「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/07«│ 2017/08| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/09
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
2012/08/15
21:37:57
今日はちゃんといけました、2発目石日記。

今回は未登場鉱の内、またまた前回から硫化鉱で繋げます。
そして登場するのは、当ブログではペトロフ氏モノで御馴染み且つ
通常記事でも登場済の針ニッケル鉱に続く2種類目のニッケル硫化鉱物。

…まぁ成分比的に含んでいるコイツみたいなのは別として。

ともかく、何種か有名なものもある割に意外と盆栽度を求めると入手難易度が
高くなりがちな気がしてならない、そんなニッケル硫化鉱の新顔です。
そして産地は我等が日本より。

ヒーズルウッド鉱&中宇利石_愛知1
どっちも主役級ですが、同時に写せないのが残念。

続きへ折りたたみますという事は複数画像です。



国産鉱物派の方々には外せない一品でしょう。
愛知県新城市中宇利は中宇利鉱山産、ヒーズルウッド鉱&中宇利石です。
実サイズは35x20x15mm程のラフ片状、本2種の産状基本に沿った蛇紋岩を
基調とした母岩に磁鉄鉱だという黒い層があり、その中に真鍮色塊状で
埋没した前者が、そしてその横~裏面に空隙部分に繊維状結晶が集まって
皮膜になった空色の後者が、それぞれ存在する1品です。
両鉱に関しては本鉱山が国内代表格、特に後者は原産地でもあるので
単なる盆栽というだけでなく、鉱物的意義もある標本だと言えるでしょう。

質どうこう、ではなく「持っている事が重要」って意味で、ね。

まず今回の主役・ヒーズルウッド鉱。
つい「ヒー『ルズ』ウッド」鉱と呼んでしまいそうになるのは私だけでは
無いと思われる(そうか?)本鉱は、組成Ni3S2というシンプル構造。
画像中では正面に見える黒色部中の真鍮色がソレに当ります。
メイン画像でもそれなりに見えますが、一応アップも。

ヒーズルウッド鉱&中宇利石_愛知1アップ1
緑っぽいのは蛇紋岩、青っぽいのは中宇利石。

本鉱はシンプル組成で分布も世界的に広い鉱物だそうですが、同時に肉眼的な
ものが少なくこういう状態でも見えれば割合と希産という扱いになる、いわば
「表に出辛い」鉱物。
鉱物界にはよくあるのですが、何故かシンプル組成な方が希産で複雑な組成の
方が大量に出るという、一種の逆転現象の一例と言えるかもしれません。
また産出もまず結晶は無く塊状ばかりだそうですけども、調べていたら何気に
あの有名なカナダのジェフリー鉱山でかなり立派なものが出るようで。
この組み合わせはかなーり私にはクリティカルで、探してしまいそうです。(笑
それにしても、流石はカナダ…やってくれます。

ちなみに一応書いておくと、本産地のヒーズルウッド鉱は見た目には単独の
埋没塊状に見えますが、実際にはペントランド鉱・コバルトペントランド鉱等を
非肉眼的なサイズでインクルージョンしている事が多いそうです。
しかし有無や含有率は要分析なので、慣習的にその辺は省略している模様。
なのでこの標本に関してもどうだか判りませんが、入っている可能性は高いです。

で、もう一方の主役である中宇利石。
本来なら当地原産の本鉱が主役たるべきなのかもしれませんけど、私の手持ちで
ヒーズルウッド鉱の標本が本品だけである事、そして中宇利石はつい最近の
記事で米国産を登場させている事もあって第二役にさせてもらいました。
ただその際はロゼット系の産状でしたが、今回は繊維質皮膜状。
結晶としてはこちらの方がしっかり確認出来る辺りは流石原産地でしょうか。

ヒーズルウッド鉱&中宇利石_愛知1アップ2
何となくアエリナイトの存在感にも似ている。

アエリナイトの方が若干「強い」かな?
実際にはもっとしっかり結晶が見えるものもちゃんとあるそうですが、
まぁこの子はヒーズルウッド鉱とのコンパチなので。
もしどうしても欲しくなったら単独品探します。( ̄▽ ̄

決して派手とは言えないヒーズルウッド鉱と、きっちり眼を惹く中宇利石。
正反対なようで、頻繁に仲良く共産する両者。
対照的な存在がお互いを補完すると、何故かどちらも美しく見えますね。
出汁における昆布と鰹節的な感じで、そうすると日本的とも言えるのかも。

違ったタイプとの交流を楽しく感じるのは、実はヒトだけでは無いのかな。


BGM:Quidam「Sanktuarium」

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/1406-efded313
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
07 | 2017/08 | 09
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 31 - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。