「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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19:23:56
さって、週末金曜です。
恒例の鮮やか石deお楽しみ祈願です。

ここ数回、図らずも色味のお話が続いておりました。
だもので、今週はちょっと趣向を変えて、ストレートに明るい鮮やかさでは
無いものの、週末にはぴったりの艶やか極まる色味のこちら。

紫石英_ブラジル1
たかがラフカットと侮る無かれ。

ブラジル マラバ州産の紫石英ラフカットです。
実サイズは20x15x15mmほど、深いふかーい紫色が眼に染みる一品。
そんじょそこらの紫石英ラフとは美しさが桁違いですが、それもそのはず。
これ、実は「鉱物標本」としての流通品ではなく、画像にある通り
本来は宝飾用原石として流通していた「宝石の素」です。
どうも国内に来てからの選別で、中央辺りにある極細いクラックの為に
「落とされて」しまったものを標本商が捕まえたものらしいです。
実際、それ以外の問題点らしき所は皆無でして、無処理品である事も
考えれば相当に良い部類の原石なのではないでしょうか?

ブラジル マラバ州は伝統ある宝石質紫石英の一大産地です。
「美しい紫水晶って、ベラクルスブランドバーグじゃないのん?」と
思われるかもしれませんが、これは原石でかカット状態でかの差、
つまりは標本としてか宝飾としてかの差です。
この段違いに深く青味を帯びた紫色を見れば納得しますが、
宝飾方面ではカット用原石のマラバは非常に高名な産地なのです。

時に、宝石質、って良く聞く言葉ですよね?
加工品・原石問わず、割と色んなところで眼にする気がします。
ただこの言葉、ちょっと注意しなければなりません。
というのも、鉱物の世界と宝石(色石)の世界では、各種石名や分類の線引き、
処理の許容範囲等が変わって来るからです。簡単な例で言えば、鉱物は
基本的にナチュラルな状態のもの、あるいは適当なサイズに破断・切断した
ものが「標本」として流通しますが、「宝石」として流通した場合は原石状態でも
加熱等の加工がされていても普通になります。これは、「何をもって高品質と
見るか」という双方のスタンス上の価値観の差です。
事実、私の持っている中にあるタンザニアの燐灰石原石は「宝石原石」として
扱われていたものの破片でして、これには熱処理が施されています。
特にタンザニア等の宝石原石の扱いが多い所だと、ラフで標本に回ってくる
ものがそういった処理の「失敗品」の場合もあるそうで。
もっとも、逆に標本にその影響がある場合(母岩付きでもオイル浸漬率の高い
コロンビア産エメラルド等が有名)もありますので、どの分野にせよ色石系の
購入には、処理に拘る場合特に注意が必要ですが。
あと、何でもかんでもちょっと色が良かったりすると「宝石質として高く売る」
場合もありますので、こっちの方が危険かも。
この系統は、バラ輝石菱マンガン鉱ラピスラズリターコイズ等、
本来「宝石」とはちょっと呼べない立ち位置(強度が足りなかったり他)の石に
適応されている場合に多いので、よーく見極める必要があります。

ともあれ。
これはその点から言えば、ぎりぎり「宝石質」と言って良い辺り。
厳しく言えば、クラックがある分「宝石質にニアピン」という所でしょうか。
名ばかりの宝石質はそこらじゅうで見掛けますが、これは説得力十分。
一部黒く見えますが、そこも実際には極濃紫できちんと光通すんですよ。
濃すぎて明度を確保すると、どうしても黒くなっちゃって。(´・ω・`)
自形結晶もあるそうですが、色味を見るならこっちの方がストレートに
感じられるかもしれません。(自形も欲しいですけどね

これもまた、色味に惚れ込んでお迎えした石。
皆様の週末にも、艶やかさがあらん事を。

私はありません。 orz

BGM:Free「Oh I Wept [Alternate Vocal]」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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