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2012/06/21
14:28:49
さて…本日の石日記は2本立予定。
つーてもモチロン両方とも「'12新宿戦利品」特集の子ですけどね。

いやー…出来る時にこなしておかないと数が。(苦笑

んで。
1発目は、昨日書いた産地に特徴がありました話の内「古典的産地」に引き続き、
今回は「世界唯一の産地」を多分一番体現している子です。
といっても、ホントに極端にそう言えるのはこの子だけでして、他は市場的にとゆーか
便宜上そういう状態になっている子、という事は先にお断りしておきますけども。
ってか本当に「世界で1箇所のみ」なんて鉱物は全体からすれば極少数なので、
そう言われていたとしても何らかの条件付でというものが普通ですしね。
判り易く一番典型的なのは、「市場流通品の大多数を占める」場合とか、
「肉眼的な自形結晶産地として」とかですねー。
そう考えると改めて逸見石ってスゲーなって事にもなるんですけど。(´ω`)

ちなみにそういう「条件付」なら結構な種類になります。
そして石好きさんには大概その印象が強く、お店での売り文句にもなります。
だからそこで正確な情報って必要なんですよね、「掴まされない」ために。
私が調べまくるのって、そういう現実的な理由もあるんですよね。

逸れました、逸見だけに。(*ノノ)
それでは登場、昨日からは再度燐酸塩で繋げ、アフリカ大陸よりこの子です。

セネガル石_セネガル1
あんま出すと二次鉱物ネタの備蓄が不安ですが。(苦笑

んでは、恒例となりつつある折り畳みへどうぞ。


いや、最近細部画像必要な子多くてですねぇ…。(´∀`;
そんな訳で、セネガル共和国はTambacounda・Kourou山よりセネガル石です。
実サイズは中庸な45x40x25mm程、二次鉱物にはお約束の1つとも言える褐鉄鉱で
あろう母岩の1辺が凹んだ状態になっており、そこに無~黄~黄緑~淡青緑色に
見える数mm平均の本鉱結晶が大集合しているものです。
普段の二次鉱物系に比べると密集度が低いせいか、結晶感が強く出ておりますね。
発色の仕方が非常に独特で一度見たら忘れない感じなのが特徴なのですけども、
コレに付いてはちと理由がありましてそれは後述。
希産な割には姿良く正札ボーダー以下+値引と安価で、大変ありがたいお迎えでした。
感謝。

結晶群アップ。

セネガル石_セネガル1アップ1
角柱と錐状と平板状が混じった感じ?

当然の如く、初登場となります本鉱。
名の由来は勿論当のセネガル共和国で、原産地もここ。
成分はアルミニウムの水酸基を含む含水燐酸塩で、組成Al2(po4)(OH)3・H2O。
グループ上はmindatだと弗素アルミ石(Fluellite)一族記載されているのですが、
当の弗素アルミ石の方にグループ記載が無いのでちょっと「?」です。
モース硬度は意外に高めの5・1/2ありますが、劈開がデータ発見出来ず不明。
色はこの手の二次鉱物としては変化幅が狭く感じる透明~半透明の無~淡黄色、
ただこれは産出パターン例が少ないせいかもしれませんね。
んで、現状原産地にして世界唯一の産地です。

…と、思ってたんですが。(。∀°)
↑リンク最下部の産地登録情報を見ると、何とブラジル産が1点…。
流石に知りませんでした、ブラジル流石過ぎる。(苦笑

とはいえ、それも2005年登録の1点相当のみですし、かなりしつこく検索しても全然
見当たりませんから、本当に特例レベルの1品なんでしょうね。
なので厳密には「ほぼ」ですが、世界唯一という点には相違無いかも。
しかしこうなると、ブラジルだけに将来的に無闇な量を産出しそうな気もする。(笑

で、先程後に回した「色味」。
この系統の子は本当に独特で、一目見たら忘れないレベルです。
大事な事なので二度言いました。

セネガル石_セネガル1アップ2
一言で表すなら「マダラ模様」。

実はこれの原因ははっきりしております。
上記鉱物的記載部分にもありますが、本鉱自体は実際には無~淡黄色。
画像を良くご覧戴くと、確かにそうであって母岩から別色が滲んでいるのが判ります。
その為に両者の色が見た目には混ざり合って見え、緑~青っ気が出てるという訳。

んで、その青味を足している犯人がコイツ。

セネガル石_セネガル1アップ3
白く見える部分も「犯人」らしい。

結晶群と母岩の間に1層、別鉱物が皮膜を作っているのです。
そして、この白~空色で放射状とも塊状とも付かぬ感じで母岩を覆った鉱物の
存在こそが当地産本鉱最大の特徴とも言える相方でして。
その正体は皆さん御馴染み過ぎるトルコ石。
当地産の本鉱はかなりの高確率でこのタッグを組んでいるそうです。
実際、mindatギャラリーのものも種名記載の有無はともかくそんな子達ばかり。
一応他の燐酸塩鉱物を伴う事もあるようですが、ここまで徹底しているとスゴイ。
そりゃあ「一般的イメージ」にもなろうってもんでしょうねぇ。

尚、もう1つ特徴的と言えば特徴的なのがここが「鉄鉱山」である事ですか。
アルミでも銅でもないそうです、実質名義上なのでしょうけどちょっと意外。

ともかく。
見た目には本当に特徴的なので、それだけで1つの風景になりえる子。
しかも凹み具合のバランスが良く、コンパクトでありながら晶洞感もきちんとあって
個人的には非常に理想に近いスタイルです。
無論安価なものである理由は個々の結晶の質だったり表面に伴う黒っぽいシミ状の
部分(不明)にあったりするのでしょうが、この程度なら充分無問題でしょう。
むしろ殆どダメージらしいダメージが無い分、お買い得過ぎる気も致しました。
そして産出上この1個で実質「間に合う」ものなのですから余計に。
盆栽的にも鉱物的にも、私には大変にありがたい拾い物でございました。

…に、しても。
本当に独特ですねえ、この感じ。
何となくビビッドな他鉱物が組み合わさった時の異極鉱を思い出します…。

まぁ、実際にどうかはともかくイメージとしては確かに近いかもしれません。


BGM:Dimmu Borgir「Mourning Palace」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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