「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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22:44:11
どうもこんばんわ。
昨日記事の願いも空しく雨降られ男なTONGARIです。

さて今回も「合同戦利品」特集な訳ですが。
その前回から本日は…そうですねぇ、マンガンで繋げますか。

…え、マンガン出てきたっけって?
いや、入ってる「かもしれない」蛍光要因で出て来てましたよ、実際に含まれているかは
分析してみないと判らないんですけどね。(苦笑

まぁそんな訳で今回は'11赤レンガ出身、そして再度地球を裏返してこの子です。

ウロー石&レディング石_ブラジル1
ブラジル産鉱物種、順調に増加中。

複数画像なので続きへGOです。


ってか、流石にもう頑張っても記事繋ぐのが1個あるかどうかになってきた。(苦笑
そんな若干苦し紛れのマンガンで繋がるのは初お迎え鉱物となるこの2種の子、
ブラジルはミナスジェライス州、Cigana Claim産のウロー石&レディング石です。
両者共にマンガンの含水燐酸塩鉱物という、実に潔いタッグです。
実際には前者がちょいと普通の燐酸塩では無いんですが…まぁそれは後で。

実サイズは25x10x6mm程のサムネイル級で、サーモンピンクで藍鉄鉱の刃先を鈍く
したようなスタイルの結晶がウロー石、その合間に見える褐色の結晶がレディング石。
全体がこの2種から成るアグリゲートで、今のところ母岩接触跡が発見出来ていません。
残滓っぽいものも丸っきり見当たらないので、多分他の結晶とくっついて出っ張っていた
部分を採った(or取れちゃった)ものだと思われます。
状態は非常に良く、ルーペではっきり見える程度の傷やチップ等のダメージは皆無。
照りはどうだか判りませんがそれなりにあり、透明度はサイズ比で標本としては大体
この程度で普通か若干高めな部類みたいです。
色は…レディング石はこんな感じで普通みたいですが、ウロー石の方は当地産で
もう少しはっきりピンクのものもあるみたいですね。
ってかこのサーモンピンクは撮影上少々光で飛びやすく、これでもかなり近付けたの
ですが現物よりやや薄目に写っています、現物はもうちょっとばかりシャケ。
相変らず小さいのですけど、結晶の集まりがダイナミックで見応えのある子ですね。

各結晶をアップで。

ウロー石&レディング石_ブラジル1アップ4
こっちがウロー石、やっぱ何処か藍鉄鉱っぽいな…。

ウロー石&レディング石_ブラジル1アップ1
んでもってレディング石、こっちはこうやって見ると輝沸石っぽい?

ウロー石&レディング石_ブラジル1アップ2
でもレディング石の基本形は正八面体ですんで、輝沸石とは違いますネ。

尚、これにもう1種ロックブリッジ石(Rockbridgeite・暗緑~黒色)を加えたトリオが
当地のリチオフィル石(Lithiophilite)系脈風化で出来る二次鉱物として、標本と
しては名産品の1つになっております。
…ってかリチオフィル石の風化物なのね、紫石の原料なイメージが強くてちょっと意外。

そうそう、先程言い掛けたウロー石の特殊構造に付いて。

ウロー石&レディング石_ブラジル1アップ3
ついでなのでもう1枚。

ウロー石は先述の通り燐酸塩ですが、少々特殊な組成をしております。
その化学式は(Mn・Fe)5(PO4)2(HPO4)2・4H2Oとなり、(HPO4)という妙な部分が。
これは通常(PO4)として成立する燐酸基の1つ分を水酸基が置き換えた状態だそうです。
普段なら正直余りそこまで気にはしないのですが、どうやらこのウロー石はその部分を
鍵とするスタイルで「ウロー石グループ」を作っているようなので、ちと大事かなと。
お仲間はマイナー種が殆どですが、コバルト天国モロッコ・Bou-Azzer産の標本で時折
見かけるサインフェルド石(Sainfeldite)はやや名がある感じでしょうかね。
後、ウロー石には特殊な板状を示す事で呼ばれる「Bastinite」という別称が存在する
ようですが、こちらは今一つどうやって区別しているか判りませんでした。(汗

更にもう1つついでに、こっちはレディング石関連で。
レディング石も鉱物グループに所属しており、その長の名が「Phosphoferrite」。
あっと思われた方もいらっしゃるかもしれませんけど、これを日本語で無理矢理に記載
するとすれば「フォスフォフェライト」とでもなるでしょう。
…もうお察しは付いたかと思いますが、やたら紛らわしい名の「フォスフォフィライト」とは
燐酸塩という共通点はあれど全くの別鉱物になりますのでご注意。
英名も若干マシとはいえ「Phosphophyllite」なので地味に似てるかも。

とまぁ、初登場且つ希産気味な鉱物同士のタッグ故色々書きましたが。
小さい体に中々に躍動感のある造形と、私の基本産地であるブラジル産の初お迎えの
2つの要素で選んだ子です。
実際にはマンガンという金属の二次鉱物なのですが、何となくその形状や光沢感からか
沸石類にも似た優しい感じが漂ってるのはちょっと独特の気配かなとも思ったり。
何となく、二次鉱物でこういうほっとする存在って余り無いな…とか思うんですよね。

…いやまぁ、絶対どこかでそういう事他の二次鉱物に書いてると思いますけど。(苦笑


BGM:Enchant「Changes (YES Cover)」

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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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