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2012/06/29
15:37:26
さて、本日はちと早めの時間に石日記です。
「'12新宿戦利品」特集は続きます。

引き続き植物っぽい子繋がりで今回も。
これ、産状としては国内にも例があったりして割と普通らしいとは知っていたの
ですが、何気に標本として見掛ける事は少ないタッグな気がしないでもありません。
多分塊状或いはそれに近い認識であり、単結晶の良い物が他で普通に見付かる
鉱物なので標本としての価値が低いと見られているからかもしれません。

しかし、私はこの若干不気味でもある鮮やかさはかなり「アリ」だと思うのですが。
皆様は果たしていかなる印象を覚えますかねぇ。

辰砂_カリフォルニア1
毒々しさが却って「らしい」。

複数画像なので折りたたみます。

真夏の冷蔵庫で…ああっ、食事中の方ごめんなさい。(汗
米カリフォルニア州産、蛇紋岩中に含まれる辰砂です。
実サイズは25x15x7mm程のラフ片状で、各色層状になった蛇紋岩の中に
強烈なバーミリオンカラーのコントラストを示す辰砂が多量に入ったもの。
ルーペで見ると蛇紋岩も一族の複数が集まっていそうですし、他鉱の気配も
ちょくちょく見て取れるので、そういう意味でもかなり賑やかな子です。
しかしやはり、この白~水色~青緑~緑~濃緑~黒という複雑な文様と
粒状朱色の絡み合いこそがこの子の真骨頂でしょう。
お陰で小さいながら一見に結構なインパクトのある美しさを持った子です。

辰砂はかなり大量。
実はメイン画像側(以下表)より裏の方が量が多かったりしますが、蛇紋岩の
具合とのバランスの良いのはこちらなので、メインは表側にしました。
どちらも状態としてはある程度濃集するエリアを中心に広く散在し、各個は
意外ときっちり結晶しているらしく透明感と光輝が見て取れます。

辰砂_カリフォルニア1アップ1
表側の脈、金色のキラキラは多分黄鉄鉱ですね。

辰砂_カリフォルニア1アップ2
裏側の脈、各個がはっきり粒で分かれているのがよく判ります。

1粒はせいぜい大きくて1mm弱程度ですが、小さくても反射で結晶形を確認
出来る子が多く、大きめの子なら貫入双晶まで見えますから、基本的にほぼ
塊状ではなく結晶質の埋没と見て良いでしょう。
表側の中央右側にある部分などは、三連貫入晶も見えておりますね。
母岩の蛇紋岩側の詳細な分類は判りませんけど、一部に石綿質部分や
ブルース石のような雰囲気の部分等があり、様々なものが推測出来ます。
まぁ蛇紋岩一族の肉眼同定は困難なので、詳しくは述べられませんけども。(苦笑

辰砂_カリフォルニア1アップ3
この辺は特にブルース石っぽい。

最近は辰砂と言ったら中国貴州省or湖南省産の苦灰石上のものが最も
質量共に手頃に出回っておりますから、そちらの印象が強いと思います。
他に挙げるならスペイン産の結晶or塊状で自然水銀を伴う事があるタイプの
ものや、米ネバダ州産の白色母岩中に脈~塊状で含まれるもの等でしょうか。
他に当ブログ登場品だと、イタリア産のノジュール状とかもありましたね。

勿論これらは素晴しい…と言うか辰砂そのものが私にはかなり好みの鉱物なので
どれも非常に好きなのですけども、母岩とのコントラストという意味合いでコレは
方鉛鉱等の硫化金属鉱に伴われる場合と並んでトップクラスじゃないでしょうか?
生憎硫化金属鉱タッグの方は良い風景が見付からなかったり個人的には邪魔な
共産鉱(鶏冠石等のNG品)が一緒していたりで入手出来ておりませんが、コレは
そういった鬱憤を見事に一発晴らしてくれるカンジ。

これを見ていると、一見不気味なカビや菌類の世界に魅せられる方が案外と多数
いらっしゃるのも何となく判る気が致します。
しかも酒好きの私は、やはりそういった処はリスペクトして止まぬ次第。
何せ酒を造るのは、正にそのカビや菌類なのですから。

そう思うと、真夏の冷蔵庫(略)だったものが、酒樽の中身に見えて来るから不思議。
そんな訳で、美しい上に何となく親近感みたいなミョーな感情もあったりとで、標本と
しては決して価値が高いとは言えませんが、非常に気に入った子なのです。

ってか実際、毒性さえ無ければ磨いてアクセに欲しい位気に入ってたりして。(´ω`)
ま、他にも硬度とかクリアすべき部分は一杯ありますけどね。

※注釈
ちなみに「酒精」とは普通アルコールの事を指しますが、ここでは便宜的に「素」の表現って事で。
書かなくても問題無い気がしますけど、誤解があるといけませんので念為。



BGM:人間椅子「心の火事」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
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