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22:11:03
ども、今晩の石日記です。

そういえばなのですが。
今流れとして古参水晶の内紫関係が続いている訳ですけども。
ずーっと前、2年目の池袋戦利品記事でMVPを取ったルーマニア産の
紫水晶、長くご覧戴いている方は覚えておいででしょうか。
この、細身キャンドラル系の逸品。

その記事の際にちらと書いたのですが、この紫を捕まえた理由は勿論
姿が見事で盆栽的完成度が高いからなのが最大ではあるものの、その他に
「事前の因縁」ってヤツがあったとこぼしておりましたね。

で、今の今までその「因縁の元」が登場しておりませんでしたので、
折角ですしこの機会に登場させるとしましょう。
コイツがその「因縁」です。

水晶_ルーマニア7
記載は購入時の名義そのまま。

複数画像なので折りたたみます。

という訳で、因縁の元。
詳細産地不明ですがルーマニア産の水晶です。
実サイズは私には超大型級の部類に入る、125x40x30mmほど。
入手は当然MVP紫よりも前、大体半年ほど早いお迎えでした。
ご覧の通りスタイル的には似通った細身のキャンドラル系で、メインの周囲に
数本の付随結晶が寄り添うようにくっ付いているものです。
入手元がパワスト系のお店なものあって記載は水晶のみなのですが、背面には
何時もの苦灰石を伴っております。

で。
当初この子はフツーに水晶として面白いと思っただけで入手しました。
実際全体像は勿論、各部にもそれぞれ大変な見応えがあります。
例えば柱面に当る部分が実はこんな錐面の集まりだったりとか。

水晶_ルーマニア7アップ4
そういえばダメージもほぼ皆無なんですよね、この子。

その錐面が最終的にグラデ式でトップ錐面に纏まっていくトコロとか。

水晶_ルーマニア7アップ5
上部チップに見える部分も細かい錐面だったり。

更によく見ると、その錐面が一面置きに上下反転していたりとか。

水晶_ルーマニア7アップ7
反射面が奥は錐面なのに、手前は柱面なのが判りますかね。

また背後の苦灰石ですが、通常白~ページュの場合が多いのですけど
この子はかなり濃い目の黄色に染まっております。

水晶_ルーマニア7アップ2
それもコートやインクとはちょっと違う感じ。

コレに関しては見てすぐ「ああ」と何となく推測出来ましたが、
よーく観察したら多分ビンゴな状態でした。

水晶_ルーマニア7アップ3
苦灰石層の下部に、隠れキャラな黒鋼色の毛状結晶群が。

コイツは恐らく毛鉱、或いはブーランジェ鉱でしょう。
輝安鉱も考えましたが、アレは板柱状の範疇で曲がったりはしますが
構造上毛状にぐねぐね曲がる事はありませんしね。
となると、やはりこの黄色はビンドハイム石(※1)の可能性が最も高いと
思います、ルーマニアは両鉱の大産地ですしね。
そんなこんなで、非常に気に入ってお迎えと相成りました。

(※1注:mindatを見るとどうも「ビンドハイム石(Bindheimite)」は現在
(抹消されてしまっており正式な鉱物名ではなく、現在IMAで正式な鉱物名と
(して登録されているのは「オキシ鉛ローメ石(Oxyplumboroméite)」となって
(いるようです。
(堀先生の図鑑等でではビンドハイム石記載なので日本ではそちらがまだまだ
(呼称として一般的なので、知らないと同一鉱とは気付かないでしょうね、普通。

しかし、その本番は帰宅後。
お店の若干暗い赤味がかった照明では気付かなかったのですが、我が家の
蛍光灯下で改めて見てみたら「おや?」と。

改めて申しますが、この子は「水晶」という事で買いました。
水晶は色付き(=紫・煙・黄等)の場合は結構厳密に個別扱いになる鉱物であり、
それが鉱物標本店でなくとも慣習的にそうなりやすいものなので、私自身
最初はそれもあって特に気にしていなかったのですけど。

水晶_ルーマニア7アップ6
…あれ?

水晶_ルーマニア7アップ1
…これもしかして、紫じゃね?

…と。
確かに表層部が乳白色で色が付いているのは芯部のみっぽい上に、
その色も非常に淡色なのでどうもはっきりしないのですが、それっぽい。
そしてこの当時はまだルーマニア産紫の存在を知らず、気付いてから
調べてみても余り目立った情報が見当たらずに煮え切らなかったのです。
んで、「じゃあ次のショー(=2年目池袋)で探してみようじゃないか」と。

まさか本当に見付かるとは思いませんでしたけど。(苦笑

ま、そんな因縁があってのあのMVP紫でもあった訳で。
今ではこの子、実例が発見出来た事で自分に自信が付いたせいか、以前よりも
はっきりと紫色を感じられるようになりました。
人間の感覚って、ホント現金なもんです。(笑

そしてルーマニア紫の情報も、MVP紫の入手を境として随分色々と見られる
ようになりまして、今では自分の意識中ではフツーに産地の1つ。
実学としてとあるきっかけから蓄積されていく情報の実例みたいになりました。

私はよく「縁力」というコトバを使いますが。
これもまた、そんな縁力の連鎖の1つ。
こういう出会いがあると、石に嫌われていないなーとちょっとほっとしますね。


BGM:Spock's Beard「Nwc (live)」


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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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