「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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22:25:45
さー本日2発目、「'12新宿戦利品」特集は続きますヨ。

今回は産地特徴の内、「ここでこれか」という子です。
尤も、最初は全然そんな事を気にせずに別要素の風景が気に入ってお迎えし、
家で撮影用の細部チェック&アングル研究していた時にそっちに気付いたのですが。
でも、その最初の方の要素でもかなり楽しめる部分が多いので結果オーライ。
ま、抽象的なお話云々よりはご覧戴いた方が早いでしょう。

前回からは「鍵となる色」という要素で繋げ、この子の登場。
…良く判んないって?後で判りますヨ。(´ω`)

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1
色々ごちゃごちゃしてますが。

複数画像にせざるをえない。

いかにも一癖ありそうでしょう。(笑
米コロラド州産、蛍石&水晶&黄鉄鉱トリオです。
実サイズは20x8x10mm程のサムネイル級で、全体がこんな状態。
実際の母岩は黄鉄鉱を始めとした金属鉱群であったと予想される雰囲気で、
その上にごちゃっとした蛍石と、ドゥルジーと長柱状を同時に見せる水晶が
思いのままに群れたというか積み重なったような状況です。
後1歩踏み外せば纏まりを無くしてしまうギリギリの線を、辛うじて左足小指
1本で踏み止まっているよーな、そんな危うさ的な何かも感じますね。
ちなみに値引いただきほぼ3桁相当、何時もありがとうございます。(礼

ところでこの子、一見全く法則性が無いようでいてそうでもありません。
別のアングル…ってかメイン画像に対し真裏で見ると、ちゃんと蛍石しています。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ1
ま、わざとなんですけどね。(苦笑

確かに方形の、何時も見る蛍石型。
しかし方向によって全くそんな感じに見えなくなってしまう理由はここにあります。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ3
メイン画像側と…

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ2
…2枚目画像の下方。

最初に金属鉱と水晶からなる母岩構造があったと思われるところへ普通に六面体
蛍石が出来、そこへドゥルジー状・長柱状両系が見られる水晶が割り込んで、
しかし割り込み切らずにまた再度上から蛍石。
この大まかに4層からなると思われる構造が、この異観の正体。
その為ドゥルジー状水晶のある部分は、かなりきっちりと六面体に収まる状態に
なっている処が殆どで、ただ付いてるだけのものは見た感じまるでありません。
更にこの水晶、ドゥルジーと普通の長柱状部分の生成タイミングが非常に近く
思える状態になっており、最上層の蛍石の後発と思われるものは無し。
そしてドゥルジー部分の全体形状が余りにもきっちりとしており、またただ覆って
いるだけにしては不自然な程厚味や形状、密度感等が均一化されているので、
もしかしたらただ覆ったのですはなく、1層目の蛍石後再度水晶が生成されるに
あたって何も無い部分には普通の長柱状水晶が、そして蛍石表面は全体形状が
仮晶化する形でドゥルジー状水晶群になったのではないかと推測されます。
尤もそう仮定した場合、2枚目画像の開けた部分が何故残ったのか謎になりますが。
可能性としては沈殿堆積するように…というのも考えたのですが、その割には
方位によって厚味に差異が無かったり、堆積系の生成で頻繁に見られる層状の
模様が極薄いものでも発見出来なかったりしたので、上記仮説が現状最有力。

この点を含め色々調べたのですが、如何せん産地が州名までしか判明して
いない上に色味も共産鉱も一般的過ぎて、絞込みが出来ず。
類型と思えるデータも未発見なので、現状の私ではこれ以上はムリ。(´・ω・`)
とはいえ「レアで見付からない」訳ではないでしょうし、多分蛍石に詳しい方なら
ご覧になった事はあるタイプなんじゃないかと勝手に思うのですが。

…何処と無くスウィートホームに近い感じは受けるんですがね。
確か水晶で薄っすら~それなりにコートされてる紫、出てますよね、うん。
お迎え元がコレと同じだし、そっちの系統なのかなぁ…?

後もう1つ、ラベル的にちょっとアレな部分。
黄鉄鉱に付いてなんですけども、こんな感じに付いています。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ4
ほぼ「母岩残滓」的状態、左の黒っぽいのは閃亜鉛鉱?

ま、産状としては普通。
普通ですけど、ラベル記載されるかどうかは正直怪しい程度の状態です。
で、コイツには実のところこんな子も付いていてですね…。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ5
先程の裏面画像で気付いた方はいたかな?

この蛍石部分にまで貫入し、見事な三角面を出しているヤツ。
犯人は裏から見るとしっかり結晶が見えているので、すぐ判明しました。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ6
どう見ても黄銅鉱です。

むしろこっち載せてやれよと。(笑
何かもう、素晴しくはっきりした条線が逆に不憫にすら見えます。
大丈夫、私はちゃんと気付いたから泣くな黄銅鉱。(苦笑

そして最後は、「家に帰ってから気付いた」特徴。
ルーペで覗き込んでいて、「…ん?」と思ったのがこの辺。

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ7
何処が引っかかったかお判りになりますか?

この蛍石、基本的には見たまんま紫色基調で、他に少々水晶の白味に紛れて
確認しづらくなっておりますが、僅かに薄い黄色のゾーンが存在しています。
イメージとしては典型的なイリノイ同系色を思い切り薄くした感じでしょうか。
それは割と肉眼でも判る状態なので、会場で気付いておりました。

…そうか、この頃カナダ産蛍石見た事無かったんだ…前進したなぁ、自分。(苦笑

しかし、家に帰ってしつこく観察していたら目の端に違う色が。
よーく見ると、最下層に当りそうな深部にはっきりと濃青色の部分がありました。
画像では他の色に紛れて若干見辛くはありますけども、確かに青い。

…ま・さ・か。( ̄ω ̄

蛍石&水晶&黄鉄鉱_コロラド1アップ8
やっぱりかー。(笑

小さいせいで白熱灯の赤味を吸った部分もあるかもしれませんけども、
ニューメキシコモロッコにも負けない変わりっぷりです。
むしろコイツが一番小柄な分、変化度合は大きい可能性すら。
青色を含む蛍石はチェンジ率が比較的高いとはいえ、こうも見事に変わるとは。
この点に付いても私自身初見な上に、やはりデータも埋もれているのか発見
出来ずどの程度知られているのかは判りません。
しかし、全然期待していなかった部分だけに思わぬ拾い物になったという訳で。

は、って事はスィートホームの青ももしかしてそうなのかな?
こっちも知らんのですけど。

ともあれ。
見て楽しく、更に観察して楽しく、そしてオマケ要素も豊富。
そして偶然掴んだ初コロラド産カラーチェンジ。
流石「Color」ado、やる事が違う。(←そういう意味じゃねぇ
…いや、確かに色にまつわる由来の州名ではあるからあながち間違いじゃないか?

でも、思えばニューメキシコと南側で隣接している州ですから冗談抜きで下地は
あったのでしょうね、だとするとこの子ももしかしたらそっち側の出身かも。

僅か指乗りサイズではありますが、含む世界は実に広い子なのです。
その代償として、多くの宿題も残りましたけどね。( ̄▽ ̄;


BGM:Motörhead「Shoot You In The Back」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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