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23:03:28
さて本日の石日記。

引き続き「'12新宿戦利品」特集です。
今回の子、前池袋で同じ業者さんがお持ちになっていたかイマイチ記憶が無いので
今新宿が初見か私にも自信が無いのですが、多分多くの方の目に留まったのでは
ないかと思います。
しかし、同時に入手をためらった、或いは諦めた方も多かったかと。
かく言う私自身もかなり迷いました。

原因はただ1つ。
一見して判る程に、触ると危険レベルでひたすらに脆そうだったから。

そんな子が今回は登場。
産地は欧州に動きつつ前回からは植物系、更に菌糸類っぽさで繋げていきましょう。

あられ石&方解石_ブルガリア1
キノコのようでキノコでない。(苦笑

複数画像なので折りたたみます。

どっちかというとカビの類ですね、コレは。
ブルガリアはマダン鉱区、9th of September鉱山産のあられ石&方解石です。
実サイズは25x7x5mm程のサムネイル級。
見た目の印象の縦長さに対して各柱状部分が脇にはみ出している部分が多く、
実際には思ったより占有空間は広い感じ。
状態としては柱状部分があられ石、上部釘頭状結晶が方解石になります。
柱1本づつは1mm径も無く、非常に繊細且つ不可思議なスタイルの子です。

まぁ、実際の所やたらと脆いです。(苦笑
かなり注意して扱っているので被害は最小限で済んでおりますが、それでも当日の
持ち帰りや撮影だけでも結構破片が出ました。
ただ、何気にボキっとは余り行かず、端から削れて行くような感じです。

その辺は構造が関係しているかもしれません。
というのも、この子は所謂「山サンゴ」の類型に入るのだとは思いますが、普通の
それらとは決定的に違う点として柱状部分が1つづつきちんと結晶しているのです。
「山サンゴ」状態は大概鍾乳石状に近い塊状、或いは表面のみ微細な結晶で
覆われたりしている程度のものですから、これは地味に大きな差。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ2
個々が平たい結晶の積層構造になっているのがはっきり確認出来ますね。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ5
各結晶のサイズが殆ど揃っているのが何気にかなり不思議です。

方解石部分は恐らくあられ石の後に結晶したのでしょう。
結晶自体は小さいものの、かなりしっかりと方解石の形しております。
それも余り全体に散らず、ある程度局所に集中して結晶するようですね。
また、必ず釘頭状という訳でもないみたいで、トップにこの形が来たのは
単なる偶然のようです。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ1
下方から、あられ石の柱が貫入しているのがはっきりと。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ3
上方から、干渉があるので多少の食い違いはあれど釘頭状。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ6
柱群内部に隠れていた小さな方解石、こっちは偏菱六面体。

あともう1つ。
この柱状結晶のあられ石群には、見た目に「芯」があるものと無いものの
2パターンが存在します。

あられ石&方解石_ブルガリア1アップ4
先の画像でも何箇所かありますね。

この芯に関しては完全にどういうものか不明。
と言うか、そもそも見えないのが本当に無いからか非肉眼的で見えないから
なのかも判りませんので、全てにあるという可能性も充分ありえます。
実は産地が鉱山名まで判っている事もあって、かなりこのタイプに付いて
調べようとはしてみたのですけど、全然データが無いのですよ。
聞き忘れてしまったのですけど、新産だったりするんでしょうか?

そういえば、この群塊はでかくなる時はなるらしく、当日ブースには50cm近い
同様の群塊が置いてあったりしました。
ただ全体が大きくなっても個々のサイズには無関係のようで、各柱や方解石の
大きさは殆ど変化が無く、ただ多量に集合しただけ。
これもまた、ちょっと不思議と言えば不思議な点ですね。

見れば見る程に何とも不可思議なこの群塊。
一体どういう状態で生成されたものか、想像するだけでもかなり楽しいです。
そういえばコレを書いているたった今気付きましたが、各柱が板状に近い結晶の
集合体でありながら殆ど曲がっていないと言うのも不思議ですね。
芯があるものの存在も考慮すると、何か元になる鉱物が居たんでしょうか?
うーん、気になります。

個人的にフラクタル構造における生物界代表と思うのはカビの類なのですが。
この子は鉱物のフラクタル的側面を、巧く肉眼的に表した子なのかもしれませんね。


BGM:Journey「Don't Stop Believin'」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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