡;゚д゚)
調べていたらとある方のサイトに行き着きまして、そこに書いてあるので
「へ?」と思って更に調査致しましたところ、本鉱と成分連続で個溶体を
生成する鉄マンガン重石(Wolframite)が、AISTのサイトで酸化鉱物に
分類されているのを確認してしまいまして。

<AIST(産業技術総合研究所):地質標本館⇒地質標本鑑賞会⇒
 第4展示室 :鉱物⇒分類別一覧⇒酸化鉱物>
※一番下2つに鉄マンガン重石があります
http://www.gsj.jp/Muse/hyohon/ind-sanka.htm

ソースがソースだけに、流石に出鱈目とは思えません。
ただ、堀博士の「楽しい鉱物図鑑」2006年改訂版の114P、マンガン重石の
項では「タングステン酸塩である」とされておりますので、どっちがどっちなのか。
確かに組成を見るとMnWO4ですから、「O4でマンガンとタングステンの
酸化鉱物だよ」と言われればそう思えますが、かといって「WO4でマンガンの
タングステン酸塩だよ」と言われればそうとも取れます。
もう一方の端成分である鉄重石(Ferberite)はタングステン酸塩で合ってるのに、
随分とややこしい事で…。(汗
この辺、もうちょっと深く確認が必要かもです。

あ、一応。
この3鉱物は先述の通り個溶体を作りますので、MnとFeの割合は
任意で入れ替わります。なので総括した化学式は「(Mn,Fe)WO4」。
こう書くとタングステン酸塩基が基本に思えるんですがねぇ。
で、通常連続成分鉱物である「マンガン重石(Mn80~100%)⇔
鉄マンガン重石(中間種)⇔鉄重石(Fe80~100%)」の内、中間種の
鉄マンガン重石は本来現在の風潮からすれば鉱物名とはされない
はずなのですが、堀博士の同著には「野外名」「通称」とは一言も無く
「例外として名が生きている」とあるので、鉱物名のよーです。
いやはや、更に輪をかけてややこしいですね。(汗

で、この3種鉱物…というよりタングステン系鉱物は何気に希産気味でして、
中でも特に灰重石(Scheelite)とこのマンガン重石は少数。
それでも灰重石よりはマシなものの世界でもかなり産地が限られる鉱物で、
ここペルーの他アメリカ、そして日本・韓国くらいです。
中国は中間種=鉄重石は出るようですが、マンガン重石は未見です。
鉱床の硫黄活性が高いほどマンガン含有率が上がるとも言われている
そうなので、確かにマンガン豊富な温泉国に多いのは自然かもしれません。
標本人気も希産・びしっとした長柱状結晶・比重7.5近いずっしり重量感と
「良い特徴」がある事に加え、マンガン重石は金属鉱でありながら美しい
濃赤に透ける事もあってか人気・相場とも結構高めなようです。
本品は幸い「一般には結晶が悪い」部類のようで、お安めでしたけどね。

とはいえ、決して標本としても悪いものではありません。
後ろから見ると、貫通具合もお判りになるかと。

水晶&マンガン重石_ペルー1裏
ただ、一部不透明なので全体が端成分のマンガン重石かは謎。

やや金属鉱コートの影響を受けているらしく、水晶は輝き控えめ。
胸に抱えるような造型もあって、中々良い風景サポートをしておりますし、
背後から見れば水晶としても見応え十分。
先日のインディゴ青を更に上回る「漢の石」感で溢れております。
金属鉱はこういうストイックな美しさがいいんですよねー。(*´▽`)

…で、ですね。
ふと思ったのですが、この鉱物を産出する産地の水晶に「赤く透ける縦条線の
金属鉱」が水晶に入っていた場合、こいつの可能性があるって事ですよね?
もしくは黒色不透明なら鉄マンガン重石~鉄重石の可能性も。

