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22:48:52
さあ、長かった「合同戦利品」特集も最終盤となりました。
予告通り、今回からの残りは各3回のショーのMVP品の登場です。

発表は開催順に参りますので、今回は'11赤レンガ。
昨日のギリシャ産オースチン石&方解石とはコントラストvsブライトネスの勝負、
そして同じクリスタルワークスさん出身、更に欧州同士という勝負に。
大変な激戦(脳内)となりましたが、結果こちらがMVPを受勲致しました。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1
「ブライトネス」の呼称に相応しい逸品。

トーゼンの如く複数画像なので続きへです。

受勲おめでとうございまーす。(*´▽`)ノ
この眩さ、最早当産出国の本気の1つと言っても過言では無いでしょう。
フランスはIsere、Mesage鉱山産の水晶&アンケル石&黄鉄鉱トリオです。
実サイズは40x50x35mm程の中庸なもの。
母岩に当る部分は殆ど無く、全体がこの3種結晶の集合体として成立しております。
多分消去法的にお判りかと思いますが、無色が水晶・黄色い菱方形がアンケル石・
金属光沢のころっとしたものが黄鉄鉱です。
全体的に黄色系を基調としてしかし目に痛いほどには強過ぎず、水晶と黄鉄鉱が
思い切り強烈に照る中でアンケル石がそこを行き過ぎのぎりぎり1歩手前で抑え、
集まり過ぎて固まり感が強く出てしまいそうな所を窪んだ中央部の造形が抑制する等、
とにかく全てにおいて高いクオリティがそのまま盆栽度の高さと直結した子ですね。
実はこれも結構長い事Webに掲載されており、「凄く良いけどボーダー越えてるから
現物見てにしたいし、これなら全然安価だからすぐ売れちゃうだろうなぁ」と思って
諦めていたものの何故か売れず、ショーでも予算上厳しく1度見送ったにも関わらず
残っており、晴れて私の手元に参りました。
本来はボーダーをダブルブレイク(でも妥当)していたのですが、ご厚意により幸い
ダブルは下回る形でお迎えが出来ました。
いやはや、ありがとうございました。

さて、MVP受勲の最大要因は勿論盆栽度の高さな訳ですが。
この子の場合はそれを支えるのが、極めてハイクオリティな結晶にあるという
本当の意味で私にとって「ボーダーの越え甲斐がある」子と言えるでしょう。
あくまでも私にとっては盆栽度が最上級の要求項目なので、ただキレイなだけの
結晶やサイズが大きいだけのものが高額でも無駄にしか思えません。
だったらサムネイルやマイクロで勝負出来る子を探します。
しかしこの子はその点でも問題無く、これでもう当地の本鉱3種は暫くいいだろうと、
同時にこんな強烈な盆栽が出るこの産地は凄いなと、同時に思わせてくれました。

アンケル石は初登場になりますか。
簡単に言えば苦灰石のMgがFe優位になったものです、方解石に於ける菱鉄鉱的な。
んで、どうやらこの両者は固溶体を作るらしいので、成分比は色々です。
なので、やはり苦灰石のMn置換体であるクトナホラ石とも連続します。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1アップ3
苦灰石系独特の質感はキープしている感じですね。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1アップ5
半透明ですが、光を通せばちゃんと透けます。

ってか方解石系に比べるとどうも苦灰石系は透明度に関して平均的に1歩及ばない
部分があるように感じる事が多いので、これでもかなり透けてる方かもしれません。
勿論、有名なスペイン産のような特例は別のお話ですが。

と、鉱物的なお話はこの程度。
後はひたすら本トリオの個々の素晴しさと、組み合わせの妙をどうぞ。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1アップ1
水晶は大きくありませんが、透明度と結晶の美しさがモノスゴイです。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1アップ2
黄鉄鉱は基本高鮮度の5角12面体ですが、一部貫入双晶っぽい部分も。

水晶&アンケル石&黄鉄鉱_フランス1アップ4
トリオの力は全体像だけではありません、部分毎でも遺憾無く発揮まくり。

もうこれ以上余計な説明は不要でしょう。
これだけの盆栽度とクオリティの両立、少なくとも私の手の届く範囲では余程出逢いに
恵まれない限り得られないであろうレベルで、何時も見付かるようなものではありません。
勿論今まで登場した'11赤レンガ品も個人的に「良い」と思ったものばかりでしたが、
この子はMVPを受けるべくして受けたという気も致します。

という訳で、'11赤レンガMVPでした。
我が選択に、一片の悔い無し!!


BGM:Spiritual Beggars「Mushroom Tea Girl」
    …え?「紅茶キノコの女」?(笑

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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