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2013/01/16
21:00:28
さーて、本日の石日記参りましょう。

何となく石膏辺りを境に、無意図ではありますが「画像里帰り済」の流れが
ぷちっと途切れてしまいました…が、まぁ良い区切りタイミングかなぁと
思わなくもないのでそのまま行きましょう。
なので、暫くは極普通の記事群になります。

戦利品撮影は早くて今月末に始められるかも…かなあ?(汗

本日は昨日の白鉛鉱より炭酸塩で繋げます。
ただ、コレは正直余りきっちり「鉱物」枠かと言うとかなり疑問。
多分普通では化石枠の方に入って来るものだと思います。
ただ、この標本に関してはその構成鉱物種の内訳が記載してあったので、
私としては例外的に「鉱物的存在」としてお迎えする事にしました。
ま、そうは言っても単純に見た目が気に入ったってのが最大の理由ですが。(笑

アンモナイト_マダガスカル1_480
とってもよく見る子ですね。

複数画像なので続きへどうぞ。

てな訳で、私には珍しく化石寄りの存在。
マダガスカルはMahajanga産のDesmoceras sp.(アンモナイト)です。
そして記載されていた鉱物的情報は「閉鎖的充填状態の方解石」。
つまり、殻の気室部分をみっちり埋めた方解石部を持つ化石という事に。
なので、これはあくまで分類としては化石であって、例えば玉髄置換した
「月のおさがり」オパール化貝化石等の様な化石の仮晶的鉱物置換と
いう存在とは根本的に違うものです。
その辺知らないと紛らわしいので、念の為。
尚、他に鉱物的な情報としては殻部表層にあられ石と方解石の複合層を
持つ事、気室部着色部分の発色要因の内ある程度は赤鉄鉱によるもので
ある事が判っています。
なので情報としては化石情報より鉱物情報の方が多い子なんですよね。
ここまでやって、何故か年代記載が無かったり致しますし。(苦笑

実サイズは大体径25mm・厚4mm程、1匹分の殻を縦にスライスしてざっと
表面と断面を簡易研磨した状態です。
ご覧の通り基本的に土色の殻部間気室を濃琥珀色で透明感のある方解石が
充填したもので、色変わりがある部分は一部気室部のみ。
ぱっと見には完全に塊状化して埋めておりますけども、この画像だとちと
判り辛いながら一部透過光とルーペを組み合わせると僅かに方解石の
犬牙状結晶群の輪郭が見える部分もあります。
撮影は無理でしたけどね!ヾ(・∀°、)ノ

また当地のアンモナイトは、研磨すると殻表層部が虹色を出す事でも有名。

アンモナイト_マダガスカル1アップ
こんなカンジ。

この虹は方解石とあられ石という同質異像の2種鉱物層が僅かな光学特性差で
干渉光を呈す事により現れるものだそうです。
なので、やっていること自体はムーンストーンのシラー効果に近いですね。
あーいう感じの反射感が強いものではなくむしろ水晶のコート虹に雰囲気は
近いですけども、メカニズムとしてはムーンストーンの方が近いって事で。
ちなみに時折この系統のものが「アンモイト」として販売されている事が
ございますが、「虹色を呈すアンモナイト化石」という共通点はあっても
あちらははっきりと宝飾的に認められたものであり、産地もカナダ~米国の
ロッキー山脈の一部でのみ産出するものときちんと世界宝石連盟に認可された
定義がありますので、マダガスカル産がアンモライトとして扱われる事は
事実上不適と言えます。
はっきり言って本来のアンモライトの発色は桁違いなので、ご注意を。
(値段もね…)

とはいえ、そういった事を抜きにして見ればこの子も大変美しいのも確か。
むしろ気室充填部のモアレ模様はほぼ殻部のみのアンモライトでは味わえない
部分ですから、そういった処ではきちんと別の楽しみを持っている訳で。
私はこの子をそういう観点、つまり虹色云々よりもそんな「模様石」的な
見方から選んでおりますので、やっぱりこの子でなくては。

私の化石側はこの辺で止めております。
ぶっちゃけ楽しそうではあるんですけども、そして集めたいのは山々なのです
けども、如何せん鉱物だけでも泥沼過ぎる。(苦笑
これ以上泥沼を増やすとエラい事になっちまうのは必定ですからねぇ。

この子はそんな、私の一種「防波堤」でもあったりするのでした。


BGM:Caravan「Where But For Caravan Would I? (Mono)」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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