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2012/07/06
17:44:27
本日の石日記も「'12戦利品特集」の続きです。

流れも最終盤のMVP候補品の登場期へ突入している現在、今回登場するのは
候補品中最もガテン特化なスタイルの子です。
最近のショー戦利品ではどうも迫力という点でマキシマムな金属鉱が中々発見
出来ないという傾向がありましたので、久々のそんな子になりますね。

しかし今回のこの子、その辺りもがっちり押さえた上で盆栽度・結晶の良さ・鮮度の
全てに於いて高レベルに纏まり、しかもびっくりするほど安価だったという逸品。
その上産地的にも大好物となれば、琴線に触れない訳もなく。
先日も申しましたが、今回のMVPは5つもの候補品の中から普段の選定基準では
甲乙付け難いがために、あえて「一般的判断基準」でMVPを決めたものですから、
結果的に落選となった候補品といえど私的には逸品ばかりなのです。

そんなガテン担当候補品は、名物階段下モロッコより参りました。

白鉄鉱_モロッコ1
スーパーガテンタイム!(・∀・)

何気に画像枚数最高記録を更新してしまったので続きへどうぞ。

うわぁ、金属鉱はこうでなきゃ。(喜
という訳でモロッコはEl-Hammam産の白鉄鉱です。
実際には他の鉱物も数種伴っておりますが、一先ずラベル記載に沿っています。
実サイズは75x40x60mm程と私的にはやや大柄、金属鉱塊状の母岩上一面を
玉髄~水晶の層が覆い込み、その上に鱗片状の本鉱が散在、内1箇所がまるで
山のように盛り上がってごってりした結晶塊になったド迫力の一品です。
変質具合も一部が錆で虹色を呈しているものの全体に見事な淡金色に輝くもので、
風化に弱く保管に気を使わないといけない本鉱としては驚異的な鮮度と言えます。
こういう標本も普通に見掛けるくらいですから、相当なもんですね。
しかもこれでボーダーの半分以下、凄いコストパフォーマンスです。

ちなみに横から見るとこんな感じ。
山部分の白鉄鉱は放射状のケがありますが、内部に芯に当るものが存在するか
どうかは当然ながら透明感皆無な為に不明です。

白鉄鉱_モロッコ1アップ1
縦長の扇状。

白鉄鉱はお手本のような鱗片結晶の大集合、塊っぽい部分も同様。
…鮮度も含め余りに見事過ぎて良く見ずに購入した為、帰宅まで八面体黄鉄鉱と
勘違いしていたのは地味にナイショです。(*ノノ)
まぁ、それだけフツーの白鉄鉱離れしているって事で。

白鉄鉱_モロッコ1アップ2
集合部、淡金色の硫砒鉄鉱的な湾曲した菱形結晶面が特徴的。

白鉄鉱_モロッコ1アップ13
切り立つような突出部も見事且つ丁寧に採取されています。

白鉄鉱_モロッコ1アップ16
細かい結晶群に見えますが、単結晶単位では割合大柄な部分も。

白鉄鉱_モロッコ1アップ15
奥まった部分も結晶のシャープさには変わりありません。

白鉄鉱_モロッコ1アップ3
母岩側にも単結晶として多数散在。

白鉄鉱_モロッコ1アップ11
とにかく高鮮度で、反射させると容赦無く輝きます。

白鉄鉱_モロッコ1アップ12
風化部分はスポット状で、余り法則性を感じず散在しています。

白鉄鉱_モロッコ1アップ14
双晶なのかは不明ですが、結晶方向がほぼ直角で2方向に分かれています。

…とまぁ、白鉄鉱に関しては文句の付け所皆無と言って良いでしょう。
そして付随する別鉱物に手抜きがないのも、この子の非常に良い所。

白鉄鉱_モロッコ1アップ10
石英質は玉髄とドゥルジー水晶の中間が基本といったところ。

白鉄鉱_モロッコ1アップ4
しっかり水晶しているトコロは、非常に端正だったりします。

白鉄鉱_モロッコ1アップ5
こちらはラベルには無い鉱物、多分重晶石でしょう。

白鉄鉱_モロッコ1アップ6
随所に孤立気味に散在、無色基本で個々の質は異様に高いです。

白鉄鉱_モロッコ1アップ7
この蜂蜜色も多分重晶石でしょう。

白鉄鉱_モロッコ1アップ9
この黄色もそうでしょうか、ちょっと確証が持てません。

白鉄鉱_モロッコ1アップ8
最も不明なのがこの青、最初ビニカスかと思いきやどうも結晶っぽい。

…とまぁ、見れば見るほどに何かしら出て来る感じ。
鉱物好きにとっては一種のオモチャ箱とも言えそうな位に楽しみのある子です。
蛍石で高名な当地産でここまでやって蛍石らしき部分が皆無なのは少々意外では
ありますが、そもそもこういう初生金属鉱自体モロッコ産標本では比較的少数派な
傾向がありますので、産状違いである可能性は低くないのでしょう。

とにかく。
ここ最近ではトップクラスのガテン的マーヴェラスな逸品。
盆栽度・標本レベル何れに関しても、大変素晴しい事に疑いは無いでしょう。
こんなものがお手軽に入手出来るモロッコは、本当に底知れぬ産出国です。
そしてやはり、私が愛する素晴しき産出国でもあります。

淡金色の城塞。
本日よりの週末、皆様にも下品になり過ぎぬ程度の金色が待っておりますように。


BGM:Manowar「Mountains」
   せっかくなのでタイトルも「メタルの王者」より戴きました。

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コメント
心洗われる(のか!)画像の数々、至福極楽のうっとりタイムをありがとうございます。
言葉がありませぬ~

tomoko│URL│2012/07/07(Sat)15:09:47│ 編集
Re: タイトルなし
ありがとうございます、存分に洗ってください。
私も洗える人なので、お気持ちよく判ります。(笑

最近少々お疲れ気味のご様子ですが、大丈夫ですか?

TONGARI Take│URL│2012/07/07(Sat)16:20:39│ 編集
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プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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