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2012/08/09
19:44:05
どもー、本日2発目の石日記です。
こっちは通常版です。

ここ暫く未登場鉱物の流れの中で沸石多いですね。
なので、勢いに乗ってもう1種未登場の沸石を出演させましょうか。
希産種の割には判り易い、十字沸石とは逆を行く感じの子です。

ブリュスター沸石_カナダ1
THE 六角柱。

やはりはっきりした自形あるのは強いですよね。
カナダはブリティッシュ・コロンビア、イエローレイク産のちょっと
珍し目な部類に入る沸石、ブリュースター沸石です。
実サイズは20x10x7mm程のサムネイル級、薄っぺらい粗面岩を母岩にして
こんもりと端面の切れた六角柱状の本鉱が集まって盛り上がったもの。
そこはかとなく燐灰石に似た雰囲気を持っていると感じるのは、
多分私だけではないと思うのですけど。(´ω`)
はっきりした結晶形があるせいか、希産種で見た目に派手でもなく、特に
珍しい形状になっている訳でも無いにも関わらず妙な存在感があります。
沸石はどちらかというと一部を除き儚い印象があるので、ちょっと異端?

一応世界中それなりの箇所では産出するものの、逆説的には出ない場所には
全く出ない典型のよーなヤツで、結果的に産地はかなり限定されます。
その中では当地はトップクラスの良品を出す産地だそうで。
産地が限定される理由は割合はっきりしておりまして、ストロンチウム
或いはバリウムを主成分に含むという大きな特徴があるから。
偏在性の高いこの元素が必要がために、産地も自ずと偏る訳です、特にSr。
他にもSrを一定量置換または不純物的に含む沸石は多々(輝沸石や菱沸石等々)
ありますが、主幹成分として持っている沸石となると一気に減少してしまい、
この系列の他には BellbergitePerlialite程度になってしまいます。

だもんで、沸石大国ですが日本はSrに乏しい土地でもあるので産出しません。
また、実の所コレも正式な鉱物名ではなくSr:Ba比で2種に分かれる系列名で、
正確な記載に関しては前回記事の十字沸石と同じく-(優位元素)が付きます。

また、上記の通り偏在し易い元素が関連するせいか原産地もちょっと楽しい。
Srを主体とする鉱物といえばまず挙がるであろうものが多分最大手な天青石
ちょっと通好みなストロンチアン石だと思うのですが、実はこの2つの内
ストロンチアン石とは原産地が全く同じ場所なのです。
更に元素ストロンチウムの名もここの地名由来ですから、見事な三暗刻。
対抗出来るのは恐らくスウェーデンのイッテルビーくらいでしょう。(笑

(※注:イッテルビーは鉱物Yttrotantalite-(Y)原産地であり、元素の内
(イットリウム・テルビウム・エルビウム・イッテルビウムの4種がやっぱり
(ここが原産地のガドリン石から発見され、更に元素ガドリニウム・ホルビウム・
(ツリウムも見付かっているというある意味狂ったような土地

…あ、元素名はともかく鉱物的には布賀鉱山も良いセン行ってるかな?

でも何故か一方の天青石は遥か遠くの米ペンシルバニア出身、そして天青石が
有名な場所は何故か本鉱の産出と殆ど被らないという謎仕様。
あれだけ天青石出してSr祭りなマダガスカルには影も形もありません。(苦笑
絶対何か理由があるんでしょうね、この辺。

…判りやすいとか言ってすみません。
やっぱお前、良く判んないや。( ̄▽ ̄;

でもあれですね、六角柱でこの感じは↑の色々はともかく、石としては
結構誰でも愛でやすい系統だと思うんですよ。
そういう意味では取っ付き易い希産鉱物というのは正しいとも言えますね。

うーむ、ここまで見事な二律背反的存在のものも何気に中々無いかもしれない。


BGM:Itzhak Perlman
   「Niccolò Paganini:Caprice #4 In C Minor, Op. 1」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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