「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/06«│ 2017/07| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/08
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
16:33:31
こんにちわ、お暑うございます。
それはもう、放置アイスレベルでとろける程に。

今回も石日記は古参品の流れです。
ここ暫くはガテン系多め故地味めな子が続いておりましたので、
この辺で一度真性宝石鉱物を出演させると致しましょう。
昨日からは赤銅鉱の酸化鉱物枠で繋げ、この子が登場です。

金緑石_ブラジル1
漂砂礫ってトコがまた宝石系らしい。

複数画像なので続きへ折りたたみます。

これだけだと曇りがちに見えますね。
ブラジルはバイア州、Padre Paraiso産のクリソベリルです。
実サイズは9x12x6mm程のマイクロ級、ご覧の通り漂砂礫出身であり
この状態で破断面の無い完全結晶状態です。
通常の自形と比べると別物ですが、漂砂礫ってそーゆーもんです。
小さい上に不定形で、メイン画像正面と裏面は表面が強く曇りガラス状と
なっているためそんなにキレイには見えません。
しかしそれ以外の部分はクリアで、内部の高い透明度やしっかりとした
黄緑色がきちんと確認出来るため中々良いものではないかなと思います。

ちなみにこんな感じ。

金緑石_ブラジル1別角度
上方僅かに褐色層がある以外はムラも殆どありませんね。

この子は研磨用原石群からあぶれたという、ラフや漂砂礫状態の標本では
そんなに珍しくない事情の出身。
まぁあぶれた理由は一目瞭然、大きく走る2本のクラックでしょうね。
(下方は面の加減でクラックっぽく見えるだけ
ただこれはどうも結晶同士の接合痕由来のものらしく、宝石の場合はともかく
鉱物面で厳密に言うクラックとはやや毛色の違うものの様子。
言われてみれば確かに、随分と不自然なくらい真っ直ぐ走ってます。
そしてそれを除けば内包物は極僅かなミスト以外、ルーペで見える範囲では
現状何も見付かっておらず、透明度もご覧の通り。
確かに、あぶれたとはいえ研磨用の出身に恥じないと言えるでしょう。

そしてもう1つ。
この子は正確には宝飾研磨用としては「クリソベリル」のみではありません。
鋭い方はお気付きになったかもですが、メイン画像の何かが写り込んだような、
そして2枚目の左側辺りにやはりぼやりと写ったような蒼白い部分。
これは双方共に、シャトヤンシー効果…一般に言うキャッツアイやスター…の
素質がある事を表す、原石状態で浮上して来る光なのです。
決してレフや照明の写り込みではございません。
実はこの子、このシャトヤンシーが大変に出易い上に非常にはっきりと明るい
ものなので、多分研磨用の名義も「(クリソベリル=元祖)キャッツアイ」、
或いはスタークリソベリルの候補生として扱われていたと思われます。
シャトヤンシーの出る原石自体はそこまで珍しくもないかと思いますけども、
ここまではっきり気軽にホイホイ出るものは余り見ない気がします。

…いや、高いものなら判りませんが。
これせいぜいギリギリ3桁程度なもので。

漂砂礫は一部不可抗力的な鉱物種以外に関し、自形結晶であることを重視する
方の中には範疇外、言ってしまえば「嫌う」方も割とおられるようです。
ですが、私は一切気にしません。
自形だろうが塊状だろうが漂砂礫だろうが、良いと思えば良いのです。
だって、私のコレクションだもの。

私は特に宝飾・色石系を中心とした研磨品には左程興味があるわけでは無いですが、
その美しさに関しては認める部分がちゃんとございますし、そもそも鉱物の大きな
用途としてその世界が存在するのは歴然とした事実。
磨きが余り好きではないのは、何度も言うようですが盆栽派としては形状の一定化と
いう非常に大きなハンデを追ってしまうからという、ただそれだけ。

自然に水に流され磨かれた漂砂礫は、実はそんな私にとって自然から与えられた
折衷案とも言える「ルース」的な存在なのかもしれないですね。


BGM:Latte E Miele「Il Processo」

スポンサーサイト


次の記事:Bless。
このページのトップへ
前の記事:火種。
コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/1408-ea61d5dd
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
06 | 2017/07 | 08
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。