「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
2017/04«│ 2017/05| 1 2 3 4 5 6 7 8 9 10 11 12 13 14 15 16 17 18 19 20 21 22 23 24 25 26 27 28 29 30 31 »2017/06
文字サイズ文字サイズ:大文字サイズ:中文字サイズ:小
--:--:--
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

Category:スポンサー広告│ コメント:--│ トラックバック :--
2012/06/27
23:11:59
本日の石日記です。
「'12戦利品特集」はまだ続きます。

戦利品と言えばですね。
今回の一群、ほぼ全て撮影出来ているのですけども、1つだけどうしても
未だに巧い事撮れない子がおりまして。
何故だかちょっと自分でも判っていないので、本特集では姿を現すかどうか
少々微妙な感じです。
個人的にはそんな強敵とは思っていなかったのですがねぇ…。(´・ω・`)
まぁまだ再チャレンジする時間はありますから、粘ってはみますけども、
もしかしたら全品登場出来ないかもしれないって事で一つ。

それはともかく。
本日もまた植物系繋がりです、但し菌糸類からは進化致しました。
そして、この子は単なる私のイメージだけでそうなっている子ではなく、
お迎え元である海外店のラベルにもそれっぽさが「異名」という形で
はっきりと明記されております。
つまり、日本人以外にも植物系に見えたという事ですね。

そんな一種共通言語的な子はこちら。

麦束水晶_マダガスカル1
久し振りに変態水晶卸元之一の本領発揮。

複数画像なので続きへどうぞ。

いざ凝り始めるとトコトンなのがこの産地。
マダガスカルはAntsiranana、Ambabjaより水晶です。
「Wheat-Sheath(実記は一綴り」というのがラベルに明記のある異名部分で、
意味は大体「麦束」とかそんな感じになりますから、ばっちり植物系。
実サイズは30x25x25mm程で、この子も頭でっかち且つヨレたスタイルのせいで
見た目よりも占有空間が広いタイプです。
こんなんですが全体が一群の水晶で、「足元」の緑色はインクによる発色。
「頭」はラベル上で記述されておりませんが、やや紫水晶がかった感じですね。
一個一枚のカゴから発掘して参りました。

多分「麦束」の由来は緑部分が茎に、頭部分が穂に見立てられての事だと思います。
この子の場合頭が大きく広がっているので余り「穂」には見えないかもしれませんが、
実はカゴの中で一番頭部分の広がりが大きかった部類で、他はもっと控え目。
中には本当に先端近くの周囲にわだかまる程度のものもありましたから、むしろ
この子はその点から言えば「そうは見えない」方なのかもしれません。
確かに頭がもうちょっと控え目だと、麦穂の束に見えなくもないですね。
尤も、この異名が何処発祥なのか、何処まで浸透しているのか等は殆ど不明で、
日本語は勿論英語検索でも全然らしきものが引っ掛かって来ません。
業者さんのオリジナルニックネームなんでしょうかね?

各部を細かく見て行くと、確かにマダガスカルらしさはきちんとあります。
緑色発色はセラドン石版とは大分雰囲気が違い、緑泥石版の方が近い感じ。
水晶本体への干渉もかなり多く、スポンジのようになっている部分も多いですね。

麦束水晶_マダガスカル1アップ1
この部分が錐面主体なのも、干渉が多いせいでしょう。

麦束水晶_マダガスカル1アップ2
干渉と言うより結晶化が半端、或いは仮晶っぽく見える部分も。

麦束水晶_マダガスカル1アップ3
軸と頭では素の色味も違い、軸はほぼ無色っぽいです。

また、下部は大きくヨレており真っ直ぐではないので、アングルを変えると
全く違う状態にも写ります。

麦束水晶_マダガスカル1アップ8
一番「真っ直ぐに見える」アングル。

上部は先述の通りやや紫色がかった透明感のあるもので、ほぼ錐面のみで
全域が構成されております。
これはかなり徹底しており、個々の状態は恐らくソロバン玉型であろうという位。
また、必ずしも「足元」基準で生成している訳でも無い様で、成長方向が完全に
ランダムな方位に向いて入り乱れているのもかなり特徴的ですね。

麦束水晶_マダガスカル1アップ4
一見こういうのにも見えますが、三角形の方向が変。

麦束水晶_マダガスカル1アップ5
通常とは真逆に、完全に外から内に向かっている一群も。
でもDT基本っぽく逆側にもきちんと錐面が。

麦束水晶_マダガスカル1アップ6
平行なようでも群毎に微妙に方位が違ったりとか。

麦束水晶_マダガスカル1アップ7
両錐ソロバン玉型っぽさはこの辺が判り易いですかね。

実はこの子の生成に付いては私の脳内で1つ推測があり、↑にリンクを
お出しした緑泥石版緑とかなり似た状況ではないかと思っています。
↑との差異は、1結晶が小さい事・頭と足元の区別が明確な事・紫色がかって
いる事等幾つもありますが、基本的にはかなり似ているように感じるのです。
ってか単純に言えば、↑の小型版が育っている所に泥質になった緑泥石層下の
本来の母岩へ「足元」が固定されてしまっていた場合、その小型版が「足元」へ
寄り集まってこういう状態になるんじゃないかなと。
リンク先の方は、この子の「頭部分の1群」に当るんじゃないかな?と。
立体的なのは固定されている分横方向以外の成長でも安定すると考えられますし、
付着とインクの差もその固定部の有無で「逃げ」られるかどうかで決まりそう。
ある程度数があった以上「足元」の存在の有無が何処かの条件で別れるはずですが、
これも緑泥石層へ鉱液が浸透したりすれば普通にありえますから、そのまま単に
浸透する事が出来たから結晶(邪魔が多いので成長方向と結晶形は安定しない)するか、
或いはこういう状態に集まる放射状の別鉱物が仮晶化するかどうかで分化出来なくも
なさそうですし、そこまで厳しい条件であるとも思えません。
なので、全く同じではないにしろ、同系統なんじゃなかろうかな?と。

ともあれ。
そういった謎も多い子ではありますが、この子を見てぱっと出たのはタイトル通り紫陽花。
それもただ普通にそこにあるものではなく、静かな雨と湿気に霞がかった大気の中で
少々ぼんやりとうつろって見えるような、梅雨時真っ最中の濡れた紫陽花。
色が濃過ぎない、キレイ過ぎない、そういう部分も併せてそんな印象があります。

思えば、今回の戦利品で一番時期に合っている子かもしれませんね。


BGM:Earth Wind & Fire「Hearts To Heart」

スポンサーサイト


コメント
コメントの投稿









トラックバック
トラックバックURL
→http://twws.blog38.fc2.com/tb.php/1345-7fd2dcd6
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
プロフィール

TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

これまでの来訪者数
検索フォーム
最新記事
カテゴリ
月別アーカイブ
カレンダー
04 | 2017/05 | 06
- 1 2 3 4 5 6
7 8 9 10 11 12 13
14 15 16 17 18 19 20
21 22 23 24 25 26 27
28 29 30 31 - - -
最新コメント
最新トラックバック
リンク
このブログをリンクに追加する
メールフォーム

名前:
メール:
件名:
本文:

RSSリンクの表示
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QRコード
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。