「TWWS」~TONGARI Wood&Leather Workshop …の、一応オフィシャルサイト
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22:28:43
本日の石日記、引き続き「合同戦利品」特集です。
新宿の戦利品は現在撮影中、割と順調なのでこの特集と連結出来るかも。
でも相変らず紫外線灯の調子が悪く、蛍光画像h(ry

で。
昨日でその新宿ショーも終了したので、新宿参加業者出身品縛りを解除します。
まぁ、まだモノはあるんですけどね、順番とか色々ね。(´ω`)

んで。
今回は前回から産地で繋げて参ります。
と言っても、ストレートにコロラド産ではありません。
コロラド州でも指折りの名産品であるタッグの、しかし別産地出身となる子です。
尚、お迎えは持参依頼での'12横浜でした。

煙水晶&天河石_マラウィ1
私自身にも盲点でした。

複数画像なので続きは折り畳みへどうぞ。

そう、コロラドといえばこのタッグ…なんですが。
しかし産地はマラウィはゾンバ、煙水晶&アマゾナイト(微斜長石)です。
実サイズは35x30x25mm程でサムネイルよりはやや大きめ程度。
正面に見えるものの他、後方にも幾つかの結晶を持ったアマゾナイト群の
脇に煙水晶が1本ぴたっと寄り添った、正にコロラド名産と同じ状態の子です。
アマゾナイト自体は余り濃色ではなく、色石名的にはそこまで良質という訳では
ありませんが、長石としては非常にきっちりとした好感の持てる結晶になって
いますし、その緑もムラが強いだけで濃い部分は結構キレイだったりします。
また、両者の色味と照りが相反するような状態故に、あえて撮影時光の状態に
対して脆弱だったアマゾナイト側に各調整を併せて撮影している為に煙水晶が
随分沈んでいるように見えてしまっておりますが、実際には表面がマットで色も
濃い目なので実感こそし難いものの、きっちり光を通す高い透明度を持った子です。

ちなみに、アマゾナイトの色飛びを気にしなければ特にバックライト光源にせずとも
この程度には透けますから、むしろ優秀な方だと思います。

煙水晶&天河石_マラウィ1アップ2
ミストやクラックもインク(後述)の割には少ないですね。

これは何時もお世話になっているクリスタルワークスさんの出身。
実はずーっと前からサイトには掲載されていたのですが、他の誰でも無く自分自身が、
「ああコロラドの…割と安価だけど、ちょっと色がらしくないなぁ」という感じで見事に
見た目だけで勘違いをしていて、長い事それに気付かなかったものだったりします。
そして、今年ツーソンの少し前にサイトをチェックしておりましたらまだ残っていて、
あれまだあったのか…と詳細ページを開いて産地データを見て「へ?」と。(苦笑
1人PCの前ですっごくマヌケな声を出してしまいました。( ̄▽ ̄;

でも言われてみれば、確かに色んな条件は揃っているんですよね。
実際、自分でもアマゾナイトと一番仲の良い鉱物は何かと聞かれれば煙水晶と
答えるでしょうし、基本的にペグマタイト系出身で両産地共にその系統ですし、
アマゾナイトの緑色はペグマタイト中の微量のウラニウムが崩壊して出来た鉛を
微量に含んでいるからだという話は聞いた事がありますし、煙水晶の煙色は正に
その天然放射線で焼けて出るわけですし、両産地共に放射性鉱物出ますし、
マラウィと言えば煙水晶というくらいに、しかも微斜長石も多量に伴って多産して
おりますし、むしろ以前「何で煙じゃないんだ」って水晶を出した事もありますし。

そう考えが繋がると、今まで何故自分にその発想が無かったのか不思議なくらい。
ってか改めて自分の持っているアマゾナイト見てみると、どれも付随する石英が
希薄ではあれど煙色を帯びている(一例)のにも気付いたりして。
しかもそのちょっと後に、別店でエチオピア産の同タッグもアップされているのを
見付けたりとかして。(←コレは捕獲しませんでした
こういう関連性の強いタッグの場合、別産地で同タイプが出る例なんて幾らでも
他鉱で見ているのに、何でこのタッグではそれに気付かなかったのか。
普段から結構「発想は一度は曲げたりひっくり返したりしてみるもの」という事を
気にしていて、固定観念を何より恐れている自分としては中々に汗顔な一件でした。