水晶内なら、相当細い結晶でも生き残りますよね?
そーなると、金紅石や鉄電気石とすっごく紛らわしくないですか、これ?
ひょっとしたら、一部のソレら入りとされているのは実はこの石かもしれませんよね。
表面付着だけなら問題無いかもですが、この石思い切り刺さってますし。

見分けるポイントがマンガンと鉄の気配、それに見た目に対する重量感しか
無い訳ですから、かなり紛らわしいです。
ある程度太ければ電気石は断面で判るかもしれませんけど、金紅石は
断面の形も似ていますし、赤鉄鉱はどっちにも付随の可能性ありますし…。
三連貫入双晶は…どうなんでしょう、するんですかね?

むぅ、何か思い付きで疑問を増やしてしまった気がする。(´・ω・`)
その辺も追々調査してみましょう…。

気に入っている石だけに、ちゃんと知りたいトコロです。

BGM:Camel「Ice」
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コメント
こんばんは
連日よだれものでうれし泣きです。
ギリシャ、いいですね~クラスターだなんて!
私のはオクラでも高かったですよ(でも良心的なオークション出品者様でしたが)
本日のクラスターは・・・裏が好きです(コッソリ)
何となく、このてれてれ具合がツボです。
それにしても本格派の考察には、あああ頭が酸欠。数学と化学は生涯の敵。物理はラスボス。生物は避けたい難所で地学だけは楽しかった。
堀先生の図鑑は持っていますが、あの化学式見たとたん「あ、そうか石って理系だったのね」とかよくわからない反応を示した自分が情けないです;
勉強はともかく、でも興味あることはほぼ理系分野ってどうなんでしょうねぇ;

中学の昼休みは・・・なぜか刑事コロンボのテーマで始まっていた気がする。

tomoko│URL│2009/09/17(Thu)20:35:53│ 編集
Re: タイトルなし
こんばんはー。(*´▽`)ノ
お楽しみ戴けている様で何よりです。

うちのギリシャ緑は3つ共Webショップさん出身です。
確かに基本お高いのですが、時折「サイズの割に安い」ものがあるには
ありまして、この1・2号ともその部類、1号なぞあのサイズで5以下です。
購入で「ちょっと頑張ったかな?」と思うのは未登場の3号だけです。
それでも素材使いとしては厳しいですが、自分的な「マイナス要因に
ならないダメージ」で安くなっているものは狙い目かと。
といいますか、ギリシャ緑ってどうもポイントになると風景薄いんですよね。
なので目が行くのは大概クラスター…。

てれてれ具合。(笑
東欧とペルーの水晶って似てはいますけど、何となくペルーの方が
「明るく内気」な感じは致しますね。実際にはこの石に限らずかなり
シックなんですが、もっと照りの強いルーマニア等と比べても
何故かペルー石の方がより「前に出て」来るんですよね。
でもその割には派手には見えなかったりして。

ちなみに、私も超が付く文・芸術系特化型でして、理数系はだめぽです。
しかし、私の場合こういうものもいわゆる数学的な発想というより、
「造型の製作図」や「解説文の逆読み」といったよーな文・芸術系の
発想から裏付けの為にデータを探るというような理論展開をしていますので、
切っ掛けは大体「ただの思い付き」だったりするんです。(苦笑
まぁ、暗記は昔から得意なので鉱物名等は凄まじい勢いで覚えましたが。
ただ、別に鉱物だからって理数な見方・覚え方をする必要は無いと思いますよ?
疑問に思ったら調べるというだけでも、結構身に付くものですので、
とにかく好きである事が大事なんだと思います。
そもそも私なんて、「盆栽石が好き」って言い切っちゃってますしね。
どう考えても理数系の見方じゃございません。(・∀・)

>コロンボ
わはは、渋いですね。
食欲に変な影響が出そうに思えてしまいます。(笑

"TONGARI"-Take│URL│2009/09/18(Fri)06:10:29│ 編集
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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