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2009/08/07
14:35:48
さて、本日は金曜日…週末です。
せっかくなので華やかな石を、前回の方解石繋がりで行きますか。

自分に華やかな話題はないですけどネ!。・゚・(ノ∀`)・゚・。

菱マンガン鉱_ペルー1
この石としては色が浅い方ではありますが。

鉱物グループ「方解石シリーズ」より一番人気と言っても過言では
無いであろうペルー産菱マンガン鉱・英名ロードクロサイトです。
実サイズは35x30x30mmほどの小型クラスター。
紅色部分が本鉱で、黒は軟マンガン鉱等の二酸化マンガン鉱ミックス、
赤茶の部分は褐鉄鉱(一般には針鉄鉱が多いとか?)です。
もっと色の良いものがあるにはあるのですが、良くなった途端
あほみたいに高くなりやがりますので、中々手が届きません。(涙
まぁ、これはお値段の割には色も結晶形もかなりいい方のはずです。
多分…。

あ、私もたまにやってしまうので一応…鉱物名の場合の「菱」は、「ひし」では
なく「りょう」と読みます。結晶形が方解石グループに特徴的な菱形6面体で
ある事に由来します。言われなきゃ「ひし」って読んじゃいますよね。(苦笑
で、このグループには意外な親戚として菱鉄鉱(Siderite)も含まれており、
炭酸基(CO3)を基準にカルシウム-マンガン-鉄がそれぞれ変動し、中間種の
固溶体を作る事もあります。
そう言われてみれば、マンガン鉱物と鉄鉱物って何気に仲良しですよね。
(ちなみに、流石に原子質量の違い過ぎる菱亜鉛鉱とは連続しない模様

で…やはり1つ突っ込んでおきたいところ。
この菱マンガン鉱の産状の1種として、鍾乳石タイプのものがあります。
主にアルゼンチンを中心とした南米地区で産出し、それを輪切りにすると
本鉱の紅色と方解石の白色が見事な同心円層状になっており、まるで
大輪の花のように見えます。古くはインカ文明の頃色石として珍重され、
これを称し「インカローズ」と呼びます。

…なので、今回のような結晶や、ただの堆積層状、塊状のものを指して
「インカローズ」というのは明らかに間違いです。
ただの層状でもOKなら、「北海道ローズ」も出来ますよ。(笑
この呼称、非常に多く使われており、更に悪い事にショー等で20人ほど
試してみましたが、海外の方に「インカローズ」というと、必ず上記の
鍾乳石状、悪くても層状のものと受け取られ、結晶や無層の塊は
範疇外のようです。つまり基本的に日本人にしか通じません。
人気の石だけにトラブルの元になる可能性もありますから、ご注意を。
…石屋が使ってる場合は、それで何となく「判断」出来ます。(苦笑

ただまぁ、人気があるのは判ります。
ちと色悪めな結晶ではありますが、それでも黒~褐色の母岩と紅色の
コントラストは非常に鮮烈ですし、硬度が3~3.5と低いためかシャープな
結晶の割には余り「鋭さ」を感じませんし。
血が通っていると言いますか、水晶等と比べ温かみのある紅色です。

で、この石を私が入手した「決め手」がこちら。

菱マンガン鉱_ペルー1アーチ
よく見ると、「薔薇のアーチ」があるんですねー。(*´▽`)

ほんの数ミリの隙間ではありますが、覗き込むと独特の雰囲気をもった
風景が広がっておりまして、それが両側から楽しめるのです。
しかもこのアーチは殆ど菱マンガン鉱だけで形成されており、その色味は
正に薔薇の絡み付いた庭園のアーチそのもの。
無論通れなどしませんが、もしここを潜ったら自分は何処に行くのだろう?

…などと、ルーペ片手にちょっとした空想旅行が出来る、
そんな「誘惑の門」を持つ「胡蝶の夢」もかくやな石なのです。

BGM:Mekong Delta「Heartbeat」
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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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