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20:34:32
さて、本日も2発いきます石日記。
「'12新宿戦利品」特集は、ようやく後半に踏みかかった辺りでしょうかね。

今回の戦利品には、重晶石はおりましたものの、今一方の個人的常連である
白鉛鉱が1つもおりませんでした。
鉛系自体は何だかんだで登場済の緑鉛鉱含め複数ありましたし、別に無きゃ
いけない訳でもないですが、それはそれでちょっと寂しい。
しかし、そこへ優しい子が登場。
鉛がダメなら今回はオイラが一肌脱ぐさ…と、我が元へやって来てくれまして。
そいつは白鉛鉱の同族として、巧い事白鉛鉱不在の穴を埋めてくれました。

…いや、本当はもう1個記載されている方が主役の標本なんですけどね。(苦笑

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1
こういうサンゴとヒトデ、いそうだよなぁ。

複数画像なので続きへどぞー。

いかにも白鉛鉱と同族らしく、そして劣らぬ三連輪座双晶ですね。
カナダはケベック、フランコン採石場産のウェロガン石&ストロンチアン石です。
ストロンチアン石は既に米カリフォルニア州産スペイン・グラナダ産が登場して
おりますが、ウェロガン石の方は登場も入手も初になります。
実サイズは45x35x25mm程、灰色で緻密な母岩の一面が晶洞の壁面だったと
思われる状態になっているもので、画像中で母岩のように多量に付いた結晶は
殆どが数系統の形状からなる水晶になっており、その中の隅の方にに歪な
一輪挿しの如き独特の姿を見せるウェロガン石と、淡い紅色で輪座双晶をした
ストロンチアン石が乗っているものです。
記載は上記2種・見て判る水晶を足して3種のミックス標本ですが、実際にはどうも
部分的に違う鉱物に思えるようなトコロもも幾つか見て取れます。
ただ、このフランコン採石場は非常に特殊な鉱物を産する場所であり、且つ私自身
当地の標本は他に無いので何とも判断が付きません。

まず、主役であるウェロガン石。
これはメイン画像でも一目で判る、怪しいツボみたいなヤツです。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ1
似た印象を強いて挙げるなら、雲母とコランダム混ぜた感じ?

本鉱は堂々たる希産鉱で、めぼしい産地は世界でも片手に収まる程度。
中でもこのフランコン採石場は、本鉱の原産地でもあります。
組成的にもストロンチウム・ナトリウム・ジルコニウムの含水炭酸塩という
特殊なもので、グループはドンネイ石一族という聞き慣れない一群。
コレは殆ど無色ですが、淡~濃黄色になる場合もあるので、希産鉱の割に
随分と妙な存在感のある鉱物と言えるでしょうね。

一方のストロンチアン石はご覧の通り見事な輪座。
余り見た事の無い淡紅色ですけど、これが何の原因での発色かは不明です。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ2
白鉛鉱と同じあられ石一族である事が実感し易いですね。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ3
判り辛いですが、多分ここもそう。

また、母岩の水晶は主にハーキマー似の短柱両錐・ルーマニアキャンドル
ような鱗状の錐面集合・カクタス水晶のような柱面に微細結晶が集まりトップに
両錐っぽい大きめの結晶が乗ったもの、この3種の産状を基本としてランダム
気味に集合している為、見た目には非常に複雑な状態になっています。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ4
よく見るとカクタス系とRキャンドル系が混在。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ5
ハーキマーぽい部分、茶色はインクっぽいですが詳細不明。

後、1つだけ本鉱によく付随するという鉱物らしい場所が。
この辺にある白い玉ですが、ドレッセライトという仲良し鉱物にかなり似ています。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ6
この辺とか。

また、一部に黄色っぽく水晶や記載2種とは質感の異なる部分も。

ウェロガン石&ストロンチアン石_カナダ1アップ7
この辺。

ただ、この標本はお話によると現地のコレクター…つまりこの辺の産状を
知り尽くしている可能性が高い方の持ち物だったそうで、それを考慮すると
後者の謎鉱物はともかく当地がやはり原産地であるドレッセライトが居た場合
ラベル記載をしないというのも考え難いので、違うかもしれません。
こーゆー部分は、まだ流石に私は場数が足りませんね。(苦笑

月はもう7月。
これから来る夏本番に向け、実に涼やかな珊瑚礁的風景を醸し出す本標本は
いかにも適任だと思います。
あとは、残るこの比較的無彩な世界に鮮やかな色が塗れるかどうか。

それは自分次第ですね、きっと。


BGM:Vital Tech Tones「SubZero」


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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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