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20:33:24
ちょこちょこ休載挟まって失礼しております。
本日の石日記です。

こないだの分も合わせ、埋め合わせは土~日辺りでやる予定。

で。
まだまだ古参品の流れ続行。
前回の餅からはブラジル産と水晶、そしてもう一つ「溶け」で繋げて。
以前一応同系と言える子が出ているのですが、全く違う個性を持っております。

そんな訳で、色は変わりますが同国出身の水晶。

蝕像水晶_ブラジル1
産地はちこっとズレますけども。

複数画像なので続きは折り畳みへ。


ラベル記載に忠実だと、個々の判断が浮き彫りになりますね。
ブラジルはミナスジェライス州、ディアマンティーナ産の溶け水晶です。
…となっておりますが、これはどう見てもスモーキーシトリン、譲っても
最低スモーキーである事は確かでしょう。
実際問題、鉱物的に正確な記載をするなら「石英(水晶)」は色彩ver.の
上位に来る部分ですから「融蝕を受けた水晶(var.スモーキーシトリン)」と
なるべきなので間違ってはいないのですけども、不親切と言えば不親切かも。
省いても正解ですが、追記した方が現物には忠実って感じで。
ラベルと現物を揃えた時にこういうモノがあると、「多分仕入れ時の記載を
そのまま使っているんだろうな」とか邪推しちゃうのは性ですかねぇ。(苦笑

あ、ちなみに以前登場した同系ってのはコイツの事です。
似た色調且つ同じ溶けを基本としたものですが、大分印象違いますね。

確か入手は2年目、実サイズは40x15x10mm程で左程大きくはありません。
一応全体に六角柱状は保っておりますけども、ご覧の通り全体が大柄な融蝕に
よって無数の蝕像を示す、ある意味とても派手な子です。
トップ部分が画像だと白濁している為判り難いですが、これでもルーペで見れば
溶け残ったと思われる微細な結晶の集合体であり、明確な破断面はありません。
下方も同様なので、母岩にどうやって接地していたのか・或いは溶けた影響か
何かで自然に分離結晶となったものなのかといった辺りは謎です。

大きく凹んでいる部分は別鉱物の干渉を受けていたのかもしれませんね。
そういうモノと思われる実例が以前にもおりましたし。

蝕像水晶_ブラジル1蝕像1
別鉱物残滓が全く無いので、真偽は判断不能ですけど。

また柱面の蝕像も均一性が余り無く、不規則な階段状になっております。
勿論全体が均一に溶かされるという確率の方が低いでしょうけど、それでも
ここまできっちり階段状になるという事は、元はこういう細身の構造的な
カテドラル形状だったよーな気が致します。
(リンク先は普通の淡色シトリンなので色味は大分違いますが

蝕像水晶_ブラジル1蝕像2
融蝕とは別に、元々複数の錐面があったような気配。

更にもう1点、先端付近の白濁部分ですが。
これは先端部のみに蟠っているのではなく、一部が柱面にも残存しております。
一見只の偶然に見え否定要素もありませんが、別個の可能性としてはコイツ
似た骸晶状の先端部を持ったセプターであったかもしれません。
と言うのも、見ているとどうも単に表面が溶けたにしては白濁部の分布域に微妙な
法則性を感じる部分がありますし、柱面蝕像の大柄な部分が比較的この白濁部の
最下部以下を中心に存在している傾向にありますので。
上方に元々1枚セプター状の結晶が被っていたとすれば柱面に出る蝕像の具合に
部位的な差異が出る事が不自然になりませんし、上部と一部表面だけが明らかに
他よりも強度の影響を受けているのも骸晶による粗雑な結晶状態であった事を
考慮すれば単純に接触面積が増える分可能性は高くなると思います。
…って、このメキシコ骸晶も撮り直さないとなぁ。(汗

蝕像水晶_ブラジル1蝕像4
トップ部分、通常部位が微妙に錐面形状で埋もれております。

蝕像水晶_ブラジル1蝕像3
柱面残存部、付近の蝕像が比較的大人しいのが判ります。

無論、全ては手元にある「結果」だけを見ての推測なので正解は不明。
しかしこの子に関しては、私感ながら良いセン行っている気がしております。
こんな推測が出来るのは、頼れる前衛ならぬ「前例」があったから。
この辺りが鉱物が実学たる所以である白眉の一旦と言えるのではないかと。

前例を気にし過ぎるのは時として悪癖になる事もありますが、それでも
人間にとって大変に重要な「学習」要素の1つ。
私も忘れるべきではない前例を忘れず、見逃しや過ちの無いようにしたいものです。

石も、人生も、両方ね。( ̄ω ̄


BGM:Bruce Dickinson「Octavia」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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