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20:04:29
こんばんわー。
本日の石日記、更新参りましょう。

古参水晶から成長干渉系の流れが出来ておりますが、今回もその系統。
こいつらは通称で「グロースインターフェアレンス」と呼ばれており、
言葉の意味もそのまんまなのですけども、どうもこれが市場において
私にはあくまで「切り刻み型の干渉跡」を持つタイプに対し狭義に
あてはめられ、本来の意味を失いつつある気がするんですよね。
尤も、元々どのような経緯で、或いはどのタイプに対して呼ばれるように
なったのか、それとも当初から成長干渉そのものを指すだけの言葉なのかと
いった根本的な部分がイマイチ判らないので、そもそもの該当範囲が判断
不可という問題点も自分にはあるのですが。

でも水晶以外の鉱物でも使われる事がありますから、ただの現象に対する
呼称というのが高確率なんですかね?

とはいえ、言葉通りに取るならば他鉱物が生成後その影響で水晶の結晶形に
不都合が発生し、原因鉱が喪失した事で結果おかしな形状の水晶になったと
いう最も広義の解釈を取れば、その対象は非常に多くなる訳で。
例えばこんなものも、そういう意味では成長干渉と扱えますよね。

水晶_南アフリカ1
時々セプターのなりかけにこういうのありますね。

複数画像なので続きへどうぞ。

白色系で赤味が無いと当地の印象が薄いかもしれません。
南アフリカはオレンジリバー流域産の水晶です。
実サイズは60x40x45mm程、明確な母岩が無くブロックのように無数の
乳白色の水晶がごってりくっ付き合った結晶群です。
そして特徴的なのは、オレンジリバーらしからぬ鉄っ気の無さも然る
事ながら、薄褐色っぽい何かを含むようにして大量に存在する「何かの
抜け跡」と思しき隙間の数々。
ここにあった「何か」のために水晶がこうも抜け跡だらけになっている
訳ですから、れっきとした広義の成長干渉の一種と言って良いでしょう。

ちなみに干渉原因となった鉱物の素性は謎。
似たタイプの抜け跡は以前ジンバブエ産の紫で見ておりますが、そちらも
正確なトコロは不明なので漠然とした推測以上の事は出来ません。
ただ産状としてはこれもペグマタイト系で間違い無いと思います。

水晶_南アフリカ1アップ
抜け跡のアップ。

良く見るとただ抜けたというよりは、抜けた後にも再度多少の水晶の
再結晶があったのかなーと思わせる感じです。
また、無論ですがごそごそした部分もほぼ破面は無く結晶面です。
残存する粘土っぽさから直結して考えられる原因鉱は長石の類ですが、
個人的に最も怪しいと思っているのは昨日のインド産に引き続き雲母。
というのも、このオレンジリバー流域産の水晶というヤツは母岩付も
分離品も私的に好きな事もあって相当数見まくっており、所持品も
そこそこの数に上っているのですけども、ペグマタイト系の他産地品と
比べるとどうも異様に雲母系の存在率が低いように思えるのです。
というか、あくまで個人的に言えば不自然なくらい居ない気がします。
実際長石がごってり付いているような子でも、全然雲母はいなかったりとか。
となると元々比較的古い地層が多いアフリカ南部にあって、粘土鉱物化して
変質・崩壊等の要因で失われ易く、しかし普通いるはずが見掛けないという
要素を全て満たす雲母系は非常に怪しい「容疑者」だと思うのです。

ま、真相は謎ですけどね。
自分では良いセン行っていると思うのですが、どうでしょ?

この子はその「らしくなさ」が気に入ってしまった子です。
私は非常に「らしい」子は勿論好きなのですが、同時にあれっと思うほど
「らしくない」子もとても好きだったりします。
多分風景重視としては、中間よりも両極端の方が眼を惹くという部分も
あるのでしょうが、半分以上は自分のヘソ曲がりな気質のせいだと思います。
だって、そういう裏付けが多過ぎますもの。(苦笑

でも楽しいですよ、ヘソ曲がりも。
他人に理解して貰えなくても泣かない覚悟は必要ですけど。( ̄ω ̄)


BGM:Keziah Jones「The Wisdom Behind The Smile」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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