そうやって、頭を切り替えて見てみますとですね。
この子は確かにコロラド産程の鮮やかさには欠けるというか華がないというか、
そんな色石的に見られた場合には数歩及ばない感じこそ致しますが、逆にこの
タッグで出来うる「マラウィ産らしさ」に関しては非常に良く出ているんですよ。
一旦それに気付くと、もう全然コロラド産には見えなくなりまして。

ちなみに後姿。

煙水晶&天河石_マラウィ1アップ1
かなり泥臭い感じ。

そもそも全体的にそう感じるのは、全身に鉄錆っぽい気配を残しているからでしょう。
これはマラウィ産のクラスターには良くある事で、むしろ普段はこれがあるから煙水晶と
白い長石のタッグに味が出ている事が多いくらいですから、むしろあって当たり前。
ってか自分が思うに、コロラド産の煙&アマゾナイトはクリーニングが異様にきちんと
されている例外であって、元々は多分こういうモノだと思うんですよ。
だって、当のコロラド産でただの長石タッグの場合にはそういうの普通にありますし。
(↑このリンク先の長石の赤はハロも混じってますが
まぁ、それでも気配自体はマラウィの方が濃く感じはしますけども。

そして、アマゾナイトをじっと見直す。

煙水晶&天河石_マラウィ1アップ5
…意外にキレイじゃん。

確かに濃色ではないですし、色ムラもキツいですが…これ、決して汚くないですよね。
むしろちゃんと半透明感もありますし結晶形も凄くキレイですし、良く見えるんですが。

あと、もう1つマラウィ産らしいところ。
それは煙水晶のインクルージョンでして、当地の煙とは名タッグであるアイツがいます。

煙水晶&天河石_マラウィ1アップ4
またやけに判り易く。

ラベルに無いのでもしかしたらアルベゾン閃石とかかもしれませんけど、雰囲気から
して角閃石系っぽさを感じないので、多分合っているでしょう。
錐輝石、ですね。

その他見辛いですが、板状っぽいものもインクしています。
コレに付いては若干推論はあるものの、根拠薄弱なので言及はやめておきましょう。

煙水晶&天河石_マラウィ1アップ3
「E」が頭文字のあの2種とか、ね。

で。
そう考えると、単純に「アマゾナイトが出る場所で煙水晶タッグがありえる」とした場合。
mindatで確認出来るだけでもこれだけの可能性がある訳ですよ。
勿論全ての産地に「素質」が揃っているのかは判りませんが、探せば色々出て来る
可能性は捨て切れない訳で。
もしかしたらその中には、美しさでコロラド産を上回っちゃう子もいるかもしれない訳で。
そう思うと、先入観の怖さとこれからの出会いへの期待が同時に膨らんじゃう訳で。

そんなこんなで。
この子に出会って以来、石を見る時の発想の飛ばし方に更に注意するようになりました。
そういう意味で、恩人と言うか恩石と言って良い、私をまた1歩進めてくれた子でして。
「盆栽」と同様、私が大事にする要素の一つ「思い入れ」が非常に強い1品なのです。

本当に、先入観というヤツは怖い存在です…。


BGM:Jewel「Till We Run Out Of Road」



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TONGARI Take

Author:TONGARI Take
多趣味過ぎて常にテンパってる人。実はクラフト歴まだ浅いので、発想勝負。石は鉱物・岩石何でもありの鉱物-造形美好き中間派。パワーストーンは「何やら不可思議神秘系」ではなく、「天然造形芸術力」という意味で信じているタイプ。言うなれば「鉱物無頼・盆栽派」。

石に付いては色々書いていますが、全て「補足」です。本質の一端を知る為に調べた事を書き連ねている事が多いです。皆様はそれに囚われることなく感じたそのままにご覧いただけると嬉しいです。
なお、石暦は3年半を過ぎました、まだまだ精進の身です。 orz

尚、石画像は標本写真と言う意識は殆ど無く、「現物に出来るだけ忠実なグラビア」的指向で撮影しています。
完全再現を求める標本写真がお好みの方には合わないかもしれませんが、その点はどうぞご了承の程お願いします。

使用カメラ:Canon IXY Digital 20IS
コレしか持ってないしー。

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