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17:13:24
本日の石日記参りましょうか。
もしかしたら2回更新出来るかも?かも?

さて、古参品を中心に出演と相成っている昨今。
その中でも酸化鉱物の流れになっている訳ですが、酸化鉱物って意外と代表格を
除くと思ったより「種類を持っていない」状況になり易くないですか?
石英一族やスピネル系一族、また二酸化チタン三兄弟錫石等無闇に数が揃い
易かったり独特の華があったりする連中が代表格に居座っているせいか、例えば
実質上ほぼ紅鉛鉱1種しか通常には見掛けないクロム酸塩等と真逆な意味で。
ある時ふと、「これしか無いのか」と気付くよーな。

ニッチが埋没する典型みたいな状態ですが、それを埋めている張本人の
最大手と言えば、やはり二酸化珪素一族。
そして鉱物全体でも代表種に入るものですから入り口になり易く、私も
類に漏れず古参品となるとその割合が多い事多い事。(´ω`)
なのでその辺多めになるのはもう仕方が無いでしょう。

ところで、酸化鉱物と言うからには通常「AxOx」というように酸素と結合した
ものがこの一族になる訳ですけども、広義で見てみると慣習的には一応厳密に
言えば別系統となる水酸化鉱物も一緒に括られる事が多いです。
産状や生成に共通し易い部分が多々あるからで、鉱物だと他にも重金属酸塩を
中心に同例が複数あるので珍しい事ではありません。
無論、完全に科学的な論文等では区別されるのでしょうが、一般の標本を
分類する程度だと通常一括で扱われます。

そして水晶と言えば、その水酸化鉱物も含めて全体が思い切り酸化鉱物な
文字通り「酸化の極み」みたいなヤツがいたなぁ、と。
定期的に顔を出す、私の好物水晶産地の1つからこの子が出演です。

赤水晶_オレンジリバー4
手前は珪酸塩(長石)かも?

複数画像なので折り畳みです。

赤の登場はこの子以来ですから素晴しく久し振りですね。
南アフリカ名物、オレンジリバー産の赤鉄鉱入り水晶です。
実サイズは30x30x15mm程でギリギリ何とかサムネイル級。
これは分離結晶なのでしょうか、それとも一応母岩付なのでしょうか。(苦笑
手前にほぼ固形粘土レベルに泥質の恐らくは長石かその名残であろうと
思われる部分があり、下方が接触で「なり切れなかった両錐」な感じで
形状が纏まった、当地独特の明確な赤色ファントムを内包するものです。
個人的にオレンジリバーの水晶はサイズが小型になった時に、その縮小に
対して風景の纏まり度が低めになりがちな印象がある、つまりある程度の
サイズがある事が風景に貢献し易い感がありますので、サムネイル級で
こう纏まった子は非常に有難いです。
いやまぁ、私の気のせいかもしれませんけど。( ̄ω ̄;

え?水酸化鉱物?
いや、母岩もかなり鉄っ気ありますし、褐鉄鉱くらいいるでしょ…と。
ダメ?(´・ω・`)

ところで記載の「more…」ですが。
実は錐面より下ファントムより上の部分に、無色偏菱六面体の不明インクを
含んでいるのですが、コイツの特定が出来ないので一先ずそう書きました。

赤水晶_オレンジリバー4アップ
黄鉄鉱らしき微粒も見えるとなると、含鉄方解石とか?

それとこの子にはもう1つ特徴が。
通常は完全にマイナス要因なのですけども、この子に限っては話が別。
裏にかなり大きな剥離面がありまして、結晶面は2割ほどしか残っておりません。
しかし、その剥離面が非常に良い仕事をしておりまして。

赤水晶_オレンジリバー4裏
天然の断面標本。

この赤いファントムが層状に、無色水晶と数段縞模様となっている状態が
手に取るように観察出来ちゃう楽しい状況になっていたりします。
当地の赤ファントムは非常に濃色な上に結晶表層下一面を覆ってしまい
内部が見えない事も珍しくないので、こうやって恐らくはほぼ全面をごってり
濃色で覆ったファントムの内部を見る機会は意外とありません。
それも、妙な話「良標本であればあるほど」その頻度は下がります。
なので、単に個性的なだけでなく、実は鉱物的にも非常に正しい「安価な標本の
有効活用法」の好例…なのかもしれません。

ちなみにファントム下には意外にも赤の層以外殆どインクは無いんですね。
本当にきっぱり2色なんだなぁ、ちょっと感心。

ころっと可愛く、見てヒトクセあり、観察して興味深い。
げに楽しめる子というものは、値段ではないのです。

…だから、石を選ぶ時は調べてでも自分で選んだ方が良いと思うんですよ。
琴線なんて人によって全く違うトコロにあるもんですし、ね。
第一見たいモノがあればそこへ踏み込まないと何も見える訳無いんですし。

酸化ならぬ「参加」の石…じゃなくて「意志」こそ最も大事ですよ、うん。


BGM:Howlin' Wolf「Moanin' At Midnight」



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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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